基本情報
【日帰り入浴時間】
要確認
【日帰り入浴料】
1100円
【タオル】
150円(ロゴあり)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯(貸切2)
露天(貸切1)
【公式HP】
なし
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0460-82-2401
泉質
■源泉
■泉質
■温度
53.5度
■pH値
pH8.1
■成分総計
965mg
神奈川県 宮ノ下温泉ってこんなところ
箱根湯本、塔ノ沢、堂ヶ島、芦ノ湯、底倉、木賀温泉などともに箱根七湯と呼ばれます。
宮ノ下温泉は約600年前に開湯したと言われる温泉。
江戸時代には大名の湯治場としても利用されました。
1878年に日本初のリゾートホテルとして富士屋ホテルが開業。
横浜開港とともに外国人保養地として発展してきました。
富士屋ホテルを中心に温泉街がありますが、箱根でも比較的高級な温泉で日帰り入浴はほぼ不可。
一件のみ可能です。
狭い路地裏にあるひなびた宿
月廼屋(つきのや)旅館は宮ノ下温泉の高台にある旅館。
くねくねとした坂道を登り、かなり細い路地の先にあるのでひやひやします。
宮ノ下温泉は富士屋ホテルばかり有名ですが、こんなひなびた宿があったなんて。
宮ノ下温泉で日帰り入浴できる貴重な旅館です。
日帰り入浴可能か電話したところ、「今日はお客さんが多いので露天風呂は無理ですが、つくりの変わった内湯で良ければ大丈夫です」とのこと。
「つくりの変わった内湯」って何なのだろう??
すごく狭いお風呂か、とんでもなくいびつな形のお風呂なのか。
すごく気になりましたが、入れるだけでも十分なので、伺う時間を伝えてやってきました。
こちらがロビー。野点傘で和風な雰囲気。
女将さんがニコニコと笑って待っていてくれていました。
「つくりの変わった内湯だけど本当に大丈夫?」
「だいぶ変わってるけど何かで見た?」
逆にそこまで言われると気になります笑
でもなぜか、何がどう変わっているかは教えてくれないのです。
日帰り入浴料は1100円。
お金を払うと「はいこれ ささやかですけどお守りみたいなもん」と可愛らしいアイテムをいただきました。
タオルは150円。ロゴ入りです。
100円におまけしてもらいました。
いろいろとやばい 神聖なお風呂
気になるお風呂は2階。入口まで女将さんが案内してくれます。
なっなんだこれは?
御札がたくさん貼られ、入口は鳥居になっていました。
入口からして相当あやしい。
猿田彦の神を祀っているそうで「奉賛会会員以外の入浴を禁ず 教祖」と書いてあります。
私会員じゃないですけど大丈夫なのかしら?
教祖と書いてはいましたが、あやしげな宗教的なものではないようです。
良縁、出産、家庭円満のご利益があるそうですが、「男性完とともに美しい女性を造ると言われている」とのこと。
ということでお風呂はこんな感じ。
最初何が変わってるのだろうか?と思いましたが。
よく見ると、あーなるほど。
いわゆる金精様です。
道祖神と書かれていましたが、にしてもリアル。
ブログで紹介して良いのかはばかられるほど。
まあ湯口もそうなりますよね。正直これが一番リアル。
ここまでやったらさすがにダメなような。。
泉質は単純温泉。おそらく循環消毒ありだと思われます。
しかも一本じゃないんです。
もはや全部がそうなんじゃないかと思うレベル。
そして良く見たら、湯船もただのタイル風呂ではありませんでした。
入口から見ても気づきませんでしたが、このアングルからみると何だかやっとわかります。
湯船の形もそれに合わせるという気合の入れよう。
男性だけではなかったとは。。
触られすぎてタイルが剥がれたとか。
もちろん私はそんなことしませんよ。
確かに相当変わった造りです。
ちなみにこのお風呂、かつては男性専用だったようです。
そりゃそうだ、、
現在は貸切風呂になっていて女性も入れます。
ただ、未成年はやめたほうがいいかもですね。
女将さんによると、このお風呂は相当前からあったそうで、いつからあるのかはわからないのだとか。
ちなみに宿自体は100年以上前の建物らしい。
お風呂上がりに女将さんと会話。
「どうだった?」
「確かに相当すごかったです」
「若いお兄さんの前で言うのもなんだけど、これ先代の趣味」
玄関にあった木の衝立。実はそういうものだったらしい。
確かによく見ればそう言う風に見えるかも。
ちなみに月廼屋旅館はこのお風呂だけではありませんのでご安心を。
露天の岩風呂がどちからと言えばメインで、こちらは新田義貞が刀傷を癒したと言われるすごいお風呂なのです。
次回は岩風呂に入りにリベンジします。
女将さんはなかなか気さくで、帰りに冷たい天然水までいただきました。
ありがとうございました。
温泉分析書 食塩系の単純温泉
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。 こちらは965mgのため、惜しくも単純温泉です。 単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。 もし1000mgを超えていればナトリウム-塩化物泉となる温泉です。