大露天風呂の日記

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蔵王温泉 ルベール蔵王 蔵王で一番酸っぱい!?強烈な酸性泉に日帰り入浴


 

 
基本情報 

 

【日帰り入浴時間】

10:00〜18:00

【日帰り入浴料】

700円

【タオル】

240円

【露天風呂】 

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

37室

【公式HP】

http://www.levert-zao.co.jp/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号 

 

【住所】

山形県山形市蔵王温泉878-5

【電話番号】

023-694-9223

 

 

泉質


 ■源泉

インキョ源泉、折口源泉

■泉質   

酸性-硫酸塩・塩化物泉

■温度           

50.1度

■pH値

pH1.7

■成分総計  

2412mg

 

山形県 蔵王温泉ってこんなところ



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蔵王温泉の起源は1900年ほど前。日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征に随行していた吉備多賀由(きびのたかゆ)が偶然発見し、矢の毒がたちまち全快したと伝えれています。

神話時代の話なのでどこまでが本当かはわかりませんが、山形県最古の温泉と言われています。長らく最上高湯などと呼ばれていましたが、1950年に蔵王温泉に改称しました。

 

30件以上の旅館や宿泊施設がある大温泉地で、特にスキーシーズンは多くの人で賑わいます。日帰り入浴にはかなり寛容でほぼ全ての旅館で可能。

日帰り入浴可能な旅館の件数は東北でも有数です。

しかも300円~500円が相場で安く湯めぐりできるのも魅力。

 

岡本太郎氏も愛したホテル


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ルベール蔵王は一度川沿いにある山側の旅館。

温泉中心部からくねくねと急坂を登ります。

冬なら四駆推奨です。

私も厳冬期にこのあたりで、坂道を登れず無念にも敗退した経験があります。


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周囲は深い緑。

一度川の渓流音も聞こえる自然豊かな場所にあります。

近くには有名な蔵王温泉大露天風呂や源七露天の湯なども。


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ルベール蔵王はもとはリゾートマンションでしたが、途中でリゾートホテルに営業を変更した異色の経歴をもっています。

 

玄関の前にはあるのは雪よけドーム。

雪深い蔵王温泉の施設ではちょくちょく見かけるやつです。


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ロビー。日帰り入浴は700円。


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立派な書がありますが、これは岡本太郎氏のもの。

実はスキー好きだった岡本太郎氏、ルベール蔵王のご主人と親交が深かったようで、蔵王温泉を何度も訪れ、この宿を常宿にしていたようです。

ちなみに岡本太郎氏がいつも泊まっていた部屋も残っています。


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タオルは240円。ロゴなしでした。


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お風呂は一階の奥へ。客室が並ぶ廊下を進みます。

ちょっと古そうなホテルかな?と思っていましたが、

館内は全然キレイです。

 

トンネルをくぐるとお風呂があります


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このドアの先がお風呂です。


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ドアを開けるとここにも雪よけドーム。

お風呂は別棟にあり、雪よけドームのトンネルをくぐって行きます。

アトラクション感があっていいですね。


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お風呂入口。


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脱衣所はこんな感じ。

 

超酸っぱい!無色透明の温泉


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こちらが大浴場。露天風呂はなし。

木の囲いがしてあるので景色もないです。

まさに温泉を楽しむためだけのお風呂。


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湯船は檜造りです。

お湯はほぼ無色に近い透明。

蔵王温泉は白濁や青白い透明色が基本なので、お湯の色は明らかに他と違う。


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泉質は酸性-硫酸塩・塩化物泉。

pH1.7と強酸性の温泉です。

インキョ源泉と折口源泉という他の旅館ではあまり使用されていない珍しい源泉。

蔵王温泉でも特に硫黄分の含有量が少ないため、無色透明に近いのだと思われます。

もちろん源泉かけ流しです。


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硫黄が少ないためか、酸味をより強烈に感じます。

舐めた感じは蔵王温泉で最も酸っぱく、強烈な収斂味。

これはびっくりですね。

pH的には蔵王温泉で一番というわけではないのですが、体感的にはここが一番強いように感じました。

傷やかぶれにも一番染みたので、効能もすごそうです。


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温泉は一度、木の樋に流してから湯船に注がれているため適温。

この刺激の強さで、お湯も熱いとなかなかしびれますが、

お湯は適温のため、じっくり浸かれました。

 

ルベール蔵王それほど有名ではないので、温泉はあまり期待していませんでしたが、予想外に珍しい源泉といいお湯に出会えました。


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ちなみにカランは2つ。

蔵王温泉な強い硫黄や酸ですぐに故障するため、シャワーがない所も多いのですが、こちらはシャワーもあり設備面はしっかりしていました。


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フロントの横に蔵王の冷水があったので、お風呂上がりに一杯。

しみますね。

 

 

ルベール蔵王蔵王温泉でも貴重な源泉を使用。

硫黄分が少ない代わりに、蔵王でも最も強い酸性の温泉を体感できます。

 

温泉分析書 硫黄はかなり少ない

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2412mgで1000mgを超えます。

ところが、この源泉は酸性泉として名前がつく水素を除き、陽イオンが20%を超えません。この場合どうなるかと言うと、陽イオンの名前が欠落します。これはかなり特殊な泉質です。

一方、陰イオンは硫塩イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、硫酸塩・塩化物泉になります。

特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは20mgも含みます。

 

以上より、酸性-硫酸塩・塩化物泉となります。