こんな人におすすめ
・登山後に温泉に入りたい
・本物の秘湯に入りたい
・天然の炭酸泉に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
10:00〜15:00
▶日帰り入浴料
1000円
▶タオル
440円(ロゴ入り)
▶お風呂の数
内湯(男1・女1)
▶サウナ
なし
唐沢鉱泉の外観と館内
戦国時代に武田信玄が兵の療養に使ったと言われていますが、詳しい開湯時期は不明。
天狗岳の登山口となっているため、多くの登山客で賑わいます。
一軒宿の鉱泉です。
八ヶ岳には鉱泉が点在。他に赤岳鉱泉、夏沢鉱泉ながありますがこちらは徒歩でしか行けない完全なる山小屋温泉。
唐沢鉱泉は車でこそ行けますが、現在でも舗装されておらず、ダート道を進む必要があります。
この分岐を左に進むと唐沢鉱泉、右に進むと夏沢鉱泉などに通じる登山口に至ります。
ダート道は比較的フラットですが、所々にわだち掘れがあったするので、ちょっと気を使います。
以前、軽自動車で行った実績がありますが、できれば堅牢な四駆車が安心。
およそ20分ほどダート道を走ると到着。
標高1870mという高所にあるため、真夏でも涼しいです。
宿のwi-fiはありますが、携帯の電波もほぼ入らないような本物の秘湯。
その割には建物はとてもキレイ。
平成6年に建てられているため、レトロな雰囲気などはなく、むしろちょっとオシャレなロッジのような雰囲気。
こんな山奥ですが自販機があるのはありがたいです。
八ヶ岳への登山口にもなっているため、こちらの宿は登山客が多い。
日帰り入浴も歓迎なので、登山シーズンは割と混雑します。
そこで!登山客の方もまだ来ないであろう午前10時のオープンを狙ってやってきました。
館内。すごく愛想のいい、かわいらしいおばあちゃんが受付。
日帰り入浴は1000円。ちょっと早かったのですが、快く入れてくださいました。
タオルは440円とちょっと高いのですが、ロゴ入りです。
好きな色を選ばせてくれます。
こちらはリアルなキノコのガチャ。
椎茸やエノキダケの再現度は秀逸なので、私も知っているガチャでしたが、こういう風に売ってるなんて。
カプセルのまま売っているので、お好みのきのこを選べます。
館内は色とりどりのドライフラワーが飾られ、なんとも華やかな雰囲気。
10年前に訪れた時はなかったのですが、随分と印象が変わりました。
びっくりしたのは食堂の天井。
こちらにもびっしりとドライフラワーの花束。
ちょっと感動ものです。
お風呂は2階。山側に向かってどんどん進みます。
こちらにもドライフラワー。
高山植物の写真も華やかです。
唐沢鉱泉は山小屋に近い施設でありながら、トイレが超きれい。
なんとウォシュレットも完備で、清潔そのもの。
こちらはお風呂前にある談話室的なところ。
とにかくマンガ本がたくさん。山奥でも退屈しませんね。
これは熊の剥製でしょうか?
唐沢鉱泉の温泉
大浴場入口。
脱衣所。
こちらが大浴場。
午前中に訪れたので誰もいない!これはラッキー。
苔むした天然の岩が配置された浴室。
この雰囲気は他ではちょっとみない唐沢鉱泉独特のもの。
室内ですが本物の木まで生えちゃってます。
窓も大きく浴室も明るいので、露天風呂がなくても満足。
中央にある湯口を境に奥が少しぬるめ、手前が少し熱めです。
冷たい源泉はそのまま奥の浴槽にも流れているので、湯口に近いところはぬるめになっています。
全国的に見ても珍しい泉質で、炭酸ガス以外の成分はほぼ含まれていません。
温度は10度でまさに天然の炭酸水といったところ。
飲んでみるとまさにサイダーのようなお味。
さすがに10度では冷たすぎて入れないので、加温されています。
加温すると炭酸ガスが飛んでしまうため、シュワシュワ感はそこまで強くは感じません。
炭酸の源泉を味わってみたい!という方にオススメなのでが、こちらの打たせ湯。
ここは冷たい源泉がそのまま使われています。
しかし。真夏でもこれに当たるのはなかなか気合が必要。
私にはちょっと無理でした。
カランも充実。シャワーもしっかりありました。
帰りに先程のおばあちゃんから、「いかがでした?誰もいなくても良かったでしょう」とお声がけ。
日帰り入浴も人気の温泉。誰もいなかったのはかなりラッキーだったのかも。
湯上がりに先程の食堂に立ち寄ってみました。
こけももジュースなる珍しいものがあったので注文。
1杯660円でジュースにしてはかなり高級です。
フロント前のソファーまで持ってきてくれます。
こちらがこけももジュース。
飲んでみるとかなり野性的な独特のベリー系の香り。
酸っぱさもあり、味もかなり濃いのでゴクゴクいけるものではありませんが。。
クセはありますけど美味しいです。
コケモモは高山の岩場などに生えるらいですが、果実は小さく、これだけ集めるのはなかなか大変だと思います。お値段が高いのも納得。
ちなみに宿の前には源泉地帯があります。
苔むした感じもいいのですが、そこに青白く透き通った源泉。
見た目にもキレイなので、見学者の方もチラホラ。
唐沢鉱泉に行かれた際は源泉地帯の見学もオススメです。
以上、唐沢鉱泉の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
唐沢鉱泉はダート道でしか行けない秘湯。
フラットダートですが、運転に自信がない方はやめた方がいいかも。
山奥の宿の割には、建物はキレイで快適に過ごせます。
登山客にも人気のため、混みあわない午前中がオススメ。
唐沢鉱泉の泉質と効能