極楽館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:30〜14:00
○日帰り入浴料金 1200円(貸切1時間)
○露天風呂 なし
○タオル 入浴料に含まれる
○お風呂の数 内湯(貸切3)
○客室数 5室
〇公式HP https://www.gokurakukan.com/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0279-88-2142
3.泉質
■源泉 大日の湯・西ノ河原源泉 混合泉
■泉質 酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(酸性明礬緑礬泉)
■温度 42.1度 pH2.1
■成分総計 1490mg
4.草津温泉について
草津温泉は有馬、下呂と並び日本三名泉にラインナップされる言わずとしれた超有名温泉。開湯は古墳時代の日本武尊や、奈良時代の行儀発見など諸説ありますが、室町時代頃から世に知られるようになり、江戸時代には温泉番付で東の横綱とされていました。
まさに温泉の代名詞とも言える草津温泉、湯畑を大小様々な旅館が50件ほどひしめく大温泉地です。今でも多くの観光客で賑わう人気の温泉で、どの旅館も直前で予約をとるのは至難。草津温泉の小さな旅館はほとんが日帰り入浴不可なのですが、有名旅館は比比較的日帰り入浴OKの旅館が多いです。
5.外観・館内・お風呂
極楽館は湯畑から続く西の河原通り沿いにある旅館。
このあたりは土産物店や飲食店が立ち並び、草津でも一番人が多いエリアです。
極楽館の一階はおしゃれなカフェになっていて、旅館だとわかっている人でなければ、なかなか温泉があるようには見えません。
かろうじて、「源泉かけ流し 貸切風呂」の文字で温泉だと分かります。受付はこのカフェのカウンターでしなければならないのですが、
これがハードル高い。
カフェにたくさん人がいると、お風呂を乞う、しかも貸切にソロとなると、ちょっと言うのは恥ずかしい。
最初チラ見した際は、女性客で満席。
数々の旅館にアタックしてきた当方ですが、ここは一回退散し、出直すことにします。
30分後に再びアタック。運良く誰もカフェにいなかったので、堂々と受付できました。お風呂は全て貸切制。極(きわみ)、楽(たのし)、一坪風呂と名付けられた3つのお風呂で。
極が一番大きく、楽はちょっと深め、一坪風呂はその名の通り、小さいでお風呂です。ここはメインと思われる極をチョイス。
カフェの横に入ると急に旅館感がでてきます。
途中こんな広い休憩所もあります。
お風呂の前はこのような風情ある渡り廊下になっています。
なんとなくこの感じは、いいお風呂に出会える確率が高いので、
期待が高まります。
3つの貸切風呂はすべてここに集約されています。
一番右側が極のお風呂。
カフェマスターさんがここまで案内してくれました。
脱衣所。貸切風呂にしては広いです。
マスターさんがわざわざ石油ストーブをつけてくれます。
フェイスタオルは脱衣所にあるとのことでしたが、おそらくこれか。
ハンカチにも見えましたが、広げると。
なかなか立派なタオル。持ち帰れないのが惜しい。
では早速お風呂へ。すのこのような趣ある木造の湯小屋。
これは雰囲気あります。奥には正方形の湯船がひとつ。
こちらが極のお風呂。極楽館の特徴はなんと言ってもここでしか入れない大日の湯という希少源泉。
草津温泉では珍しく、硫黄泉ではない温泉。
ちなみに硫黄泉ではないは、大日の湯と万代鉱源泉のみ。
温度も42度とぬる湯の源泉です。極楽館では大日の湯に巨大露天風呂で有名な西ノ河原源泉をブレンドし、適温にしています。
熱い温泉が多い草津温泉ですが、ここだけはちょっとぬるめで長湯できます。もちろん源泉かけ流し。草津温泉は圧倒的湯量をバックに、泉質主義と銘打ち、基本的にどの旅館も源泉かけ流しです。
泉質は酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。湯畑源泉などと違うのは含硫黄が抜けていること。成分的にも少し薄く、マイルドな源泉です。
お湯は湯口の奥からポコポコと言いながら湧き出しています。
極楽館は趣ある湯小屋に、希少源泉の大日の湯、しかも貸切と温泉好きにはたまらない旅館。草津の日帰り入浴でもトップレベルのオススメです。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1490mg。陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。
特殊成分として、水素イオンでが1mg以上で酸性泉となりますが、こちらは8mgもあり、酸性の強い温泉です。
す。
合体して、酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉です。