極楽館の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・貸切で温泉を楽しみたい
・希少な源泉に入浴したい
・ぬるめの温泉が好き
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
10:30〜14:00
▶日帰り入浴料
1200円(貸切1時間)
▶タオル
フェイスタオル付
▶お風呂の数
内湯(貸切3)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
0279-88-2142
極楽館の外観と館内
極楽館は湯畑から続く西の河原通り沿いにある旅館。
このあたりは土産物店や飲食店が立ち並び、草津でも一番人が多いエリアです。
極楽館の一階はおしゃれなカフェになっていて、旅館だとわかっている人でなければ、なかなか温泉があるようには見えません。
かろうじて、「源泉かけ流し 貸切風呂」の文字で温泉だと分かります。受付はこのカフェのカウンターでしなければならないのですが、
これがハードル高い。
カフェにたくさん人がいると、お風呂を乞う、しかも貸切にソロとなると、ちょっと言うのは恥ずかしい。
最初チラ見した際は、女性客で満席。
数々の旅館にアタックしてきた当方ですが、ここは一回退散し、出直すことにします。
30分後に再びアタック。運良く誰もカフェにいなかったので、堂々と受付できました。お風呂は全て貸切制。極(きわみ)、楽(たのし)、一坪風呂と名付けられた3つのお風呂で。
極が一番大きく、楽はちょっと深め、一坪風呂はその名の通り、小さいでお風呂です。ここはメインと思われる極をチョイス。
カフェの横に入ると急に旅館感がでてきます。
途中こんな広い休憩所もあります。
極楽館の温泉
お風呂の前はこのような風情ある渡り廊下になっています。
なんとなくこの感じは、いいお風呂に出会える確率が高いので、
期待が高まります。
3つの貸切風呂はすべてここに集約されています。
一番右側が極のお風呂。
カフェマスターさんがここまで案内してくれました。
脱衣所。貸切風呂にしては広いです。
マスターさんがわざわざ石油ストーブをつけてくれます。
フェイスタオルは脱衣所にあるとのことでしたが、おそらくこれか。
ハンカチにも見えましたが、広げると。
なかなか立派なタオル。持ち帰れないのが惜しい。
では早速お風呂へ。すのこのような趣ある木造の湯小屋。
これは雰囲気あります。奥には正方形の湯船がひとつ。
こちらが極のお風呂。極楽館の特徴はなんと言ってもここでしか入れない大日の湯という希少源泉。
草津温泉では珍しく、硫黄泉ではない温泉。
ちなみに硫黄泉ではないは、大日の湯と万代鉱源泉のみ。
温度も42度とぬる湯の源泉です。極楽館では大日の湯に巨大露天風呂で有名な西ノ河原源泉をブレンドし、適温にしています。
熱い温泉が多い草津温泉ですが、ここだけはちょっとぬるめで長湯できます。もちろん源泉かけ流し。草津温泉は圧倒的湯量をバックに、泉質主義と銘打ち、基本的にどの旅館も源泉かけ流しです。
泉質は酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。湯畑源泉などと違うのは含硫黄が抜けていること。成分的にも少し薄く、マイルドな源泉です。
お湯は湯口の奥からポコポコと言いながら湧き出しています。
以上、極楽館の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
草津温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
日帰り入浴してみた感想まとめ
極楽館は貸切で温泉を楽しめる宿。
大日の湯源泉はこの旅館でしか入れない正真正銘の希少源泉。
草津唯一の少しぬるめの源泉で刺激もマイルド。熱い温泉が苦手な方におすすめです。
お風呂は小さいため、大人数で楽しむには向いていません。
極楽館の泉質と効能
✓源泉 大日の湯・西ノ河原源泉 混合泉
✓温度 42.1度(温泉)
✓pH値 2.1(酸性泉)
✓成分総計 1490mg
✓効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症