ryuonの日帰り入浴ってどんな感じなの？
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
12:00〜15:00
▶日帰り入浴料
2750円
▶タオル
バスタオル・フェイスタオルレンタル付
▶お風呂の数
内湯露天（男1・女1）
▶サウナ
あり
ryugonの外観と館内
ryugon（龍言）は六日町温泉にある古民家ホテル。
超おしゃれな美食宿。
ミシュランガイドにも掲載された新潟を代表する有名旅館です。
もちろん宿泊すればそれ相当のお金がかかる本物の超高級宿。
スイートルームは部屋代だけで10万近くします。
日帰り入浴なんてやっているわけない！と思っていましたが、南魚沼のお湯印帳という日帰り入浴ガイドに名前が載ってました。
えっ うそ？
ということで急いでやってきました。
ちなみに電話してみたところ、予約もいらないのだそう。
このクラスの宿が、そんなに手軽に利用できるなんて信じられません。ちょっと緊張します。
かつては龍言といいましたが、最近アルファベット表記になったようです。ロゴもかっこいい！
建物は新潟の本物の古民家を移築しています。
梁を見せる切妻屋根の建物はいかにも新潟らしい。
移築された古民家の中には重要文化財も含まれているそう。
玄関は右の棟です。
館内もすごいです。
豪農の館とモダンが調和したような空間。
龍言の提灯がずらっと並んでいます。
見事な組子細工が施されたロビー。
気になる日帰り入浴料ですが2750円。
バスタオルもフェイスタオルも付いております。
日帰り入浴は12時から15時までで3時間ゆっくり滞在してオッケイ。
この宿をゆっくり体験できて、その値段なら逆に超安いと思います。
だって熱海や箱根なら、普通の宿でも日帰り入浴はそれくらいはしますし。
ラウンジの中央にはアートのような囲炉裏。
大地の芸術祭の作品のような空間はため息ものです。
これが新潟を代表する旅館の実力。
とにかく新潟の魅力を詰めこんで、極限までハイレベルにした感じの宿。
すごい。これは何でしょう？
アート作品かと思いましたが、チェックイン用のソファー。もちろん座っても大丈夫です。
「お菓子とドリンクをご用意しております」
えっ？日帰り入浴客にそこまでしてくれるなんて。
瓶の中にはお煎餅とホームパイ。
お菓子は食べ慣れた庶民のお味で落ち着きます。
ドリンクはアイスコーヒー、レモン水、アイスティーの3種類。
ボトルがオシャレすぎて、どのように使えばよいか試行錯誤。
グラスの場所もオシャレな引き出しの中で、戸惑う。
慣れない高級旅館にうろたえてしまいました。
こちらは座敷の間。
ここが登録有形文化財での建物。
漢字のふすまがかっこよくないですか？
欄間や書院障子が見事で、いかにも古民家らしいですが、調度品はオシャレ。
この雰囲気は、豪農の宿として知られる岩室温泉の高島屋にも似ています。
座布団も色とりどりでかわいい。
館内見学はひとまずこれくらいにしてお風呂へ。
館内は基本的に畳敷きなのでスリッパは不要。
客室が並ぶ廊下を進みます。
いいなあ いつか泊まってみたい。
途中中庭が見えました。
ryugonの温泉
行き止まりがお風呂になっています。
脱衣所も古民家風で雰囲気が徹底されています。
レトロな体重計や黒電話もいい感じですね。見慣れない形の体重計。
乗るのは怖かったのでやめておきました。
アメニティ。普段は使いませんが、貧乏性なのでこういう旅館のやつは使います。
こちらが大浴場。
蔵造りのお風呂で天井が高くなっています。
全体的にシックな雰囲気。
シャンプーやボディーソープもいいやつそうだったので、しっかりお試し。とてもいい香りでしたわ。
お湯は少し熱め。手前は寝湯になっています。
泉質はナトリウム-塩化物泉。
六日町温泉はどの旅館も源泉は同じです。
循環消毒はありです。
左にあるのはサウナ。
大きくはありませんが超きれい。
こちらが露天風呂。
奥に見えるのは宿のスイート棟。こちらも古民家なので絵になりますねえ。
魚沼の自然と古民家ビューの露天風呂も素敵です。
まだ8月ですが、どことなく田んぼの稲の香りがします。
なんともノスタルジーな気持ちになりますね。
こちらはちょっと涼む用のお休み処。奥は水風呂です。
ryugonの館内散策
お風呂上がりにまだまだ館内探検。
だって３時間も滞在できるので。
訪れた12時台にはお客さんがいっぱいでしたが、お風呂を上がると、おや？誰もいない。
どうやらこのお宿、チェックアウトが12時だったよう。
さすがはいい旅館。
新潟の古民具もオシャレにディスプレイ。
ヴィラスイートに続く回廊。
この先が1泊10万円。。。
火焔式土器のレプリカ。
十日町で発掘されたものは国宝になっています。
ここはガーデンラウンジ。半個室のようにソファーが置かれていて、日帰り入浴でもこちらでくつろぐことができます。
お庭もオシャレですねえ。
お庭からは宿の全容を見ることができます。
新潟らしく錦鯉がわんさかいる池。
帰りに売店ものぞいてみました。
ありきたりなお土産なぞは全く売っていません。
魚沼の日本酒や小千谷縮の小物などハイセンスなものが並びます。
ここでしか買えないという鶴齢の生原酒があったので購入。
お値段1800円くらいで意外とお手頃。
八海山の「百」というお酒があったのですが、なんと13万円！！
うーん ちょっと見るだけに。
いやあ、すごかったです。
日帰り入浴は2750円ですが、とても満足度が高い。
ちなみに左側の建物にもちょこちょこと気になるものが入っています。
お汁粉やお団子がいただけるカフェ。
こちらの宿は体験プログラムがめちゃくちゃ豊富。
おばあちゃんによるかまどでの料理教室や、
田園風景のサイクリングなど、多彩なメニューが用意されています。
宿泊や日帰り入浴だけだけではなく、いろんな形で利用できそうです。
以上、ryugonの日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか？
六日町温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
日帰り入浴してみた感想まとめ
ryugonは新潟の魅力を凝縮してハイセンスにしたような旅館。
こんな高級旅館に日帰り入浴できるなんてなかなかありません。
他は若いカップルのお客さん1組のみで、この贅沢な宿を貸し切りのように楽しむことができました。
日帰り入浴できるとは普通思わないので、知る人ぞ知る穴場です。
これで3000円しないなら絶対安いと思います。
かなりオススメですよ。
《訪問日》2024.8.12
ryugonの泉質と効能
✓源泉 13号源泉、六日町温泉第15号井
✓温度 52.9度（高温泉）
✓pH値 7.7（弱アルカリ泉）
✓成分総計 1252mg
