基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜16:00(要予約)
【日帰り入浴料】
1000円
【タオル】
入浴料に含まれる
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(貸切1)
【客室数】
7室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0269-33-2048
泉質
■源泉
熱の湯源区
■泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(含石膏食塩泉)
■温度
68.0度
■pH値
pH7.6
■成分総計
1243mg
昭和初期建築の昔懐かしい古民家宿
くつの館は沓野温泉唯一の旅館。
建物は昭和初期に建てられた古民家で、築70年を超える歴史ある建物です。
それにしても、くつの館という特徴的な名前。
最初は「靴」と関係あるのかなと思いましたが、
単に沓野温泉をひらがなにしただけのようですね。
ちょっと路地を覗けばこんな素晴らしい雰囲気。
本当に民家なの?と思うくらい立派な茅葺き屋根のお隣さん。
館内はこんな感じ。おばあちゃんのような雰囲気で、妙に落ち着く。
古民家なのでロビーや帳場的なものはなし。
私の駐車の仕方がイマイチだったようで、女将さんから修正が入ります。なんとかキレイに停めて受付。
日帰り入浴は要予約
くつの館の日帰り入浴は予約制。
当日でも大丈夫です。この日は13時45分からの1時間枠を予約。
当日でも比較的余裕がありそうでした。
貸切で1000円なら安いと思います。
女将さんの案内でお風呂へ。
タオルは脱衣所に備え付けのもの好きに使っていいとのこと。
こちらが大浴場。2018年にリニューアルしたそうで割と新しい。
個人的にはもっとボロいほうが好みなんですが。
内湯は割と普通な感じです。
飲泉用のコップ。コロナ以降めっきり見かけなくなりました。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
旧泉質名では含石膏食塩泉。
沓野温泉の源泉は熱の湯という名前ですが、名前のとおりちょっと熱めのお湯。
無色透明で味はほぼありません。
源泉かけ流しです。
露天風呂もあります。
後付されたであろう窓の横のドアを開けると。
旅館の裏庭的な場所に小さな露天風呂があります。
露天風呂の隙間からは宿の縁側が見えます。
おそらく宿の方の生活スペース。
おばあちゃんが、山菜的なものをむしる作業中。
あちらから見えてそうなのでちょっとだけ気になる。
パラソルに五右衛門風呂?クセ強めな露天風呂
こちらが露天風呂。
手作り感ある感じが好き。
三方向にある塩ビ管からお湯が注がれているため、露天風呂も大変熱い。
底はちょっとヌルヌルして滑りやすいので注意です。
パラソルが2本刺されています。
パラソル露天なんてなんとも家庭的。
日傘として機能しているわけでもないので、ただの飾りかな??
湯船の横になにやら釜のようなもの。
なんでしょう?入っていいのかしら?
蓋を開けてみるとお湯が溜まっていました。
おっ これは五右衛門風呂に違いないと入ってみましたが、
すげえ熱い。
どうやらこれはお湯をためておくもので、入るものではなかったらしい。
でも入れないことはない温度でした。
こんなのあったら、温泉好きなら絶対開けて入ってしまう気が。。
お風呂上がりのサービスが素晴らしい
お風呂を堪能し帰ろうとしたところ、
女将さんから、「お茶を用意してますのでどうぞ」とのことで、お部屋に通していただきました。
「熱かったですか?」と女将さん。
ちょっと熱かったですけど気持ちよかったです。
あらあら これはめちゃめちゃいいじゃないですか。
私一人のために個室まで用意してくれています。
もうまさにおばあちゃん家にいるような気分。
お茶だけではなく、メロンと漬物まで用意されていました。
お茶もおかわり自由。
漬物はそうめんカボチャの奈良漬?のような感じ。
食感が面白く、初めて食べるお味でした。
メロンもすごく甘くて美味しい。
お風呂上がりの一休みには贅沢なくらいもってこいですね。
もちろん完食。ちょっと畳でゴロゴロしてから帰りました。
貸切でお茶と水菓子のサービスまでついて1000円はかなりコスパがいいと思います。
古民家の雰囲気も良いので、満足度の高いお宿でした。
温泉分析書 石膏を含む食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1243mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。