にゅーゆもと
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜16:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
〇公式HP なし
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★☆☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0254-99-2022
3.泉質
■源泉 三川温泉組合2号
■泉質 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(含食塩芒硝泉)
■温度 41.5度 pH7.2
■成分総計 2094mg
4.三川温泉について
三川温泉は新潟と会津を結ぶ山間にある旧三川村にある温泉。かつては10件近い旅館やホテルがあった温泉地ですが、知名度はあまりなく、地元の人か温泉好きではなければ、なかなか知らない温泉だと思います。明治時代には湯治場開かれていたと言われていますが、正式な開湯は昭和3年と比較的新しい温泉です。三川温泉にはかつて「三川館」と「力館」鉄筋の大きなホテルがあったのですが、ことごとく廃業になり、建物のみが残ります。村営の「ホテルみかわ」も経営難により廃業し、今や小さな旅館のみが5件残るちょっと寂しい温泉になっています。
5.外観・館内・お風呂
にゅーゆもとは三川温泉の一番北側にある旅館。
全部ひらがなでしかも、「にゅー」という独特の名前。
どんな旅館だろうと思っていたら、半分民家が混在しているような昔ながらの旅館でした。
日帰り入浴できるか不明だったので、電話してみると、最悪の対応でした。まず何度言っても「は?」という感じです聞き取ってもらえない。「おたくどこからくるの?」と言われ、場所を伝えたのですが、
「どこから来るのかもわからん人を入れるわけにいかないんだわ」と言われます。しばらく押し問答が続き、「そんなに来たいならくれば?」みたいな感じで言われたので、こちらも腹が立ち切電したことがあります。
あれから数ヶ月。もう一度電話してみると、「16時か17時くらいまでならやってる」ということで、行ってみることにします。
館内ヘ入るとこんな感じ。所々宿の方の居住スペースも混ざっているようで、右奥の部屋の障子の向こうからは話し声が。
「すみませーん」と何度か呼びましたが、人の気配がするのに全然出てもらえず。奥の間におばあちゃんもいるようでしたか、こちらもなかなか気づいてもらえない。
無視されてるんじゃないかと思い始めたとき、奥の間からおばあちゃんが登場。ニコニコとしためちゃめちゃかわいらしいおばあちゃんで、あの電話は何だったのかとちょっと拍子抜け。
このおばあちゃんが電話の声だったかはわかりませんが、「お風呂ね?」「どこから来たの?」と優しく聞かれ、答えると、ニコッと笑って「そう」という感じでした。お風呂の場所を教えてもいます。
お風呂は一階で、玄関から右の廊下を進みます。
脱衣所。ちょっと暗いです。
お風呂のドアは、幼稚園のような超かわいい動物さんが書かれています。旅館の雰囲気からは想像できなかったので、びっくり。
これは子供さんも喜ぶと思います。
こちらが浴室。露天風呂はありません。
お風呂は四人くらいサイズ。旅館はちょっと高台にあるので、ちょっとだけ見晴らしも良いです。
不用意に立ったりすると、下の駐車場から見えそうな気もしますが。
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
旧泉質名では含食塩芒硝泉。
三川温泉はどこの旅館も同じ源泉を使用しています。
循環消毒ありなので、温泉らしさは弱めです。
湯口には食塩なのか白い温泉成分が付着しています。
にゅーゆもとは、実際訪れてみるとおばあちゃんも優しく、アットホームな旅館でした。温泉感は弱めですが、お風呂も可愛らしいので、お子さん連れにオススメです。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が2094mgで、見た目の割に濃い温泉。陽イオンはナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉となります。旧泉質名では含食塩芒硝泉。