基本情報
【日帰り入浴時間】
12:00〜18:00
【日帰り入浴料】
600円
【タオル】
200円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
11室
【公式HP】
https://kankane-onsen.jimdofree.com/
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
022-398-2520
泉質
■源泉
神の湯
■泉質
■温度
27.0度
■pH値
pH8.6
■成分総計
148mg
宮城県 神ヶ根温泉ってこんなとこ
神ヶ根(かんかね)温泉は秋保温泉から車で10分程。秋保温泉の最西部にある小さな温泉。宿は1軒のみで創業は明治中期。
神ヶ根温泉のある大倉山一帯は古来修験の場とされており、その修験道の寺院の末裔が開湯。長らく湯治場として親しまれてきた温泉です。
秋保の奥地にある一軒宿
神ヶ根温泉は秘湯の雰囲気が漂う一軒宿。
近代的な大型旅館が立ち並ぶ秋保温泉とは正反対の雰囲気。
宿に至る手前の道は急に細くなり、密林の中に小さな宿があります。
宿の前には自然の池があり、錦鯉が泳いでいました。
日帰り入浴も歓迎。18時まで受付しています。
以前素泊まりでお邪魔したことがありますが、雰囲気は全く変わらず、いかにも秘湯のような静かな雰囲気です。
宿の前に立派なイトヒバの木があります。
秋保の名木に選ばれてるらしい。
旅館の横には古き良き古民家。
神ヶ根温泉のご主人のお宅のようで、苗字は「秋保」。
秋保家は大倉山の修験道と関わりの深い家で、現在で30代目らしい。
秋保なんていうストレートな苗字がいたなんて。
ロビー。ガランとしていて人がいる気配がない?
不在の時はインターフォンで呼び出します。
するとすぐにご主人がでてきてくれました。
日帰り入浴は600円。
宮城県ですが、なぜか山形の温泉パスポートが使えます。
お風呂は神の湯と竹の湯の2つ。
神の湯が男湯、竹の湯が女湯になります。
玄関向かって左側を進むと神の湯。
ちなみに玄関向かって右側はこんな感じ。
えっ ここも同じ旅館?と思うほど、
外観からは想像もできないほどのオシャレな空間にびっくり。
ハイセンスな民家にお邪魔した気分ですな。
女湯の竹の湯はこの先にあります。
昔ながらの落ち着いた浴室
それでは神の湯へ。カランは1つで左には小さな湯船も見えます。
レトロな雰囲気ですが、清潔感のある明るい浴室です。
外からみるとこの部分。
そこまで大きくはないですが、昔ながらのタイルのお風呂で落ち着きますね。
秋保温泉ではお目にかかれないお風呂です。
塩分が多い秋保温泉とは全く異なる泉質で、非常にあっさりとしたお湯。源泉温度は27度のため、加温されています。
成分総計は178mgとかなり薄いです。あと2度低ければ、温泉にならないレベルなので、ギリギリ温泉という感じ。
pH8.6のアルカリ性ですが、ぬるぬる感などはなし。
湯口からすごい勢いでお湯が注がれていますが、残念ながら循環消毒あり。秘湯的な雰囲気だったので、源泉かけ流しを期待していましたが、ちと残念。
浴室の隅に謎のミニミニ浴槽があります。
絶妙にぬるかったので、もしかしてこれが源泉浴槽かも?
ただあまりに小さすぎて、全身浸かるのは難しい。
足湯だけで堪能しました。
こちらは在りし日の神ヶ根温泉の写真。
神ヶ根温泉はなかなかマニアックな温泉。成分的には薄いですが、昔ながらのタイルのお風呂は落ち着きます。
この日は先客1人だけで、その後は貸し切り状態。
混み合わずに入浴できました。
温泉分析書 ギリギリ温泉です
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。 こちらは148mgのため、単純温泉です。 また、pH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.6のためアルカリ性です。 以上より、アルカリ性単純温泉になります。
ちなみに源泉温度が25度を下回ると、溶存物質が1000mg以上ないと温泉法上の温泉にはなりません。こちらは源泉温度が27度なのでかなりギリギリ。