鶴峯館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜17:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○客室数 7室
○タオル 200円(ロゴあり)
○公式HP https://www.kakuhoukan.jp/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0183-47-5335
3.泉質
■源泉 皆瀬4号井・5号井混合泉
■温度 92.3度 pH8.8
■成分総計 854mg
4.小安峡温泉について
小安峡(おやすきょう)温泉は、秋田、山形、岩手、宮城の県境にまたがる栗駒山山麓の秋田側に位置する温泉。小安峡大噴湯で有名な温泉で、至る所から湯気が立ち上る温泉場らしい雰囲気です。その起源は詳しくは分かっていませんが、江戸時代初期には街道が整備され、秋田藩の番所も置かれ、藩主も訪れるなど、湯治場として栄えていたようです。1969年の大火により、多くの宿が焼失。現在10件ほどある旅館はその後の再建の為、木造旅館などは残っていません。
5.外観・館内・お風呂
鶴峯館(かくほうかん)は小安峡温泉の南側に位置する旅館。大きなログハウスのような外観で、新築かと見紛うほどの綺麗さ。
試しに横に回って見たところ、ピカピカなのは前面だけで、奥の方は年代を経た佇まいでした。
フォントがかっこいい鶴峯館の看板。
「休憩・日帰り入浴歓迎」と書かれているので入りやすい。
帳場。日帰り入浴は500円。日帰り入浴は快諾してくれます。
タオルの購入をお願いすると、わざわざ走って取りに行ってくださいました。
二層吹き抜けのモダンなロビー。外から見えたログハウス部分がこここ。
タオルは200円。さきほどの字体のロゴが印字。
帳場の横には諸越やしそ巻あんずなど、秋田らしい品々。
お風呂は階段をあがり、2階にあります。
こちらがお風呂入口ですが、御殿のようなあまりに立派すぎる面構えにビビります。右が女湯で左が男湯。
こちらの旅館はとにかく脱衣所が立派。二間続きの大きさで、贅沢に木材が使用されています。秋田杉でしょうか?
洗面台もなんかすごいことに。照明もレトロに凝っています。旅館規模からこれだけ立派な脱衣所があるとは想像もつきませんでした。
オシャレなパッチワークの足拭きマット。
こちらがお風呂。露天風呂はありません。
浴槽のに中央部はジェットバスになっていて、ガボガボしていました。
さきほどの豪華でピカピカな脱衣所とは異なり、
えっ 急に昭和な感じ。。
そういえば、外観も奥半分はリニューアルされていないようでした。
白タイルの浴室で、床にはすのこが敷かれています。
泉質は単純温泉です。成分的には食塩と芒硝を含むお湯。
こちらの旅館の源泉は皆瀬4号と5号の混合泉。
小安峡温泉でも濃い温泉で、アルカリ性も高く、pHは8.8もあります。その他、保湿効果のあるメタケイ酸もかなり多く含む良質なお湯。アルカリ性で肌にも優しく、美肌のお湯。
温度も一級の源泉。92度ともはや熱湯な温度です。
なので、湯船に到達する段階でもお湯はめちゃくちゃ熱い!激熱で知られる福島の飯坂温泉にも勝るとも劣らない温度です。
しばし浴槽の淵に座りながら悶絶。
何回か掛け湯をして、ようやく一発浸かることができました。
泉質自体はアルカリ性で、単純温泉のため、刺激の少ないお湯のはずなのですが、温度が攻撃的。アルカリ性ですが、ぬるぬる感などは感じないお湯でした。
まだまだあります 小安峡温泉
【小安峡温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ4選)成分量ランキング - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは854mgのため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉になる温泉。旧泉質名では含芒硝食塩泉となる温泉です。