横手館の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
15:00〜19:00
▶日帰り入浴料
1150円
▶お風呂の数
内湯(男1・女1)
▶サウナ
あり(かまぶろ)
▶住所
▶電話番号
0279-72-3244
横手館の外観と館内
横手館は伊香温泉の最上部に位置する老舗旅館。
石段街のメインストリートには面していませんが、趣ありすぎる木造の建物は、通りを行き交う人々の目を引きつけ、写真を撮る人もちらほら。
宿の創業は江戸時代の元禄年間。
伊香保温泉でも指折りの老舗旅館です。
宿につながる小路もなんとも趣深い。
日帰り入浴の場合、駐車場はありませんので、伊香保ロープウェイの駐車場などに停めると良いと思います。
圧倒的な存在感を放つこの建物は大正時代の築で、国の重要文化財に指定されています。伊香保で現役の旅館で、重要文化財の旅館は横手館のみです。
伊香保温泉は榛名山の中腹にあり、下から上に吹き上げる強風により度々大火に襲われました。そのため、歴史ある温泉ながら、現存する木造旅館はほぼ皆無。
特に大正9年の大火では、街の7割焼失。横手館の現在の建物はその火災の直後に建てられたものです。
白い暖簾がかかった堂々たる玄関。
日帰り入浴NGそうな感じですが、意外にもオッケイ。
館内はこんな感じ。所々リニューアルされていて、見た目の割に古さはあまり感じません。中央に階段がある構造で、右手に帳場があります。
日帰り入浴は15時からと遅めのスタート。
伊香保温泉は午前中から日帰り入浴可能なところは少なく、15時前後から開始の旅館が多いです。
ちょっとフライングで来てしまい、「お時間まで少々お待ち下さい」と言われましたが、ちょっと上の人が出てきて、「大丈夫ですよ」と入れていただきました。
日帰り入浴は1150円。
タオルは立派なロゴ入です。
お風呂は2階というか、中2階のような場所にあり、
宿の方が案内してくれます。
途中にあるオシャレな休憩スペース。
「お風呂上がりはこちらでごゆっくりおつくろぎ下さい」と勧めていただきました。
階段をあがった右手がお風呂。
横手館の温泉
お風呂入口。
すごくキレイな脱衣所。数年前に来たことがありますが、リニューアルしたようです。真ん中に何故か中庭みたいな空間があるおもしろい造り。
洗面台も老舗旅館らしからぬ感じで、めっちゃオシャレ。
フリーのお水もいただけます。
伊香保温泉の旅館はだいたい置いてます。
こちらが大浴場。白亜の壁の大浴場で、天井も高く明るいです。
湯船は半ひょうたん型。
温泉成分がこびりついたかけ湯。
伊香保温泉らしい茶褐色のお湯が贅沢にも溢れます。
ここのお湯はちょっと熱めです。
茶褐色のお湯を豊富に使用できるのは老舗旅館の証拠。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。
鉄分により赤茶色になり、食塩も含むためあたたまりも良いお湯。
そのため、古くから子宝の湯とも呼ばれてきました。
いかにも濃そうな温泉ですが、意外と味はなく、鉄臭さも弱め。
以上、横手館の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
伊香保温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
圧倒的なオーラを放つ旅館で、建物だけでも一見の価値があります。
伊香保でも指折りの有名旅館ですが、日帰り入浴可能なのがありがたいところ。
日帰りでは駐車場が利用できないため、少し利用しくいですが、伊香保らしい黄金の湯
をかけ流しで楽しめます。
横手館の泉質と効能
✓源泉 総合湯(混合泉)
✓温度 41.6度(温泉)
✓pH値 6.3(中性泉)
✓成分総計 1390mg