基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜16:00
【日帰り入浴料】
500円
【タオル】
200円(ロゴあり)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1・貸切1)
【客室数】
32室
【公式HP】
https://www.rokusuke.jp/index.html
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0233-76-2031
江戸時代創業の老舗旅館
若松屋村井六助旅館は江戸時代後期創業の老舗旅館。
名前も超かっこいい肘折を代表する旅館です。
鉄筋四階建。箱のようなコンクリートの建物はいまいちかっこよくない。
老舗旅館らしい木造旅館なら最高なんですが。
肘折のメインストリートのど真ん中に鎮座。
規模的にも肘折温泉で一番大きい旅館です。
日帰り入浴は何度か訪れていますが、断られたことはないので、
安定して入れます。
コロナ禍の際、肘折温泉はほとんどの旅館が日帰り入浴不可になっていたのですが、こちらは入浴を受け入れてくれていました。
一応事前に電話したところ、「はい村井六助です!日帰り入浴はだいたい16時までなら大丈夫です」とのこと。
若松屋ではなく村井六助と屋号で名乗るあたりが、老舗を感じますね。
明るくて広いロビー。
ロビーでは宿の息子さん?と思われる方がくつろぎ中。
ご主人がすぐに出てきて受付。
日帰り入浴は500円です。
タオルは200円でロゴ入り。
最近ロゴのないタオルも多かったりするのですが、肘折温泉はどこもちゃんとロゴが入っていて、タオル集めにも気合が入りますね。
お風呂は2箇所。
ご主人が案内してくれます。
男女別の大浴場の他、幸の湯という貸切風呂があります。日帰り入浴ではどちらも入浴可能です。
幸の湯は「当館自家源泉メインのお風呂です」とのこと。
温泉好きとしては、自家源泉なんて言われたら入らないわけにはいきません。
炭酸を感じる自家源泉風呂
しかもこの時は私以外に日帰り入浴客はゼロ。
大浴場は以前入ったことがあるので、真っ先に幸の湯へ。
何回か来ていますが、貸切風呂の存在は知りませんでした。
貸切の際は札を裏返して鍵をかけます。
こちらが幸の湯。かなり小さな湯船で2人サイズくらい。
窓も小さく景色的なものはなし。
肘折温泉はだいたいこんな感じのお風呂が多い。
肘折温泉は笹色の濁り湯が特徴なのですが、こちらはほぼ透明なお湯で濁りは弱め。おっ 確かになんか違う。
肘折温泉を散々入りまくっている私ですが、透明なお湯は初めて見ました。
村井源泉というこの旅館のみの自家源泉をメインに、
濁りが弱いので、大した温泉ではないだろうと思っていましたが、
なんと炭酸がかなり強めの特徴的なお湯。
湯口もシュワシュワしているのがわかりますか?
しかも味も炭酸でした。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
旧泉質名では含重曹食塩泉です。
村井源泉のみの温泉分析書はなかったため、炭酸成分がどれだけ含まれているかは不明ですが、肘折でも有数な感じがしました。
これはめちゃくちゃいいお湯です。
熱めの湯が多い肘折温泉ですが、こちらはちょっぴりぬるめで入りやすい。
めっちゃ気に入りました。
続いていつもの大浴場へ。
大浴場前にはランドリーも。
湯治メインの肘折温泉。自由に使えます。
長期滞在にも重宝します。
組合源泉メインの大浴場
脱衣所。畳敷きで清潔感ありますね。
こちらが大浴場。L字型の大きな湯船。
カランもしっかりしています。
こちらは組合2、3、5合源泉がメインですが、村井源泉も混ぜているよう。
お湯は肘折らしい笹濁りですが、他の旅館に比べると少し濁りが弱い気がします。
お湯はわずかに鉄の匂い。
鉄分は2.3mgと微量ですが、浴室の床には鉄分の析出物がびっしり。
さすがは肘折温泉。これを見ただけで濃い温泉であることが分かりますわ。
湯口は真っ白なピラミッド型。
泉質はこちらもナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
泉質名にするの含重曹食塩泉にしかならないのですが、鉄と炭酸をわずかに感じるのが肘折温泉の特徴。
食塩を含むため、浴後のあたたまりも良いです。
帰りにロビーでさりげなくお茶を発見。
火照った体にはお茶が一番。
かなり冷たい麦茶で美味しゅうございました。
若松屋村井六助旅館は炭酸多めの自家源泉が魅力。
500円で大浴場と貸切風呂どちら入れるので、かなりオトクだと思います。
温泉分析書の説明 炭酸や鉄分は意外と少なめ