常生館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 12:00〜20:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○タオル なし
〇公式HP なし
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0278-72-3494
3.泉質
■源泉 常生館の湯
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(含石膏食塩泉)
■温度 41度 pH 7.0
■成分総計 1230mg
5.外観・館内・お風呂
常生館(じょうせいかん)は利根川を望む景色の良い高台にある旅館。上牧温泉は辰巳館だけが大型旅館でよく目立ちますが、常生館は段丘沿いの田園地帯に民家に紛れて佇む小さな旅館です。
駐車場には冬支度の準備なのか、除雪機がちょこちょこと点在。
玄関前からすぐ下に目をやると、利根川の清流が手に取るように望めます。
日帰り入浴の確認の電話をしたところ、「露天風呂とかはないですけどいいですか?」とのこと。もちろん内湯のみです。
日帰り入浴は12時〜20時で遅くまでやっています。
ロビー。畳敷きですが、薪ストーブなんかもありました。
よく見ると帳場閉まっちゃってます。。
これはしまったと思いましたが、女将さんっぽい人はすぐ出てきてくれました。
入浴料は500円。タオルの販売はないそうです。
すごいのは壁中に飾られた色紙の数々。
これすべて野球部の合宿で泊まった球児からの色紙。
野球部からこれだけ愛されるとは、何か秘密がある旅館なのかも。
あの松阪選手も合宿したことがあるとか。
当方野球には明るくないため、知っている選手の名前はありませんでしたが、野球好きの人には結構見応えあると思います。
多くの野球部員が食事をしたであろう食堂。
ここで有名な選手も食事してたのかも。
宿の建物は段丘沿いにあり、お風呂は一番下にあります。
いきなりすごい傾斜の階段登場。
野球部の練習にも使えそうなくらいキツイ階段です。
シルバー用の昇降機はありました。
下から見るとこんな感じ。
階段降りて右に進むとお風呂です。
男湯入口。
ログハウス風の脱衣所。ちょっと暗くて寒い。
こちらがお風呂。露天風呂は確かにないですが、窓がかなりでかいので一瞬、半露天風呂かと勘違い。
利根川をバッチリ望む景色。
女将さんから「蓋を取って入ってください」と言われていましたが、この蓋がなかなかの数で、結構重労働でした。
木の蓋はちょっと重くて、裏はぬるぬる。
外したはいいものの、戻すのも大変なわけで途中で諦めます。
一通り蓋を外すとこんな感じ。木製の浴槽は真ん中で仕切られて、右側が少し大きめ。左側は三人サイズくらいの小さめです。隣の大峰館は無色透明のお湯だったのですが、こちらはちょっとしじみ色に濁ったお湯。
右側の湯船の底には鉄分のようなオレンジ色の沈殿が。
期待以上におもしろそうな温泉です。
ですが、お湯は左の浴槽にのみ投入で、そこから溢れたお湯が右側の湯船に溜まっているため、ちょっと鮮度が悪く、結構ぬるかったので、入るのは足だけにしました。
温泉分析書には少し大きい湯船は、循環有りと書いてありましたが、
循環しているような雰囲気はありませんでした。
一方の左側の湯船は湯口が近いため、鮮度がよく、少し泡付きも感じられるお湯。こちらは加温はしていますが、源泉かけ流し。
温度はちょっとぬるめくらいで最高の温度でした。
蓋を中途半端に開けていますが、完全に外せばもう少し広くなります。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、旧泉質名では
含石膏食塩泉というお湯。同じ上牧温泉の大峰館のお湯と泉質は全く異なり、鉄分も微量に含んでいます。塩分も含みますが、しょっぱさはなし。
露天風呂オーラプンプンの扉を発見。
というかうっすら「露天風呂」と書いてあります。
露天風呂はないはずでは?と気になったので建付けの悪いドアを開けてみると。
見事な露天風呂の残骸。昔は露天風呂があったようです。
利根川を見下ろす絶景の露天風呂だったと思われるので、残念。。
上牧温泉は辰巳館が圧倒的に有名ですが、常生館は知名度はあまりないので、混んだりせずに入浴できます。
木造の浴室は趣があり、お湯も個性があるので、泉質重視の方にもおすすめです。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1230mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となります。旧泉質名では含石膏食塩泉。