大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

新那須温泉 ホテルグリーンパール那須 避暑地のホテルでかけ流しの硫黄泉に日帰り入浴

ホテルグリーンパール那須

 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度
 

 
 

○日帰り入浴時間 13:30〜18:00(平日のみ)
○日帰り入浴料金 1000円

○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(男1・女1) 

○タオル     入浴料に含まれる(ロゴなし)

○客室数     21室

〇公式HP               https://green-pearl-nasu.com/

○混雑度     お風呂で会った人数 3人

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 

 
〇住所  栃木県那須郡那須町湯本213

〇電話番号   0286-76-2523

 

3.泉質

 

■源泉   稲川源泉1〜4号、苦戸稲川1・2号、

      県電気局B-3号混合泉

■泉質   単純硫黄温泉

■温度             42.5度  pH 6.7

■成分総計  974mg

 

4.新那須温泉について

 

 


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新那須温泉那須湯本温泉よりも麓の高原地帯に地帯にあるホテルや旅館の総称で、那須温泉など名乗り方もいろいろ。一口に新那須温泉と言っても泉質は様々です。多くは湯量豊富な大丸温泉北温泉の源泉を引いていますが、無色透明から湯本温泉に近い白濁した硫黄泉などホテルや旅館毎に特徴があり、独自源泉を持つ宿もあります。

那須の高原地帯にありますので、旅館よりも大型のリゾートホテルが多い地区です。

 

5.外観・館内・お風呂


 


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ホテルグリーンパール那須那須街道の表通りから少しそれた、別荘などが立ち並ぶ静かなエリアにあるホテル。

なぜか東京の荒川区と提携していて、区民の場合少しお得な料金で宿泊できます。

そこまで大きなホテルではなく、高級な感じもないので、入りやすい雰囲気ですが、日帰り入浴は平日のみの受付。

玄関見るとそうでもないですが、反対側から見るとまあまあ立派なホテルです。

 


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入浴料は1000円。那須界隈ではそんなに有名なホテルではないので、空いているだろうと思っていましたが、意外にもロビーには結構なお客さんが。

私の前の高齢のご夫婦のお客さんは、貸切露天風呂の日帰り入浴を受付し、ロビーで順番待っているようでした。

日帰り入浴でも貸切露天風呂の利用ができるようです。

受付のお姉さんはテキパキと対応してくれました。


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お風呂はオブジェがギラつく階段を上がり、2階にあります。

ロビーには暖炉などもあり、那須らしいをオシャレな雰囲気もあります。


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二階フロアはこんな感じ。フリーお水もあり。


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お風呂入口。


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木のぬくもりを感じる脱衣所。


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こちらがお風呂。お客さんも多いホテルなので、露天風呂がありそうな気がしましたが、内湯のみで露天風呂はありません。 

窓をちょっと開けて顔を出し、露天風呂のようにして入浴している方も。

奥に小さく見える湯船は温泉ではなく、沸かし湯の浴槽。

ちなみに露天風呂は貸切風呂しかないようです。

泉質は単純硫黄温泉。硫那須湯本温泉の源泉とは異なり、酸っぱさあはなく、硫黄臭も那須湯本よりはマイルド。含まれる硫黄分は那須湯本の半分ほどです。

お湯は熱くもなく、ぬるくもないという感じ。


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この源泉は那須湯本の鹿の湯源泉とは別で、茶臼岳山麓に点在する源泉を何箇所か集めたもの。同じ源泉はホテルラフォーレ那須でも使用していますが、逆にこの源泉はこの2件でしか入れない貴重なもの。

こ加水や加温はしていますが、このホテルの規模では珍しく、循環や消毒のない源泉かけ流しのお湯です。

 

那須湯本は刺激が強い酸性泉なので、肌が弱い方など、マイルドな硫黄泉に入るならこちらがオススメです。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは861mgでかなり惜しい。

単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。

もし1000mgを超えていればカルシウム-硫酸泉(石膏泉)となる温泉です。なので石膏が主成分の単純温泉と言えます。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは51mg含むため、硫黄泉となります。ほとんどが硫化水素ガスとして含まれています。

 

合わせて単純硫黄温泉となります。