大露天風呂の日記

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小安峡温泉 松葉館 こけしコレクション旅館で熱めの源泉に日帰り入浴

松葉館

 

 

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

 
○日帰り入浴時間 9:00〜19:00

○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

         露天風呂

○客室数     21室

○タオル     200円(ロゴあり)

○公式HP     https://www.matsubakan.jp/

○混雑度       お風呂で会った人数 2人

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号
 

〇住所  秋田県湯沢市皆瀬湯元50-1

〇電話番号   0183-47-5019

 

3.泉質


 
 ■源泉   皆瀬1号井・2号井混合泉

■泉質   単純温泉

■温度             87.5度    pH8.4

■成分総計  564mg

 

 

4.小安峡温泉について

 


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小安峡(おやすきょう)温泉は、秋田、山形、岩手、宮城の県境にまたがる栗駒山山麓の秋田側に位置する温泉。小安峡大噴湯で有名な温泉で、至る所から湯気が立ち上る温泉場らしい雰囲気です。その起源は詳しくは分かっていませんが、江戸時代初期には街道が整備され、秋田藩番所も置かれ、藩主も訪れるなど、湯治場として栄えていたようです。1969年の大火により、多くの宿が焼失。現在10件ほどある旅館はその後の再建の為、木造旅館などは残っていません。


 

5.外観・館内・お風呂

 


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松葉館は小安峡温泉の真ん中あたりある旅館。

外観はトタン屋根のロッジ風で、特に趣などはありません。

日帰り入浴の電話をしたところ、快くオッケーをいただきました。


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宿は道路からちょっと急な坂道を降ります。

看板にも「日帰り入浴・休憩・食事」と書いてあるので、日帰り入浴に積極的な旅館のようです。


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季節は10月末。後ろにそびえる山々は鮮やかに色づいていました。


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小安峡温泉は、素晴らしい紅葉で神の絨毯と称賛される、栗駒山山麓にあります。


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栗駒山麓の紅葉はやはり格別。ちょっとその辺ではお目にかかれないような、異次元の鮮やかさでした。


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再び松葉館へ。玄関前には植木市かとツッコミを入れたくなるような数の植木鉢の数々。鉢植達もちゃんと紅葉しています。


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ガラガラと扉を開けるとロビーはこんな感じ。お客さんだと思っていた、玄関にいたおじいちゃんが宿の方でした。日帰り入浴快諾。

料金は500円です。


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照明がレトロでシブい。


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タオルは200円でロゴありです。


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お風呂は一階にあります。


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階段付近には大量のこけしが陳列。ノーマルサイズから、ものすごく小さいものまでありました。ご丁寧にインスタ用の窓まで。


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この奥が男女別の大浴場です。


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男湯入口。


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うちわのデザインのような、変に夏らしいデザインののれん。


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緑の壁が印象的な脱衣所。


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こちらが大浴場。

湯気が浴室中に立ちこめています。

10人くらいは余裕で入れそうなサイズ。

窓からの景色はあまりありませんでした。


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泉質は単純温泉。無色透明でクセはゼロ。 

その分、個性もちょっと弱いお湯です。

 

近くの鳴子温泉須川温泉などクセツヨメンツが揃うこのあたりの温泉では逆に珍しいかも。


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成分的には食塩と芒硝を含むお湯。

源泉は多郎兵衛旅館と同じです。

ちょっとだけ土のような匂いもします。

湯船の底はレトロな緑色のタイル張りです。


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源泉は100度近い温度で超高温。そのため、お湯もかなり熱めでした。


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最初は人かと思いましたが、湯船の中心にあるこれはいわゆる子宝的なアレです。昔は湯口だったような感じでした。でもここ男湯なんですが。


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おもしろいのはこれ。花崗岩でできた魚拓のような岩板。

「ご湯っくり」と書いてあります。


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浴槽の中にも似たような踏石を発見。

「湯ったり」するにはちょっと熱いお湯かもしれません。

 

このときは、全然気づきませんでしたが、松葉館にはなんとヒノキの露天風呂がありました。途中案内看板などもなく、未だにどこに露天風呂があったのか謎です。

HPや他のブログを見る限り、かなり良さそうな露天風呂。

もしかしたら女湯側に露天風呂があったのか?

次回訪れる際は探してみたいと思います。

 

 

まだまだあります 小安峡温泉

 

【小安峡温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ4選)成分量ランキング - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは564mgのため、単純温泉です。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉になる温泉。旧泉質名では含芒硝食塩泉となる温泉です。


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古い温泉分析書には含芒硝食塩泉と書いてありました。