喜らくの日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・白濁の濁り湯に入りたい
・大きな露天風呂に入りたい
・殺菌作用の強い温泉に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
11:30〜14:00
▶日帰り入浴料
1000円
▶タオル
100円
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
023-694-2222
喜らくの外観と館内
喜らくは蔵王温泉の入口にある鉄筋六階建ての旅館。
細長く背が高い建物なので目立ちます。
駐車場は道路を挟んで斜め向かいにあります。
喜らくは日帰り入浴可能な旅館なのですが、日帰り入浴のタイミングがなかなか合わない。攻略の難易度は高めです。
かれこれ四回くらいは断られています。
この日もダメ元で電話したところ、「やってます 大丈夫ですよ」とのこと。
またとないチャンス。オープンの11時半を狙ってきました。
エントランス。ロビーは階段を登って2階です。
こちらがロビー。名前とは異なり、館内は洋風な感じ。
オルゴールのBGMが流れていて落ち着きます。
日帰り入浴をお願いすると快くオッケイ。
日帰り入浴料は1000円。蔵王温泉では高めです。
お風呂入口はロビーに面しています。
ここは和風な感じ。
引き戸を開けて右側が男湯です。
脱衣所。早くもいい感じのお風呂が見えます。
喜らくの温泉
こちらが大浴場。美しいまでに白濁した温泉。
蔵王温泉は青白い透明なお湯が多いのですが、ここまで濁っているのは珍しい。
テンションあがりますね。
泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。
川原屋源泉など七本の源泉を混合。
蔵王温泉は源泉が無数にあり、酸性度や硫黄の量などに微妙に違いがあります。何件もローラーして入浴していると、何となく違いがわかってきます。
硫黄分は11mgと蔵王温泉では多めの含有量。
なので、しっかりと白濁しているのだと思われます。
pHは2.1の強酸性のお湯。酸性度で言えば蔵王温泉では控えめな方です。
その為、他の源泉と比べれば刺激を若干弱め。
その他、アルミニウムの含有量が多いのも特徴。
アルミニウムを108mg含み、蔵王温泉でも有数の含有量です。
アルミニウムは皮膚疾患などに効能があると言われています。
喜らくには露天風呂もあります。
蔵王温泉の旅館は狭いエリアに密集しているので、露天風呂がある宿は少数です。
細い通路の先が露天風呂。秘密基地感あります。
こちらが露天風呂。四方をすだれに囲まれた面白いお風呂。
なかなか見たことないですね。
景色はないのですが、明るい雰囲気でいい感じ。
和風な雰囲気なのも落ち着きますね。
露天風呂は内湯より濁りが少し弱め。
内湯も露天風呂も源泉かけ流し。
しばらく露天風呂に浸かっていると、ガボッと音を立ててお湯が一瞬止まりました。
あら?
どうしたのかしら?と見ていたところ、突然粉ミルクのような真っ白なお湯が。えー なにこれ?
みるみるうちに露天風呂が真っ白に白濁。
右下のモクモクしている部分です。
もしかして、管の中の硫黄の塊が剥がれて、流れてきたのかも。
なかなか見れないシチュエーションに遭遇できてラッキー。
幸運にもミルキーな硫黄泉に入ることができました。
以上、喜らくの日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
蔵王温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
喜らくは日帰り入浴不可の日が多いため、事前に確認したほうが良いです。
露天風呂から景色はありませんが、すだれで囲まれた露天風呂は風情満点。
蔵王温泉でも硫黄分多めの源泉を使用しており、白濁したにごり湯が好きな方にオススメです。
喜らくの泉質と効能
✓源泉 高見屋1号源泉、近江屋1号源泉、海老屋源泉、海老屋・山形屋源泉、松金屋源泉、川原屋源泉
✓温度 51.6度(高温泉)
✓pH値 2.1(酸性泉)
✓成分総計 2414mg
✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、慢性湿疹、きりきず、皮膚乾燥症、冷え性、末梢循環障害、糖尿病、うつ状態