小鹿荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜15:00
○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 18室
○タオル 100円(ロゴなし)
○公式HP http://www.ojikasou.co.jp/
〇混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0494-75-0210
3.泉質
■源泉 大竜寺源泉
■泉質 2条鉱泉(メタほう酸の項で温泉に該当)
■温度 18.6度 pH10
■成分総計 306mg
4.赤谷温泉について
赤谷(あかや)温泉は小鹿野町の中心街からちょっと離れた国道299号線沿いにある温泉。宿は一件のみで、温泉街などはありません。
江戸時代から続く秩父七湯(新木鉱泉、鳩の湯、柴原鉱泉、千鹿谷鉱泉、白久温泉、梁場の湯、大指の湯)には含まれない温泉です。ちなみに秩父七湯は廃業が相次ぎ、今や新木鉱泉、柴原鉱泉、白久温泉の3つしか残っていません。
5.外観・館内・お風呂
小鹿(おじか)荘は赤谷温泉の一件宿。
読みにくいですが、「あかだに」ではなく「あかや」温泉が正解。
国道299号線から直結のアクセスの良い旅館。
国道を走っているといきなり看板が現れます。
駐車場は宿の前にもありますが、国道沿いにも何台か駐車可能。
広いので駐車には全く困りません。
こちらが旅館ですが、まず目に入ってくるのは、左側のど派手な建物。
しつこいまでに大量につけられたぼんぼり。
唐破風の屋根に赤や紫の暖簾など、一瞬、遊郭にも見えそうな建物です。旅館とは思えない立派さに度肝を抜かれます。
実はこれは秩父夜祭の屋台を模した祭館という建物。
遊郭などではありません。
一階はお食事処、二階は客室になっているようです。
こっちが玄関。玄関先には女性スタッフの方が掃き掃除中。
日帰り入浴をお願いすると、一瞬止まったあと、「15時までですが、大丈夫ですか?」と聞かれます。
このときは14時半ちょっと前でしたが、いつもそんなに長湯はしないので全然問題ありません。すぐあがる旨を伝えて入れてもらいました。
こちらがロビー。館内もくそほどきれいです。
入浴料は700円。
靴はロビー横の蔵っぽいスペースで脱ぎます。
ロビー全景。
タオルは100円で買えますが、ロゴなし。
秩父の温泉はほとんどの旅館がタオルにロゴなし。
館内はとにかく木材が贅沢に使用されています。そして立派。
古さや歴史は全く感じず、新築のようなピカピカさ。
キョロキョロしながら館内を進みます。
お風呂までの最終アプローチ。
大浴場前の休憩スペース。
ぶれてますけど、大浴場入口。
脱衣所。
こちらが大浴場。ど派手な祭館の建物から、さぞかしお風呂もど派手で豪華なのかと思いましたが、意外とフツーな感じ。
何のひねりもなく面白さはありませんが、逆に非の打ち所もありません。洗い場もとても清潔。
こちらが露天風呂。ここも普通にして十分な感じ。
東屋のかかった和風な露天風呂です。
個人的には、ここにも夜祭風に提灯やぼんぼりを大量につければ、雰囲気出るのになあと思います。
温泉ですが、冷たい鉱泉で成分も薄いため、泉質名のない温泉です。メタホウ酸のみ温泉の基準値を超えているあっさりしたお湯。
無味無臭で透明です。循環ろ過あり。
pH10もあるかなりの強アルカリ温泉ですが、ぬるぬる感は全然ありませんでした。
源泉は少し離れた場所にあり、管で引湯しているのだろうと思っていましたが、なんとタンクローリーでお湯をここまで運搬しているそうです。運搬状況によっては加水することもあるそう。
いちいちタンクローリーで運ぶのはかなり大変なはず。
急にお湯を大事に入ろうと言う気持ちになります。
お湯の温泉感は強くはありませんが、設備は申し分なく、祭館の見学だけでも結構おもしろい旅館です。
【秩父温泉郷を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ8選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
鉱泉分析指針では、泉温が25度以上または溶存物質が1000mg以上で温泉になりますが、こちらは源泉温度が18度で冷たい鉱泉。溶存物質も306mgのため、泉質名がつく温泉になりません。
ただし、温泉法上の特定の成分を一定量含む場合には、泉質名はありませんが温泉として名乗れます。
温泉法上、メタほう酸が5mg以上で温泉に該当します、この場合、温泉分析書には〇〇泉とは書かれず、「メタほう酸の項で温泉法の温泉に適合する」と書かれます。ですが、メタほう酸の項目は数値の記載がなく、実際の含有量は不明です。