大露天風呂の日記

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羽根沢温泉 松葉荘 びっくり仰天の美食旅館で超個性派温泉に日帰り入浴

 

基本情報


【日帰り入浴時間】

8:00〜20:00

【日帰り入浴料】

500円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

9室

【公式HP】

https://matsubaso.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号


 【住所】

山形県最上郡鮭川村中渡1314-2

【電話番号】

0233-55-2539

 

泉質


 
■源泉

羽根沢源泉

■泉質   

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

(含重曹食塩硫黄塩泉)

■温度           

 45.2度 

■pH値

pH8.3

■成分総計  

3697mg

 

 

山形県 羽根沢温泉ってこんなとこ

 


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羽根沢温泉は山形県北部の鮭川村にある温泉。

鮭川村は人口4000人弱の山形県で二番目に小さな村。

そんな小さな村に温泉が湧いたのは大正8年(1919年)。石油の掘削ボーリング中に温泉が湧き出しました。湯量豊富な源泉は山形では珍しい間欠泉ですが、現在は安全のため蓋がされており、どこに源泉があるかはよくわかりませんでした。


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旅館は3件で隣り合うように建っています。全ての旅館で日帰り入浴可能です。

 

館内はちょっとオシャレな雰囲気


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松葉荘は3件並ぶ羽根沢温泉の旅館のうち、一番奥にある旅館。

羽根沢温泉の旅館は全部そうですが、建物はかなり年季が入っています。

日帰り入浴可能か電話したところ、「今この時間なら大丈夫です」とのこと。数年前まではコロナ禍の煽りを受け、日帰り入浴を休止していましたが、最近は復活したようです。

それでも、3件の旅館の中では一番日帰り入浴のタイミングが難しい。

 


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玄関はのれんがかかっていて、ちょっといい雰囲気。


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玄関に入ると。

玄関マットに堂々と横たわって寝ている犬。

何もそこで寝なくてもいいような。


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「えっ 何か?」みたいな顔。

私の存在に気づき、一瞬チラ見されましたが、気にせずそのまま寝ていました。


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そうこうしていると、宿のおばあちゃんが登場。

女将さんが2階でお掃除中なので、お代は後でいいとのこと。

先に入っていいなんて、太っ腹じゃないですか。


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大浴場は一階の廊下奥。


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外観はくだびれていますが、館内はいい感じの雰囲気。

所々に置かれた間接照明もオシャレだったり。

良く見れば古さはありますが、なんとかきれいに見せようという努力を感じます。

 

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小物類もなんかもこだわってそう。

羽根沢温泉の他の2件の旅館は、見た目もボロいですが、館内も古くおしゃれな感じはなし。

なので、松葉荘が3件の中では一番こぎれないな感じします。


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こちらがお風呂入口。

階段で少し下りた先にあります。

正面が男湯、左手が女湯です。

ちなみに宿泊しても男女の入れ替えはありません。

 

少し暗めで落ち着いた雰囲気の浴室


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洗面台は男湯と女湯の間にあります。

なのでこれは男女共用。

洗面台は新しくてキレイです。


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脱衣所。ここも間接照明でいい感じの雰囲気です。


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一つ気になったのは、のれんの位置。

角度によっては外から見えちゃいそうな。

いや絶対見える。


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こちらが大浴場。ん〜なかなかいい雰囲気。

木造の床に白いタイルの浴槽がはめられています。

木造の床にタイル風呂をはめるというのは、初めて見ました。

 

浴槽はもともと一つだったようで、中央の壁で男女が仕切られています。


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カランは2つ。鏡はなし。

設備面ではちょっと弱いかも。


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泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

旧泉質名では含重曹食塩硫黄塩泉です。

もちろん源泉かけ流しです。

無色透明の温泉ですが、羽根沢温泉は特徴だらけの個性的なお湯。

 

まずは匂い。石油の掘削中に湧出した温泉だけあり、お湯は強めのアブラ臭。ガソリンに近い匂いです。

なので、浴室に入った瞬間、ふわっとガソリンの匂いがします。

ちなみにアブラ臭のする温泉は山形県では唯一。

硫黄も含んでるため、アブラ臭に硫黄臭も混ざり、独特の刺激臭。

なんですが、なぜかクセになりそうな感じ。


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もう一つはトロミ。

pHは8.3でそこまで強いアルカリ性ではないのですが、

重曹を含むためか、お湯にはかなりのトロミがあり、

お湯に浸かると体中がヌルヌル。これはすごい。。

 

アブラ臭がするヌルヌル温泉なんて、早々ありません。


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温度は熱め。羽根沢温泉の旅館はすべて同一の源泉ですが、どの旅館も熱めです。

この日はそこまで熱くはなかったのですが、日によってはかなり熱い日もあります。

以前真夏に訪れた際は超熱くて入るのに苦労したほど。。

 

食塩を含むため、出汁のような味も。

食塩が皮膚をパックするため、温まりがよく、お風呂からあがってもしばらくポカポカが続きます。

成分総計は3500mgを超える濃い温泉です。

 

これだけ個性豊かな温泉だと、ガツンと入った感があります。

 


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お風呂から上がって、女将さんに500円を支払います。

玄関マットにはまだ先程の犬が転がっていました。 

「犬邪魔ですよね?」と女将さん。

いえいえ可愛いので気にしないです。

 

外観からは信じられない料理のクオリティ


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ちなみにこちらの旅館、食事がめちゃくちゃ美味しい。


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失礼ながら、外観からは想像できないほどかなり凝った料理がでます。

凝りすぎてて何だか忘れましたが、これが一番うまかった。

 

以前宿泊した際、宿泊費が安いのであまり期待はしていなかったのですが、あまりの美味しさにびっくり。

しかも量も多くて大満足。


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小鉢類も手が込んでいます。

これを見ただけで、料理のクオリティが高いのが分かりますね。


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馬刺しもうますぎる。


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珍しい塩味の芋煮。

山形県は内陸が醤油、庄内は味噌味ですが、塩というのは初めて。

この宿オリジナルかも。

これも美味しかったですねえ。

 

羽根沢温泉は旅館の建物はどこもボロいのですが、どの旅館も食事がとにかく美味しい。

松葉荘はその中でも一番かも。

 

しかも3件とも宿泊費は激安。

山形県でも穴場の温泉地ですが、食事も温泉もコスパも最高。

そんなわけでも私も何度も泊まっています。

 

昭和のくたびれた旅館しかない温泉地ですが、どの旅館も食事をかなり頑張っており、ありえないくらいのコスパの良さ。日帰り入浴もいいですが、ぜひ宿泊もオススメです。

 

 

 

温泉分析書 重曹と食塩を含むアルカリ性の硫黄泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは3697mgで1000mgを超えます。

陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となります。食塩と重曹を含む温泉。

 

また特殊成分として、総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となり含硫黄とつきます。

こちらは2.8mgでギリギリ硫黄泉。遊離硫化水素(ガス成分)ではなく、ほとんどが硫化水素イオンとして含んでいるのも特徴的。