大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

大湯温泉(秋田県) 阿部旅館 源泉蒸気が立ち昇るワイルド渓流露天風呂に日帰り入浴

阿部旅館

 

 

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 
 
○日帰り入浴時間 8:30〜16:00

○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   露天(男1・女1)

         渓流露天風呂(男1・女1)

         内湯今昔風呂(男1・女1)

         内湯ひのき風呂(男1・女1)宿泊者専用

○客室数     14室

○タオル     330円(ロゴあり)

○公式HP     https://www.abe-ryokan.jp/

○混雑度       お風呂で会った人数 3人

○個人的オススメ度 ★★★★★

 

2.場所・電話番号
 

〇住所  秋田県湯沢市皆瀬小安奥山国有林34

〇電話番号   0183-47-5102

 

 

3.泉質


 
■源泉   大湯温泉1号、2号源泉

■泉質   アルカリ性単純硫黄温泉

■温度             92.3度    pH9.2

■成分総計  928mg

 

 

4.大湯温泉について




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大湯温泉は栗駒山の西麓に湧く秘湯。小安峡温泉の上流側に位置するため、奥小安峡温泉などとも呼ばれます。新潟県にも大湯温泉という名前の温泉があり、紛らわしいですが、全然関係ありません。開湯は江戸時代の文明年間(1804年〜17年)と言われる歴史ある温泉です。

宿は阿部旅館の一件のみ。深山幽谷の谷間から湯けむりが上がり、情緒溢れる温泉です。


 

5.外観・館内・お風呂

 


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こちらが阿部旅館の外観。建物はリニューアルされているため、きれい系の秘湯です。日本秘湯を守る会にも加盟している人気旅館です。


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旅館には国道の橋の手前を分岐します。



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周囲は携帯の電波すら入れないエリア。

(宿の所だけは電波が入ります)

栗駒山麓の見事な紅葉に目を奪われます。


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東北の紅葉は本当に鮮やかで見ごたえがあります。


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阿部旅館の駐車場。駐車場の奥からも源泉地帯の湯けむりがモウモウとあがります。


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ちょっと上の方まで行けましたが、途中で行き止まり。


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日帰り入浴の場合は、宿の脇を通って湯小屋へ向かいますが、

一度フロントで入浴料を払います。無断で入浴する不届き者もいるようです。


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玄関には立派な岩谷堂箪笥が鎮座。館内はピカピカで、秘湯の宿によくあるボロさや汚さはありません。入浴料は500円です。

日帰り入浴時間は8時半からと早めに受付開始。

ちなみに8時〜8時半の宿泊客の朝食タイムに風呂掃除をしているようでした。

8時半直後に入浴すると、朝食後の宿泊客とバッティングするため、

10時前くらいが一番空いている時間だと思います。


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旅館の建物の脇を通れば、途中休憩スペースを挟み、すぐに趣ありすぎる湯小屋が見えます。


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途中にある小休止スペース。日帰り入浴客のお休みどころです。


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湯小屋へは屋根付きの渡り廊下で階段を下ります。


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階段にはとうもろこしの乾燥したやつがずらりと干されていました。


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湯小屋入口。黒塗り板張りの廊下がいい感じ。

阿部旅館は大きく分けて二箇所のお風呂があります。

メインはこちらで、露天風呂や渓流風呂、内湯の今昔風呂などがまとまっています。もう一つは、完全に宿泊棟の中にあるヒノキ風呂。

こちらには完璧なアメニティがありますが、宿泊者専用です。


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浴室入口。左側が女湯です。日本秘湯を守る会の巨大な提灯が、秘湯ムードをより盛りあげます。


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脱衣所。かろうじてドライヤーもあり。


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脱衣所には「源泉蒸し風呂」なる気になるものが。

中は真っ暗でしたが、要はサウナ。扉を開けると、モワッと熱気に包まれます。水風呂はないので、サウナーの方はこれでは整わないかもしれません。宿の周囲にモクモクしていた温泉の蒸気を利用しているのだと思います。利用している人は意外にも全然いませんでした。


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まず現れるのはこの内湯。今昔風呂と名付けられた昔ながらのシンプルな内湯です。湯治気分を味わえるのがこのお風呂のウリ。


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しかしこのお風呂。超絶熱いのです。。

足をつけるだけで、精一杯くらい。他のお客さんも露天風呂へ一直線で、今昔風呂はあまり人気がないようでした。


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ボディソープやシャンプーはなく、あるのは石鹸3個のみ。

まあ、大湯温泉へ日帰り入浴で訪れる人は露天目当てでしょうから、シャンプーなどはなくても気にならないと思います。


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今昔風呂は足湯だけで堪能し、そそくさと露天風呂へ向かいます。

源泉の湯気が立ち込め、温泉らしい感じでテンションあがります。

このワイルド感は福島の野地温泉なんかにも似ています。


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こちらが露天風呂。十和田石と多古石で作られた露天風呂。

今昔風呂とは打って変わり、ちょっとぬるめで適温。

この日は実は宿泊したのですが、夜なると真っ暗で、露天風呂はここだけにしか見えず。。ですが、


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この先の1段低いところに野趣満点の渓流露天風呂が隠れていました。HPを見ると、少し小さいですが、女湯も似たような造りのようです。


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かじかの湯と名付けられたこちらのお風呂は、すぐ真下に川が流れるワイルド系露天。写真奥は深くなっていて、立ち湯になっています。


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泉質はアルカリ性単純硫黄温泉。豊富な湯量を誇り、加水もなしの完全なる源泉かけ流しです。pHが9.2もあるアルカリ性ですが、なぜかぬるぬる感などは感じませんでした。硫黄の匂いはお湯自体からはあまりわからず、温泉蒸気にわずかに硫黄の匂いを感じるくらい。


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湯船に浸かれば、ゴオゴオと蒸気を上げる源泉を間近に見ることができます。背後の紅葉もまた素晴らしいアクセント。


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川の下に降りれるような感じでしたが、赤ペンキが塗られまくり、あちこちに怖いほど「キケン」と書かれていました。

大湯温泉の源泉は100度近い熱湯のため、リアルに危険だと思います。

ちなみに7月〜9月限定で、川を堰き止めた混浴の天然川風呂が出現します。これはもう少し下流のエリアのはずで、熱湯地帯はいずれにせよ立入禁止。訪問時は10月だっため、天然川風呂には入れず。

また必ずリベンジを誓いました。

 

まだまだあります 小安峡温泉

 

【小安峡温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ4選)成分量ランキング - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは928mgのため、惜しくも単純温泉です。

単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。

もし1000mgを超えていればナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となる温泉です。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは2mgで、ギリギリ基準を満たします。  

 

また、pHが8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらは9.2もあります。

以上より、アルカリ性単純硫黄泉になります。