基本情報
【日帰り入浴時間】
12:00〜15:00
【日帰り入浴料】
1100円
【タオル】
350円
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
露天(貸切1)
【客室数】
19室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★★
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0557-37-3101
泉質
■源泉
岡160号
■泉質
カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
(含食塩塩化土類泉)
■温度
53.9度
■pH値
pH7.6
■成分総計
6577mg
静岡県 伊東温泉ってこんなとこ
伊東温泉は熱海と並ぶ伊豆を代表する温泉地。
ハトヤやジュラクなどの大型ホテルをはじめ、大小様々な旅館があります。
主要な宿のほとんどで日帰り入浴が可能。
豊富な湯量から源泉かけ流しの宿が多いのも特徴です。
日帰り入浴は要予約 貸切です
陽気館はハトヤホテルやジュラクにほど近い、伊東温泉の山側にある旅館。
日帰り入浴は要予約で50分の貸切制です。
予約は当日でも大丈夫。
「10分前にいらっしゃると受付がスムーズです」
「10分過ぎると自動的にキャンセルとなりますのでご注意ください」
とのこと。
でしたが、少し遅れてしまいました。。
電話が来て、「もうすぐつきます!」とお伝えし、キャンセルは免れました。
宿の目に前にも駐車場がありますが、
日帰り入浴の場合は第2駐車場に停めるように案内されます。
第2と言っても、ここから宿まではあっという間です。
玄関。
創業は明治時代。ロビーは老舗の風格を感じる立派な作り。
日帰り入浴は1100円。
受付の支配人のような方から「アニメで伊東を回られているんですか?」と聞かれます。
えっ正直全然知りませんでした。
「何のアニメですか?」と聞いてみると、
「りんかい!」という女子競輪のアニメらしい。
主人公は旅館の娘という設定で、その旅館のモデルが陽気館。
「パネルと写真撮影したいというお客様も多いんですよ」とのこと。
残念ながら私はただの温泉当てです。
宿専用の登山電車があります
女性スタッフがお風呂まで案内してくれます。
陽気館はなんと館内専用の登山電車を持ってます。
45度の旧斜度を登山電車で登り、山の上に露天風呂があります。
登山電車はかなりの年代もの。
ウィーン、ガタン!とすごい音を立てて扉が開きます。
おーすごい急坂。でも距離は短い。
これぐらいだったら、エレベーター作ったほうが早かったのでは?と思いますが、こういう遊び心がたまりませんね。
上からみるとこんな感じ。
よくこんなもんを旅館に作ったもんです。
景色はとても良く、伊東市街や海まで余裕で見渡せます。
ガチャン!とまたまた結構な音を立てて山の上に到着。
ドアも急に閉まるので、挟まれないように注意。
これはもはやアトラクション。
露天風呂入口。
伊東市街一望の露天風呂
脱衣所。
こちらが露天風呂。山上にあるため、伊東市街や初島を一望できるロケーション。アニメにも登場するようです。
日帰り入浴は貸切りなので当然誰もいません。
昔は混浴だったようですが、宿泊客は1時間おきに男女入替えとなっています。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。
旧泉質名では含食塩塩化土類泉です。
源泉は54度と高温のため、一度タンクに入れて冷ましてから、露天風呂へと注がれています。それでも少し熱めくらい。
滝のようにお湯が注がれていますが、すべて源泉かけ流しです。
伊東温泉の湯量はほんとにすごい。
露天風呂は広いため、熱いところも、少しぬるめのところもあり、好きな温度の部分で楽しめます。
成分総計は6500mgを超える伊東でも有数の濃い源泉。
塩分が強く、かなりしょっぱい。熱海温泉に近い泉質です。
泉質的に石鹸などは泡立たないため、使えないそう。
なので、露天風呂には洗い場的なものがありません。
湯船の石は金属のようにテカテカしています。
この素材はたまに露天風呂で見かけますが、何なんでしょう?
露天風呂の一角には小さな祠もありました。
源泉かけ流し湯と景色を堪能して、帰ることにします。
もちろんあの登山電車で。
行きは女性スタッフが操作してくれましたが、帰りは自分で操作しなければなりません。
と言ってもボタンを押すだけですが、なかなか緊張します。
なんせ年代物なので音がすごくてビビります。
登山電車を自分で動かすなんて体験はなかなかできませんね。
ロビーに戻り、立派な庭園を観賞。
この滝はなんと温泉。湯量豊富でありあまる温泉をここに流しているのです。
庭の池はよく見ると区切られていて、鯉がいる部分に温泉が流れないようになっています。
この鯉たちはかなり人慣れしていて、
庭をのぞいただけで、ものすごいスピードで一直線に寄ってきました。
これはかわいい。
陽気館に来たら見てみてください。
陽気館は貸切で展望露天風呂を楽しめます。
源泉かけ流しで温泉も良いのですが、なんと言っても登山電車が面白い。伊東温泉でもかなりオススメです。
温泉分析書 食塩メインの濃い温泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは6577mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-塩化物泉です。