大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

大子温泉 やみぞ 秋冬限定のリンゴ100個風呂に日帰り入浴

やみぞ


 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度
 

 

○日帰り入浴時間 11:00〜14:00
○日帰り入浴料金 800円 
○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

○タオル     330円(ロゴあり)

○客室数     22室

〇公式HP                https://www.yamizo.com/

○混雑度     お風呂で会った人数 10人以上

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

 

 
〇住所  茨城県久慈郡大子町矢田524-2

〇電話番号   0295-72-1511

 

 

 

3.泉質


 
 
■源泉   大子町営御免沢温泉1号泉、2号泉

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度             31.2度  pH 8.76

■成分総計  932mg

 

4.大子温泉について

 


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大子(だいご)温泉は茨城県北部の大子町にある温泉。

大子町中心市街地の中にあり、久慈川沿いに旅館やホテルが点在しています。開湯は明治時代の比較的新しい温泉です。

同じ大子町内にある袋田温泉や月居温泉などと合わせて、奥久慈温泉郷と呼ばれます。

 

温泉地の少ない茨城県では貴重な存在ですが、アクセスの悪さもあり、ちょっと元気がない感じ。かつて多くあった宿泊施設も、経営が変わるなどして、現在4件のみとなっています。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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やみぞは大子温泉にある公営の宿泊施設。 

かつては余暇活用センターやみぞという名前でした。

大子温泉で日帰り入浴可能なのは今やここだけ。

ちょっと味気ない感じの鉄筋の建物がいかにも公営らしいです。

鉄筋3階建ての宿泊棟の横には、学校みたいな体育館がありましたが、これもホテルの一部です。

駐車場は平日だと言うのに超満車。

ちょっとびびりつつも館内へ。


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こちらがロビー。フロントで入浴料800円を払います。

意外にも空いている館内。


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ちょっとお庭に目をやるとたくさんのおじいちゃん、おばあちゃんの方々。駐車場にあった大量の車に納得。

やみぞはホテルの前がグラウンドゴルフ場になっていて、ここで大会か何かをやっいるようでした。

ちなみにグラウンドゴルフは、ゲートボールとは似て非なる競技らしいです。


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タオルは巾着袋付きで330円。

フロントでタオルの購入をお願いすると、カラフルな巾着袋をずらっと出して、選ばせてくれます。


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ではさっそくお風呂へ。ここは宴会場が並ぶ廊下。宴会場も超満員に見えました。グラウンドゴルフ大会と昼食はセットになっているのかも。


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お風呂はホテル一階の左端にあります。ここで靴を履き替え。


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八角形が特徴的な湯上がりの休憩スペース。


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お風呂入口へ到着。グラウンドゴルフ場や宴会場は大混雑でしたが、お風呂は空いているようで安心。


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こちらが大浴場。このクラスのホテルでは珍しく露天風呂はありません。壁は名のある人が書いてそなアートなタイル画になっていました。サインが書いてましたが読めず。何がモチーフかも素人にはわからずです。


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こちらのホテルは秋と冬限定でりんご風呂が登場。

ちなみに大子町はりんごの産地でもあります。

このりんご風呂は結構有名で、玄関にも「りんご風呂」と大々的にアピールしていました。

私の知る限り、りんご風呂で有名な温泉は、長野県の中棚温泉山形県のりんご温泉などですが、意外と少ないのです。

浴室は結構広いのですが、浴室全体にリンゴの甘酸っぱく香りが立ち込めています。


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アップにするとこんな感じ。


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泉質はアルカリ性単純温泉で無味無臭。

ついでに循環消毒と加温もありで、特徴は薄めな温泉。

逆に温泉にあまり特徴がないからこそ、リンゴの香りが際立ちます。

ドギツイ硫黄泉にリンゴを入れてもちょっとですし。。


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リンゴはちょっと小ぶりでかわいらしいサイズ。

ざっと数えてみたところ、なんと100個ほど浮いていました。

広い湯船ですが、これだけあるので、リンゴ空白地帯はほんとんどなく、割と満遍なく浮いています。


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最初は誰もいなかったのですが、しばらくするとゴルフ終わりのおじいちゃんが堰を切ったように押し寄せてきました。昼食前のひとっ風呂でしょう。

皆さん思い思いにリンゴを引き寄せて香りを嗅いだり、投げたりとりんご風呂を満喫されていました。

 

逆にリンゴがないと個性はちょっと弱め温泉。

日帰り入浴は秋と冬のリンゴ風呂の時期を狙うと良いと思います。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは932mgのため、惜しくも単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.76のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-硫酸塩泉になる温泉。泉質的には芒硝を主成分とする温泉です。