横谷温泉の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・ワイルドな露天風呂に入りたい
・設備充実の大きなホテルで入浴したい
・夏にぴったりの温泉に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
11:00〜20:00
▶日帰り入浴料
1540円
▶タオル
220円
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶サウナ
なし
横谷温泉の外観と館内
宿は一軒宿で約100年前に創業した老舗旅館です。
宿の先々代が大正12年にこの地で自噴する温泉を発見し、旅館を創業しました。
客室数は80室を数える大きなお宿です。
渋川の渓谷沿いにあり、乙女滝など景勝地も近い場所にあります。
別荘が立ち並ぶ国道沿いから、一本道を少し進んだ先にあります。
駐車場はかなり広い。
日帰り入浴なので少し遠慮して第二駐車場へ。
玄関はこんな感じ。
秘湯的な雰囲気の場所にあるのですが、旅館は結構立派でびっくり。
高級和風旅館といった雰囲気です。
ただ、宿泊費はそこまで高くはなく、比較的リーズナブルな旅館です。
玄関を入ると謎の広い空間。ここはロビーではなく、わざわざエスカレーターで2階へ。
こちらがロビー。吹き抜けになっていて、茶室的なものがあったりと贅沢な空間。
広い売店もあります。
日帰り入浴は1540円でちょっと高い。
値段も秘湯のお値段ではなく、ちょっといい宿の料金設定。
横谷温泉旅館は縦に長い宿。
ロビーからひたすら真っすぐに渋川の上流側に向かって進みます。
大浴場入口。こちらもかなり立派。
木造の脱衣所が雰囲気ありますね。
横谷温泉の温泉
こちらが大浴場。
渓谷側に窓が大きく取られており、明るい雰囲気の浴室です。
お湯は見事な茶褐色。
泉質は単純鉄冷鉱泉。
八ヶ岳山麓に湧く温泉では唯一の含鉄泉で、鉄分を22mg 含んでいます。
そもそも含鉄泉自体が非常に珍しい。
こちらは炭酸ガスも737mgと比較的多めに含んでいます。
八ヶ岳周辺の温泉は冷鉱泉で、炭酸ガスの含有量が多い特徴があります。
源泉は19度ですが、内湯は加温されており、循環消毒もありです。
横谷温泉は渓谷沿いの露天風呂がオススメ。
内湯は短めにして、そそくさと露天風呂へ。
こちらは19度の源泉かけ流しのお風呂。
真夏でもこれはかなり冷たい。
温冷交互浴が良いらしく、疲労回復、冷え性改善、なんとダイエット効果もあるそうです。
ゆっくりゆっくり徐々に体を沈め、
とりあえず頑張って肩まで浸かりました。
露天風呂はもう一つあります。
こちらがメインの露天風呂。こちらは普通の温度に加温されています。
旅館は高級和風旅館のテイストですが、露天風呂は秘湯そのもの。
野趣あふれる大きな露天風呂です。
露天風呂は内湯と異なり、キレイな青緑色のお湯。
源泉は同じで、こちらも循環消毒あり。
温度や気温で色が変わるのかも。
渓谷音が聞こえる大自然の中の露天風呂。
湯船の深さは3段になっており、奥に行くほど深くなっています。
ちなみに以前訪れた際は逆側が男性用になっていました。
どちらかと言うとこちらのお風呂がおすすめ。
こちらも露天風呂が2つあります。冷たい源泉風呂はなく、どちらも加温でした。
こちらは第一露天風呂。
そこからさらに先へ進むと第二露天風呂があります。
鉄パイプで組まれた簡易の屋根がなんともワイルド。
この通路は裸で異動しますが、これがなかなか長く、探検気分でワクワクします。
最上流部にあるのが第二露天風呂。
巨石が配されたこちらもワイルドなお風呂です。
日によるのかもしれませんが、この日は露天風呂も強い茶褐色。
いかにも含鉄泉らしい色です。
こちらは露天風呂から渋川の渓流が手に取るように眺められます。
以上、横谷温泉の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
蓼科温泉郷に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
日帰り入浴してみた感想まとめ
横谷温泉旅館は建物は高級和風旅館の雰囲気ですが、露天風呂は秘湯のようなワイルドさがあります。
奥蓼科温泉郷の露天風呂ではナンバーワンの秘湯感。
日帰り入浴料がちょっと高いのが難点ですが、他のお客さんにはほぼ会わずにゆっくり入れました。
泉質も珍しい含鉄泉なのでオススメです。
横谷温泉の泉質と効能