龍洞
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜14:00
【日帰り入浴】
2500円
【タオル】
入浴料に含まれる
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
露天(貸切18)
【客室数】
76室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★★
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0278-75-2086
3.泉質
■源泉
湯ノ小屋温泉1号泉
■泉質
■温度
75.2度
■pH値
8.3
■成分総計
740mg
4.湯の小屋温泉について
湯の小屋温泉は水上温泉郷で最も奥地にある秘湯。
水上温泉郷は南から、水上、谷川、うのせ、湯檜曽、向山、宝川、上の原、湯の小屋温泉と続きますが、水上温泉から湯の小屋温泉までは30分以上もくねくねとした県道を進む必要がり、アクセスはあまりよくありません。
開湯時期も全く不明ですが、昔からひっそりと利用されてきた温泉のようです。
温泉街はなく、5件ほどの旅館が点在しています。
日帰り入浴には全ての宿で可能です。
5.外観・館内・お風呂
龍洞は湯ノ小屋温泉で一番有名な旅館。
とんでもない数の貸切風呂があることで有名。
湯ノ小屋温泉は洞元荘や葉留日野山荘など今よりももっと旅館があったのですが、アクセスの悪さが仇となり、洞元荘は廃業。葉留日野山荘も経営が変わっています。
県道沿いを走っていると黒い平屋の旅館が表れますが、これが龍洞。
日帰り入浴にはかなり積極的。
看板にも「日帰り入浴歓迎」の文字が。
かなり山奥の旅館ですが、意外にも新しくて立派です。
ロビーも小綺麗です。
日帰り入浴は2500円とかなり高いのですが、
こちらのお宿は貸切風呂がなんと18個もあります。
まさにお風呂のテーマパーク。
その他にも男女別の内湯があり、2500円払えば全部入れちゃうのだから、むしろ安いんじゃないでしょうか。
2500円も払うので、タオルは当然ついてきます。
受付けでお風呂マップを渡されますが、あまりの風呂の多さにびびります。日帰り入浴は4時間以内。4時間あっても18箇所全てに入るのは至難の業。私も最初は、メインの2つくらい入ってフィニッシュするつもりでしたが。。。
なんとこのお風呂マップはスタンプラリーになっていて、
全部入ると記念品がいただけると書いてあります。
これでスイッチが入った私は全クリを目指すことに。
玄関からはわかりませんでしたが、宿は本館、西館と川を挟んで、東館、南館、遊湯館からなり、広大な敷地に点在しています。
左のどうみても民家みたいな建物が、遊湯館で内湯があります。
貸切風呂は主に本館と東館に集中していて、東館はちょっと大きめの貸切風呂、本館は小さめの貸切風呂が多いです。
効率よく巡るなら、東館と本館を分けて、それぞれ集中して攻略するのがオススメ。
本館から一度外へ出て、橋を渡ると到着。
右の建物が南館、奥が東館です。
ここがもともの龍洞の旅館だった場所で、現在の本館はかつては高級離れの別邸でした。
それではまずは東館から行きましょう。
全部入るつもりはなかったのですが、湯巡りしているうちに、火がついてしまい、結局ほぼ全部入ってしまいました。
全てのお風呂をご紹介します。
まずは貸切のシステムですが、東館と本館にこのようなターミナルがあり、ここで貸切風呂の札を借ります。
ちなみに一度に二枚とかは借りてはいけません。
お風呂はすべて○龍という名前がついています。
東館だけで、実に10箇所!
ダンジョンのようなお風呂の数々。
まずはお宿でもメイン風呂のひとつである大龍から。
借りた札はこのようにドアにひっかけます。
こちらが大龍。サイズ的には一番有名な川龍に次ぐデカさ。
貸切風呂のレベルではない露天風呂にしばし驚愕。
これだけのサイズを独り占めとはなんとも贅沢。
大龍は一番山側にあるため、大自然の緑を感じられる露天風呂です。
泉質は単純温泉。湯ノ小屋温泉は源泉が70度以上もある熱め温泉ですが、龍洞はどこのお風呂も割と適温でした。
無色透明のアルカリ性野のお湯で、肌がサラサラになります。
もちろんすべてのお風呂で源泉かけ流し。湯量のすごさにもびっくり。
次は音龍。ターミナルに戻り音龍の札を取ると、後ろにいたおばさまから、「そこすごく良かったですよ」と声をかけていただきます。
これは楽しみ。
こちらが音龍。ちょっと薄暗いですが、これが逆に落ち着く渓流露天風呂。
音龍は一番渓流に近い露天風呂です。サイズも川龍、大龍に次ぐきぼで、軽く10人くらいは入れそう。
貸切風呂と言っても、こちらのお宿はまあまあデカいお風呂が多いです。なので、若い男性5人組で湯巡りを楽しんでいるグループも。
むしろ山奥でアクセスが悪いので、カップルは少なかったような。
続いて和龍。
日本庭園風の露天風呂なので、和龍。
こちらは四人サイズくらい。
続いて香龍。こちらは調整中で入れなかったので、見学のみ。
こちらも川沿いのお風呂。毎月様々な香りを楽しめるというアトラクション付きのお風呂。どんな仕掛なのか気になります。
こちらは2人サイズくらい。
続いて飛龍。
ここも調整中でまだお湯が溜まっていない感じでした。
川沿いのテラス風ヒノキ風呂です。こちらは2人サイズくらい。
どんどん行きます。続いて岩龍。
