蓼科グランドホテル滝の湯の日帰り入浴ってどんな感じなの？
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・とにかく大きな露天風呂に入りたい
・湯上りにゆっくり休憩したい
・子供連れでも楽しみたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
13:00〜21:00（受付20:00まで）
▶日帰り入浴料
1500円
▶タオル
200円
▶お風呂の数
内湯露天（男1・女1）
内湯（男1・女1）
▶サウナ
あり
蓼科グランドホテル滝の湯の外観と館内
滝の湯や親湯など複数の温泉の総称で、国道299号沿いに旅館やホテルが点在しています。
開湯は平安時代に坂上田村麻呂によるとする説や、武田信玄が発見したなど諸説あります。
秘湯的な雰囲気が強い奥蓼科温泉郷とは異なり、別荘地の中にある温泉で、秘湯的な宿は少なく、大型ホテルが多いエリアです。
蓼科グランドホテル滝の湯は、蓼科温泉郷でも最大規模を誇る旅館。
客室数は160室を数えます。
戦前は交通の便が悪かった蓼科温泉郷。いち早くこの地にバスを運行させたのも滝の湯で、この地域では中心的な旅館です。
日帰り入浴も昔から歓迎のお宿。
館内は最近リニューアルされたばかりなのか、とにかくオシャレでびっくり。外観はちょっと古い感じもしましたが、館内は雲泥の差です。
日帰り入浴は1500円。
スタッフの対応もさすがで、一流ホテルという感じ。
ちょっと高い感じもしますが、この雰囲気なら納得ですわ。
タオルもしっかりロゴ入りでした。
ラウンジの中央には暖炉があり、北欧風の雰囲気。
お客さんは家族連れが多い印象でした。
こちらはオシャレなカフェ。
ホテルの中とは思えないくらい。
軽食やケーキと日帰り入浴がセットになったプランもあり、2200円で利用できます。
宿のすぐ横を流れる滝の湯川。
滝の湯川に面してテラス席もありました。
渡り廊下で渡った先に、渓流露天風呂と大浴場があるお風呂棟があります。
ホテルが非常にデカいので、渓流露天風呂まではなかなか遠いです。
ちなみに大浴場も日帰り入浴で利用可能ですが、15時から。
13時のオープンちょうどに訪れたので、この時間帯はメインの渓流露天風呂のみ。滝の湯は渓流露天風呂が有名なので、渓流露天風呂に入れれば満足。
ただ、料金は変わらないのでコスパ的には15時以降のほうがいいかも。その時間は宿泊客がチェックインするので混み合うのがちと難点。
お風呂棟2階。
渓流露天風呂はさらにこの先。
温泉湯あがり通りという名前で、左手には貸切風呂が並びます。
右手にあるのはリラックスエリア森の音。
この休憩スペースがすごかった。
もうオシャレすぎてびっくりです。
中央にある木は本物のそっくりですが、触ってみたらフェイク。
白樺の木を使用したリラックスルーム。本当に森の中にいるような気分になります。
ちなみに滝の湯には室内アスレチックルームなどを備えた巨大なキッズパークもあります。これは子どもも喜びそう。
さらにすすむと渓流露天風呂専用のエレベーター。
逆側の扉が開くという駅のようなエレベーター。
この先がようやく渓流露天風呂です。
蓼科グランドホテル滝の湯の温泉
お風呂入口。
脱衣所もかなりすごい。
渓流露天風呂自体も2016年にフルリニューアル。
以前来たことがありますが、全然雰囲気が違っていてびっくり。
脱衣所だけでこの広さ。ちょっとしたホテルのお食事処並みの規模です。
パウダールームや洗面台も超充実。
リニューアルされたばかりなので清潔間が半端ないです。
お風呂もかなり広いです。
大浴場を挟んで露天風呂が２つ。サウナもあります。
こちらは滝の湯名物の棚田露天風呂。
渓流沿いに3段に分かれた露天風呂で、一の湯から三の湯まであります。温度はほぼ変わらず。
滑りにくい十和田石を使用し、ヒノキ材で縁取られています。
棚田露天風呂からは滝の湯川がすぐそば。
渓流音を聞きながら入浴できます。
まさに蓼科の大自然を満喫できる露天風呂です。
源泉は23度と冷たいため加温されており、循環消毒もあり。
泉質名がない温泉で、メタケイ酸とメタホウ酸の項目で温泉法上の温泉に該当します。
メタケイ酸は保湿力を有し美肌成分として知られますが、こちらは114mgと比較的多めに含まれています。
こちらは大浴場の大岩湯。
ドーム型の浴室の中央に巨大な岩が据え付けされています。
120万年前の八ヶ岳の火山活動でできた溶岩が冷えて固まった安山岩だそう。マニアックな解説が書いていたので、気になる方は読んでみては。
さらにその先にあるのが信玄湯という露天風呂。
滝の湯でも最上流にあるお風呂で、お湯に浸かればこんな景色。
個人的にはここが一番気に入りました。
渓流も露天風呂のすぐ先を流れています。
この信玄湯だけ源泉が別
こちらはナトリウム-炭酸水素塩泉。
源泉温度は48度で鉱泉ではなく、れっきとした温泉です。
重曹は肌の角質を落とし、クレンジング作用もあるため、こちらも美肌の湯として知られます。
しかも、こちらはメタケイ酸が255mgとかなり多めに含まれています
以上、蓼科グランドホテル滝の湯の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか？
蓼科温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
滝の湯は蓼科温泉で最も有名で大きな宿。
圧巻のスケールの渓流露天風呂とリニューアルされたばかりのピカピカの館内。万人受けする温泉だと思います。
家族連れのお客さんも多い印象。
美肌効果のある泉質が勢揃いの泉質で、特に女性におすすめです。
オープンと同時に訪れたので、誰にも会わずに独り占めできました。
蓼科グランドホテル滝の湯の泉質と効能
✓源泉 滝の湯露天風呂
✓温度 48.1度（高温泉）
✓pH値 7.5（弱アルカリ性泉）
✓成分総計 1715mg
✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
