浜紫
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 15:00〜17:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 27室
○公式HP http://www.hamamurasaki.jp/
○混雑度 お風呂で会った人数 3人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇住所 千葉県長生郡白子町中里4370-14
〇電話番号 0475-33-3115
3.泉質
■源泉 H-106号井戸
■泉質 含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強温泉
■温度 24.5度 pH7.8
■成分総計 32670mg
4.白子温泉について
白子温泉は千葉県白子町にある温泉。
九十九里浜に近いことから、海水浴客やサーファーなどで賑わう他、テニスコートや体育館を併設しているホテルも多く、大会や合宿での団体客も多いです。
ほぼ全てのホテルで日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
浜紫は白子温泉の中心部にある旅館。
花雲と瑞雲という2つの建物があり、写真奥にも同じくらいのサイズの建物が隠れています。
このあたりは、サンシャイン白子や、カアナパリ、東海荘、サニーインむかいなど、鉄筋の大型ホテルが多く集中するエリア。
高い建物が少ない白子町では、遠くから見ると、さながらミニ摩天楼の様にも見えます。
浜紫の横に迫るこの建物は、かつてのニュー白子というホテル。
昔の温泉雑誌を見ると、砂風呂なんかが有名だったみたいですが、
廃業して10年以上は経過している完全なる廃墟。ちょっと不気味です。その左に見えるのは山中荘という旅館ですが、これも長らく休業しているようで、元気がありません。
ピカピカの浜紫とは対照的です。
ブラックの建物が高級感を主張してきます。
合宿所や保養所のような建物が多い白子温泉ですが、浜紫は数少ない名前も見た目も「旅館」らしい旅館です。
白子温泉では旅館らしい旅館は浜紫と青松亭白砂という旅館のみ。
日帰り入浴客を寄せ付けない雰囲気の玄関エントランス。
日帰り入浴時間は15時からと遅めの開始です。
なので、どうしても宿泊者のチェックイン時間とかぶるのです。
浜紫にチャレンジするのは実はこれが二度目。
以前、事前に電話確認までして訪れましたが、宿泊者で混み合っていため、見事にフラれました。
日帰り入浴のハードルは他のホテルよりも高めです。
ロビー。余計な物がなく洗練された感じ。
合宿所のような雰囲気はなく、そのような団体様もいないようでした。入浴料は500円です。
お風呂は瑞雲という建物の一階。ロビーから奥へ進むとすぐお風呂。大きな旅館ではないので、迷わずたどり着けます。
この廊下の奥が大浴場。
めっちゃ和風な大浴場入り口。
千葉県の温泉にはあまり見かけることはないので、ちょっと嬉しい。
脱衣所。意外と小さめかもしれません。
洗面台。ドライヤーは両端に一つずつで、2個しかありませんでした。
フリーひげ剃りはありがたい。
さっそく入浴。こちらが内湯。
旅館の見た目から、勝手に和の雰囲気溢れる浴室をイメージしていましたが、意外にも普通のお風呂。
半ひょうたん型みたいないびつな形のお風呂です。
カラン。
ですが、清潔感は完ぺきです。サイズは中規模くらいでしょうか。
お湯は濃いコーヒー色です。
この色は、腐植質という太古の植物が腐ったもの。
腐植質を含む温泉はしばしばモール泉などとも言われます。
この色の温泉は房総半島の温泉には多い泉質です。
特に白子温泉のヨウ素の含有量は日本一クラスで、ヨウ素泉の代名詞的な存在。その他にも臭素や、アンモニアなども普通の温泉からすれば、「異常」とも言える含有量を誇ります。
そのため、浴室に入った瞬間、甘い腐葉土のような独特な芳香を感じます。
強食塩泉のため、食塩の含有量も尋常ではありません。
浴槽の縁には、はっきりと食塩と思われる析出物がこびりついています。
舐めると超塩辛い味がします。古い傷やにきびなんかがあれば、的確に染みてきます。ヨウ素は殺菌力に優れ、傷薬にも使われる成分なので、効能も抜群。甲状腺ホルモンの主成分でもあるため、新陳代謝を活発にすると言われています。
浴室のいちばん奥には箱庭のような一角が。
奥にサウナのような雰囲気を醸し出すドアが見えますが、ただの清掃用具入れでした。
本来は旅館らしい露天風呂もあるのですが、なぜか休止中。
残念。。