こちらは露天風呂ではありません。貸切風呂で露天風呂ではないのは、ここと暗龍と木龍など数か所のみ。名前の通りの岩風呂ですが、ライトアップするという一工夫が素晴らしい。ここはちょっと熱め。
続いて木龍。バンガローのような小屋の中に小さなヒノキ風呂。
足を伸ばせば1人サイズくらい。賑やかしの木のオブジェがまたおもしろい。
こちらは星龍。ここも調整中で入れなかったので、見学のみ。
八角形の星型の湯船だけだと思いましたが、ボタンを押すと足元から光が星のように広がるらしいです。
こちらは壺龍。そのまんまの名前ですが、ここは結構人気でなかなか入れませんでした。
それぞれのお風呂は笑ってしまうくらい工夫に富んでいます。
東館で札が空いているところはひととおり入浴。みなさんたくさん入りたいようで、貸切の回転が早い。
人気のお風呂でなければ、他のお風呂に入っているうちにタイミングよくあいてくれます。
次はちょっとはなれた渓龍へ。
お風呂は古民家のような遊湯館の更に奥にあります。
ここの札だけ、東館と本館のターミナルではなく、遊湯館の入口に置いてあります。
奥の小さな小屋が渓龍。
ここも渓流目の前の雰囲気あるお風呂。
脱衣所は畳の間にちゃぶ台。
こちらが渓龍。ここも川が見える露天風呂を期待していましたが、川の対岸が本館の貸切風呂エリアで丸見えのため、板で囲われていて景色は微妙でした。川沿い風呂なら音龍がオススメ。
ここからは本館へ戻り、本館の貸切風呂ゾーンをめぐります。
本館のお風呂札ターミナル。
本館の貸切風呂はすぐ隣の部屋がお風呂。
もはや着替えが面倒くさくなり、上裸で歩いてたお兄さんも。
まずは暗龍。
なっ、なんてムーディー。景色は一切なく、ブルーのライトで照らされたお風呂。正直ここが一番人気がないようで、だいたいあいてました笑
続いて双龍。
渓流に面した露天風呂で、名前の通り湯船は2つ。
桶風呂と寝風呂です。寝風呂は家庭のお風呂でおなじみのポリ風呂。
ですが、ポリ風呂の方はギャグのように熱かった。。
続いて泡龍。
八角形の露天風呂。なんで泡なのかと思いましたが、
ボタンを押すと泡が出るというアトラクション。
ちなみに押すとこんな感じ。
続いて石龍。ここも川沿いの露天風呂です。
巨石を大胆にくりぬいた湯船。こちらは調整中だったので、見学のみ。
続いて楽龍。
貸切風呂で唯一洗い場があるお風呂。
先客はカップルでした。
楽龍な内湯と露天風呂どちらもあります。
こちらが露天風呂。眼下に見えるのは先程の渓龍。
露天風呂は1人サイズ。ここはかなりぬるめの設定でした。
続いて蒸龍。名前から想像したとおりここはサウナ付きのお風呂。
結構人気で、なかなか入れませんでした。
サウナがあるので、お風呂はぬるめに設定されてました。
サウナはこんな感じのボックスタイプ。
中はちゃんと熱かったです。
このあたりでヘトヘトになってきていますが、まだまだ行きます。
続いて竹龍。
本館の貸切風呂で一番見晴らしの良い露天風呂。
強いて言うなら竹垣があるから、竹龍?
ちなみにロビーには、無料でいただけるアイスがあるので、疲れたらアイスで一服。半分に追って吸う懐かしのあのアイスです。
その他、フリードリンクも充実のラインナップ。
ちょっと休憩して、男女別の内湯に行ってみることに。
唯一ここだけが、貸切風呂ではありません。
屋根が絶妙にひん曲がっている遊湯館の古民家。
左の部分がお風呂です。
遊湯館の対岸は源泉小屋になっていました。
廃墟のような感じがシブいです。
古民家だけでも一見の価値アリ。ここだけでも楽しそうな雰囲気。
こちらが玄関。
湯上りスペースは友達の家のような雰囲気。
漫画もありました。
内湯に入るといきなり、ぶっとい柱。
お風呂の全容がわかりません。
柱の裏にちいさな内湯。
やはりこのお宿は露天風呂メイン。内湯は至って普通で一番特徴ありませんでした。
洗い場もありますが、数は少ないです。
結局最後まで空かなかった一番人気の川龍へ。
脱衣所。
こちらが川龍。宿で一番大きなお風呂です。
川龍という名前だけあって、宿でも最も川の上流にあるお風呂。
露天風呂の真横には渓流が迫り、川のせせらぎを聞きながら入浴できます。
川側から見た露天風呂。雑誌などよく使われるアングルです。
川の流れだけではなく、新緑もまぶしい露天風呂。
およそ一時間半かけて、一部調整中のお風呂もありましたが、18箇所のお風呂を入れるだけ入り、ヘトヘトに。
スタンプラリーを制覇すると、ロビーで記念品をもらえるようで、記念品お渡し処がありました。グラス類やアクセサリーなど好きなものがもらえるようでした。
ただ、所々スタンプがなくなっているお風呂もあり、現在もやっているかどうかは不明です。
龍洞はかなり山奥の旅館ですが、意外と人気があり、湯巡りを楽しむ日帰り入浴のお客さんがちらほらと来ていました。
入浴料は高いですが、これだけの貸切風呂に日帰り入浴できる旅館は他に見たことがなく、かなりオススメです。
■湯の小屋温泉の他の日帰り入浴はこちら
■水上温泉郷の他の日帰り入浴はこちら
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは740mgのため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉になる温泉です。
食塩と石膏を含む温泉で、水上温泉郷に多い泉質。
その他、美肌効果のあるメタケイ酸も133mgと比較的多く含んでいます。