吉池旅館の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・ジャングル風呂に入りたい
・源泉かけ流し温泉に入りたい
・庭園散策も楽しみたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
13:00〜20:00
▶日帰り入浴料
2200円
▶タオル
270円
▶お風呂の数
内湯(男1)
露天(男1)
内湯露天(女1)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
0460-85-5711
吉池旅館の外観と館内
吉池旅館は湯本橋にほど近い箱根湯本の中心部にある旅館。
外国人観光客も多く、人通りが絶えないエリアです。
創業は1940年の老舗旅館で、箱根でも指折りの知名度を誇ります。
吉池旅館は、一万坪を超える広大な敷地に池泉回遊式庭園を持ち、庭園を囲むように本館、池の棟、山荘の3つの客室棟が並び立ちます。
その他にステーキハウスも併設。
正統派温泉旅館にステーキハウスとは異色ですが、こちらもなかなか有名です。
お値段は一万円前後なので、ふらっと立ち寄れる値段ではありませんが。。いつか行ってみたい。
さっそく館内へ。
割と高級なお宿なのですが、日帰り入浴も歓迎してくれます。
ロビーからは宿自慢のスケールの大きな庭園。
日帰り入浴は2200円。安くはありませんが箱根湯本ではこれくらいが普通です。
タオルはなかなかカッコいいので購入がオススメ。
料金を支払うとこのような地図がもらえます。
吉池旅館はちょっと複雑な館内なので地図はマストアイテム。
男性用の内湯と露天風呂は少し離れたところにあります。
日帰り入浴は13時から。ちょっと早く訪れたので「よろしければお庭を散策してお待ち下さい」とのこと。
ということで先に庭園散策と行きますか。
山月園と名付けられた広大な庭園は明治末期の1908年の造営。
吉池旅館が創業するよりも前からあった庭園です。
もともとこちらの庭園は三菱財閥の旧岩崎家別邸があったところ。
二代目の岩崎彌之助の別邸です。
庭園の中心には今でも立派な建物が残っており、国の登録有形文化財となっています。
写真の和館の他に洋館もあったそうですが、洋館は関東大震災により倒壊。現在は残っていません。
その他にも真光園という茶室。
これは徳川宗家から吉池旅館が譲り受けたもの。
なにやらスゴイものだらけの庭園。これだけでも相当な見応えですな。
お庭だけの散策もできるようで、その場合は500円。
日帰り入浴料には庭園散策代も入っているので、そう考えるとお得かも。
庭園散策の後はお待ちかねのお風呂へ。
エレベーターに乗ったり、客室が並ぶ廊下を進んだり。
玄関から最も奥側にあるため、ちょっと遠いです。
廊下からは地面の高さで庭園が望めるような憎い仕掛けも。
吉池旅館の温泉
お風呂入口。
広い湯上り処。温泉プールも併設しています。
シックな雰囲気の脱衣所。
こちらが大浴場。なっ なんだこれは??
老舗旅館のお風呂とは思えない奇抜な南国風呂。
何でも、もとは温室だったものを改造したらしい。
こんなお風呂は見たことないです。
意表を突かれてちょっとびっくり。
温室風呂の片隅にはなんと洞窟風呂もあります。
密林のジャングルに潜む洞窟的な雰囲気。
中は洞窟という感じではないのですが、冒険感を味わえるアトラクションという意味ではとても面白い。
それにしても不思議な雰囲気。
ジャングルと温泉というなかなか出会うことのない組み合わせ。
いわきのハワイアンズ的にも似た雰囲気ですが、ここが箱根というのだから驚き。
しかもこちらのお風呂は源泉かけ流し。
どうりで塩素臭もなく、温泉として極上の入り心地なわけです。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉。
成分総計は3000mgを越え、箱根湯本で最も濃い源泉です。
温度も少しぬるめの適温で、ゆっくりと落ち着いて入れます。
吉池旅館は6本もの源泉を所有し、毎分720リットルという豊富な湯量を誇ります。源泉かけ流しには相当こだわっているようで、加水も加温もない源泉100%です。
ジャングル風呂でかなり満足してしまったので、別な場所に露天風呂があることをすっかり忘れてしまいました。
露天風呂はまた今度訪れます。
以上、吉池旅館の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
箱根湯本温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
吉池旅館は100%完全源泉かけ流しの温泉が楽しめる宿。
箱根湯本の大型ホテルは、ほぼ循環消毒ありで、あっても小さな源泉風呂だけなのです
が、吉池旅館は、プールのような広大な湯船すべて源泉かけ流し。
泉質的にも箱根湯本で最も濃い源泉。
これは温泉マニアも大満足。
ジャングル風呂も特徴ありまりくりで面白いです。
日帰り入浴は箱根価格で高いですが、庭園散策も楽しめるので高くはないと思います。
吉池旅館の泉質と効能
✓源泉 湯本第12、72、84、89、99、112号混合泉
✓温度 63.8度(高温泉)
✓pH値 8.0(弱アルカリ性泉)
✓成分総計 3189mg