基本情報
【日帰り入浴時間】
13:00〜16:00(平日のみ)
【日帰り入浴料】
1500円
【タオル】
500円(バスタオル・フェイスタオルセット)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女)
【客室数】
28室
【公式HP】
https://www.ryokan-tanigawa.com/
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0278-72-2468
群馬県 谷川温泉ってこんなとこ
谷川温泉は水上温泉郷に属する温泉。水上温泉の中心部から北へ行くこと車で5分。
谷川岳を間近に望む清流沿いに5件の旅館があります。
500年以上の歴史を有すると言われる温泉で、あの太宰治が滞在したことも。
水上温泉郷でも高級なお宿が集まるエリアで、大型旅館がメインの水上温泉とはちょっと違う雰囲気です。
日帰り入浴は平日のみです
旅館たにがわは谷川温泉にある和風旅館。
昭和11年に太宰治も滞在した老舗旅館です。当時は川久保屋や谷川本館と名乗っていましたが、当時の建物は取り壊され、現在の建物となっています。
谷川温泉は超高級な別邸仙寿庵を初めとして、ちょっといいお宿が集まるエリア。
廃墟が立ち並ぶ水上温泉とは対照的で、どの旅館も人気があり、廃墟などは見当たりません。
水上温泉郷は四万温泉などと比べるとどうしても食事が弱い印象。。
ですが、ここ谷川温泉は食事に定評がある旅館も多いのも特徴です。
別邸仙寿庵以外はそこまでお高い旅館はないので、人気があるのも分かります。
そんな谷川温泉。日帰り入浴にはケチ。
5件のお宿がありますが、日帰り入浴可能なのは旅館たにがわのみ。
しかも、平日しか受付けてくれません。
なので、気にはなっていましたがなかなか行くことができませんでした。
今回たまたま平日に休みが取れたので行ってみることに。
電話してみると「お部屋はご利用されますか?」と聞かれます。
入浴のみをお願いすると、「本日は13時から16時まで受付しています」とのこと。
電話越しの対応も丁寧で、レベルが高そうな旅館の雰囲気。
受付終了時刻の10分ちょっと前に駐車場に到着。
すると、作務衣を着たスタッフさんがすぐに寄ってきます。
時間ギリギリだったので、これは断られるかも?と焦りましたが、快く受付してくれました。
スタッフの方がロビーまで案内。
玄関アプローチには谷川温泉の源泉が掛け流されています。
シャンパンタワーのように積み上げられた桶に注がれる温泉。
これは温泉にも期待できそうですな。
組子細工が施された玄関ドア。
お香が香る高級感漂う館内
館内は和モダンな雰囲気。
外観だけならすごそうな旅館のオーラはなかったのですが、館内はかなりいい感じです。
しかも足を踏み入れた瞬間、しっかりとしたお香の香り。
ここはもう間違いなく「いい旅館」。
日帰り入浴は1500円でまあまあ高いのですが納得。
バスタオルとフェイスタオルは含まれています。
館内は基本的に和風で統一されていますが、所々にモダンなおしゃれを感じます。新しそうな感じだったので、改装で手を入れたばかりなのかも?
売店もオシャレだったので、思わず一枚。
宿泊客用ですがウェルカムこんにゃく。
こういうちょっとしたサービスがある旅館は好きです。
ここはラウンジ。暖炉もありますね。
中庭を眺めながら入れる足湯。
大浴場入口。
大浴場の字がかなりデカイですね。
お風呂で升酒と升アイスのサービスも
大浴場の暖簾をくぐるとこんな感じ。
なんか料亭みたい。
お靴を脱いで畳の廊下を進みます。
脱衣所。ここも畳敷きです。
鍵付きロッカー。どう見ても客室にあるような金庫です。
こんな感じで再利用されているのは初めて見ました。
斬新。
ではお風呂へ。うーん なんて書いてあるか読めない。。
ちなみにこちらのお宿は、内線電話でお風呂から升酒が注文できるよう。こちらは別料金で600円。
升酒なら分かりますが、なんと升アイスのラインナップも。湯船でアイスを食べるなんて、ありそうでなかったサービス。
日帰り入浴客でも頼めるのか不明でしたが、別料金なのでお金払えば大丈夫な気がします。
こちらが大浴場。大浴場も和の雰囲気。
檜造りの贅沢な内湯です。
天井も高く解放感も抜群。
アーチ窓のカランもこだわりを感じます。
鏡の淵まで檜でした。
反対側から見るとこんんな感じ。
何の為かは分かりませんが、瓦の屋根までついています。
屋根の下にあるヒノキの樋はかけ湯用の温泉。
かけ湯も温泉なんて贅沢です。
さりげなく榊?的な葉っぱが生けられていました。
神聖な雰囲気です。
ヒノキの湯船はなんとも心地よい。
お湯の温度も適温でちょうどよく、いい感じです。
湯口は見事な切り株。
これが湯船だったら入りたい。。
余談ですが切り株のお風呂は、山形の新高湯温泉などで入れます。
泉質は単純温泉。成分のメインは石膏や食塩で、切り株の縁に白っぽい温泉の析出物が付着しています。
温度が違う四本の源泉を混合して使用しています。
大きなお風呂ですが、源泉かけ流しです。
源泉かけ流しの単純温泉ってあまり見かけない。
まったりと包みこまれる感じで、本当に気持ちいいです。
谷川温泉はpH8.4の弱アルカリ性のの温泉のため、肌にも優しい。
続いて露天風呂。
庭園露天風呂で景色的なものは臨めません。
その名の通り、谷川岳に最も近い谷川温泉。
なのに谷川岳が拝めないのは少々残念ですが、宿泊者専用で谷川岳が望める貸切露天風呂もあるようです。
露天風呂も和風に統一されていて落ち着きます。
露天風呂は温浴効果を高めるため、少し深めに作ってあるのだそう。
と言っても言われなければわからないくらい。
湯船に座ると、鼻くらいまでお湯につかるくらいの絶妙な高さです。
ウェータージャグで冷たいお水を一杯。
旅館たにがわは谷川温泉で日帰り入浴可能な貴重な旅館。
平日だけしか利用できませんが、館内もお風呂も高級感がありなかなかの満足感を味わえました。
次こそは必ず升アイスを食べたいです。
温泉分析書 弱アルカリ性の単純温泉