大露天風呂の日記

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蔵王温泉【喜らく】日帰り入浴記「粉ミルクのような白濁硫黄泉」

喜らくの日帰り入浴ってどんな感じなの?

年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。

 

こんな人におすすめ 

 

・白濁の濁り湯に入りたい

・大きな露天風呂に入りたい

・殺菌作用の強い温泉に入りたい

 

営業情報とアクセス

▶日帰り入浴時間

11:30〜14:00

▶日帰り入浴料

1000円

▶タオル

100円

▶お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

▶サウナ

なし

▶住所

山形県山形市蔵王温泉935-25

▶電話番号

023-694-2222

 

 

喜らくの外観と館内


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喜らくは蔵王温泉の入口にある鉄筋六階建ての旅館。

細長く背が高い建物なので目立ちます。

駐車場は道路を挟んで斜め向かいにあります。


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喜らくは日帰り入浴可能な旅館なのですが、日帰り入浴のタイミングがなかなか合わない。攻略の難易度は高めです。

かれこれ四回くらいは断られています。

 

この日もダメ元で電話したところ、「やってます 大丈夫ですよ」とのこと。

またとないチャンス。オープンの11時半を狙ってきました。


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エントランス。ロビーは階段を登って2階です。


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こちらがロビー。名前とは異なり、館内は洋風な感じ。

オルゴールのBGMが流れていて落ち着きます。

 

日帰り入浴をお願いすると快くオッケイ。

日帰り入浴料は1000円。蔵王温泉では高めです。


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お風呂入口はロビーに面しています。

ここは和風な感じ。


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引き戸を開けて右側が男湯です。


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脱衣所。早くもいい感じのお風呂が見えます。

喜らくの温泉


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こちらが大浴場。美しいまでに白濁した温泉。

蔵王温泉は青白い透明なお湯が多いのですが、ここまで濁っているのは珍しい。

テンションあがりますね。


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泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。

川原屋源泉など七本の源泉を混合。

 

蔵王温泉は源泉が無数にあり、酸性度や硫黄の量などに微妙に違いがあります。何件もローラーして入浴していると、何となく違いがわかってきます。


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硫黄分は11mgと蔵王温泉では多めの含有量。

なので、しっかりと白濁しているのだと思われます。

 

pHは2.1の強酸性のお湯。酸性度で言えば蔵王温泉では控えめな方です。

その為、他の源泉と比べれば刺激を若干弱め。

 

その他、アルミニウムの含有量が多いのも特徴。

アルミニウムを108mg含み、蔵王温泉でも有数の含有量です。

アルミニウムは皮膚疾患などに効能があると言われています。


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喜らくには露天風呂もあります。

蔵王温泉の旅館は狭いエリアに密集しているので、露天風呂がある宿は少数です。


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細い通路の先が露天風呂。秘密基地感あります。


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こちらが露天風呂。四方をすだれに囲まれた面白いお風呂。

なかなか見たことないですね。

景色はないのですが、明るい雰囲気でいい感じ。

和風な雰囲気なのも落ち着きますね。

 

露天風呂は内湯より濁りが少し弱め。


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内湯も露天風呂も源泉かけ流し。

しばらく露天風呂に浸かっていると、ガボッと音を立ててお湯が一瞬止まりました。

あら?


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どうしたのかしら?と見ていたところ、突然粉ミルクのような真っ白なお湯が。えー なにこれ?


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みるみるうちに露天風呂が真っ白に白濁。

右下のモクモクしている部分です。


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もしかして、管の中の硫黄の塊が剥がれて、流れてきたのかも。

なかなか見れないシチュエーションに遭遇できてラッキー。

幸運にもミルキーな硫黄泉に入ることができました。

 

以上、喜らくの日帰り入浴情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

蔵王温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです

 

日帰り入浴してみた感想まとめ

喜らくは日帰り入浴不可の日が多いため、事前に確認したほうが良いです。

露天風呂から景色はありませんが、すだれで囲まれた露天風呂は風情満点。

蔵王温泉でも硫黄分多めの源泉を使用しており、白濁したにごり湯が好きな方にオススメです。

 

 

 

 

喜らくの泉質と効能

 

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酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉

✓源泉 高見屋1号源泉、近江屋1号源泉、海老屋源泉、海老屋・山形屋源泉、松金屋源泉、川原屋源泉

✓温度 51.6度(高温泉)

✓pH値 2.1(酸性泉)

✓成分総計 2414mg

✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、慢性湿疹、きりきず、皮膚乾燥症、冷え性、末梢循環障害、糖尿病、うつ状態