基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜20:00
【日帰り入浴料】
1000円
【タオル】
300円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★★
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0269-33-2181
泉質
■源泉
喜四郎の湯
■泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(含石膏食塩泉)
■温度
51.4度
■pH値
pH7.1
■成分総計
1051mg
大正時代建築の趣ある木造旅館
湯本旅館は渋温泉の中心部にある木造2階建ての旅館。
創業は400年を超える渋温泉でも有数の老舗旅館です。
素泊まりや朝飯付が基本で、夕食付きプランは近郊の飲食店で宿が監修した料理をいただくという面白い旅館です。
渋温泉は細い石畳の路地沿いに趣ある木造旅館が立ち並び、古き良き日本の原風景のような雰囲気が魅力。
渋温泉といえば有名なのは金具屋。
斉月楼と呼ばれるこの建物は千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われる旅館の一つ。宮大工が当時の技術の粋を集めて建築した見事な建物です。
夜になるとこの通り見事にライトアップされ、道行く人が足を止めてパシャとパシャと写真を撮っています。
確かにこの建物は圧巻。
ただし、金具屋は日帰り入浴なんて受付けてくれません。
電話したところ連れなく断られました。
さすがに金具屋には叶いませんが、湯本旅館の建物も負けてはいません。
大正時代に造られたという建物は往時の姿を今にとどめており、渋温泉では金具屋の次に立派な木造旅館と言っても過言ではありません。
夜の雰囲気もなかなかいい感じ。
湯本旅館に隣接するように外湯の渋大湯があります。
渋温泉は外湯めぐりも人気。
九つある外湯を巡れば、苦労を流し厄除けのご利益あると言われています。
外湯巡りは渋温泉の宿泊者限定。
各旅館で鍵を借りて外湯を巡り、スタンプを押していきます。
下駄を履いた宿泊客が外湯を巡る姿は何とも温泉情緒溢れる光景です。
外国人も訪れる日帰り入浴歓迎の旅館です
湯本旅館は日帰り入浴歓迎の宿。
メインストリート沿いに「極上の湯あります!」と書いてあります。
英語でも看板を出しており、外人向けにもアピール。
この看板見たのか、欧米系の外人のお客もさんも。
さっそく館内へ。
玄関中央には大きな銅鑼。
宿泊客が到着すると銅鑼でお迎えするようです。
なかなかいい音を出していました。
ロビー。磨き抜かれた床が歴史を感じます。
女将さんは男気ある感じのサバサバとした喋り方。
日帰り入浴は1000円です。
貸切の露天風呂もありますが、そちらは別料金で2000円です。
お風呂は一階奥。半地下のような場所にあります。
入口からして、なんともいい感じのレトロさ。
アーチの天井にレトロな照明。
箱根の老舗旅館にでも来たかのような凝った作りです。
熱いのに熱くない!不思議なほどに気持ちいい極上湯
脱衣所。
こちらが内湯。いきなり大きな柱があるので分かりにくいですが、
左側に湯船があります。
木で縁取られたタイルの湯船。
渋温泉は基本的に熱い。外湯もかなり熱いので、こちらも相当熱いだろうと思っていました。
ちょっと足をつけてみると、やっぱりちょっと熱い。
なんですが、一度お湯に身を沈めればあら不思議。
ずっと入ってられるような気持ちよさ。
決してぬる湯ではないのですが、この溶けるような感覚は初めて。
これにはびっくりしました。
まさに極上の湯。気持ち良すぎてウトウトしてしまうほど。
カエルが鎮座する湯口。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
旧泉質名では含石膏食塩泉です。
渋温泉は基本的な混合泉を共同して使用しているのですが、こちらは喜四郎の湯という湯本旅館だけの自家源泉。
さすがは湯本の旅館です。
源泉温度は51度で渋温泉の他の源泉に比べれば確かに温度はちょっと低め。
木製の桶と椅子も雰囲気もありますね。
カランもしっかりしていました。
湯本旅館はぬるくはないのに溶けるような気持ちよさを持つ不思議な源泉が魅力。
あまりにも気持ちよかったので、後ろ髪を引かれる思いでお風呂を後にしました。
誰にも会わずに貸切状態で入浴できました。
温泉分析書 石膏を含む食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1043mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。