ホテルニューあらお
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜21:00
○日帰り入浴料金 600円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 28室
○タオル 200円(ロゴなし)
〇公式HP http://www.newarao.co.jp/
○混雑度 お風呂で会った人数 4人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0229-83-3062
3.泉質
■源泉 炭酸泉・黒湯混合泉
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉
(純重曹泉)
■温度 61.7度 pH7.7
■成分総計 1003mg
4.東鳴子温泉について
鳴子温泉とともにその歴史は古く、837年に潟山(鳴子火山)が噴火大爆発し、温泉が轟音とともに湧き出したと伝えられています。噴火口のカルデラは現在も潟沼として残っています。
その薬効の高さから、江戸時代には仙台藩主の御殿場も置かれ賑わいを見せました。明治時代の1910年に山崩れにより、一度壊滅しましたが、復興し、昭和に入り新たな源泉も開発されました。
鳴子温泉と比べ、大型旅館は少なく、湯治場としての雰囲気を今直残しています。
5.外観・館内・お風呂
ホテルニューあらおは東鳴子温泉の東端にある旅館。
ひなびた湯治宿が多い東鳴子温泉では異色の鉄筋ホテルです。
見た目に旅館的な趣はなく、ビジネスホテルのような雰囲気。
鳴子温泉郷で豪華な大型ホテルか、鄙びた湯治旅館の二極化が進み、中途半端な規模のホテルはほとんどつぶれてしまったのですが、何故かこのホテルはリピーターが多いようで、元気に営業中。
鳴子温泉郷は日帰り入浴に寛容なので、事前に電話なんてしなくても、大体の旅館でほぼ日帰り入浴できます。
この日も飛び入りで入浴。
フロント。日帰り入浴専用の券売機まであったので、日帰り入浴のお客さんも多いのかも。
意外なことに館内にはおじいちゃん、おばあちゃんで混雑。
フロントのスタッフも手慣れていて、常連と思われるおばあちゃんに優しく対応中。何だかアットホームな雰囲気。
入浴料は600円です。
お風呂は1階で、ロビーのすぐそば。
有名なホテルでもないし、空いているだろうとなめていましたが、大誤算。
昼前だと言うのに浴衣を着たおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん。こちらのホテルは、実は部屋付き休憩とお弁当の昼食セットで、
たった2500円というプランがあるのです。
皆さんそのプランの利用のようで、大人気な感じ。
お風呂入口。
脱衣所と内湯は混んでいたので写真はありません。
こちらは露天風呂。
半分屋根のかかった露天風呂。
庭園の雪景色がいい感じ。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。
旧泉質名では純重曹泉です。
ちょっと大きなホテルですが、そこは鳴子クオリティで源泉かけ流しで楽しめます。
重曹100%の温泉は珍しいのですが、東鳴子温泉はほとんどが純重曹泉です。お湯も東鳴子温泉に多い有機系のアブラ臭の香り。
お湯は濃い茶褐色で、浴槽に溜まると黒湯に見えます。
成分量的には東鳴子温泉では少ない方なので、幾分マイルドかもしれません。
重曹は古い角質を溶かすので、お肌がサラサラになります。
ちなみに東鳴子温泉で露天風呂を持つ宿は少ないのです。
これだけのサイズの露天風呂はここだけ。
露天風呂部門では東鳴子ナンバーワンの温泉。
素晴らしい雪見露天風呂でした。
ちなみに以前に訪れた際の内湯はこんな感じ。
この日は女湯のであった方のお風呂です。
湯船の形は違いますが、サイズ感はほぼ同じです。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1003mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-炭酸水素塩泉となります。旧泉質名で純重曹泉です。