大露天風呂の日記

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磐梯熱海温泉 紅葉館きらくや 貴重なぬる湯の保護組合源泉に日帰り入浴

紅葉館きらくや

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

○日帰り入浴時間 10:30〜16:00   

         18:30〜22:00

○日帰り入浴料金 平日・土曜日600円  

         日曜日・祝日800円

         20時以降 500円

○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     25室

○タオル     150円(ロゴあり)

〇公式HP     https://www.kirakuya.jp/

○混雑度     お風呂で会った人数 6人

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号
 

〇住所  福島県郡山市熱海町熱海4-39

〇電話番号   024-984-2130

 

3.泉質

 

■源泉    郡山市営1、4、5、7号泉統合泉

■泉質    アルカリ性単純温泉

■温度                50.4度

■成分総計  388mg      pH9.1

 

■源泉    保護組合泉

■泉質    アルカリ性単純温泉

■温度                33.1度

■成分総計  300mg      pH9.1

 

4.磐梯熱海温泉について

 


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 磐梯熱海温泉郡山市内からもアクセスの良い温泉。磐梯熱海温泉平安時代末期頃の開湯と言われ、この地の領主となった伊東市が故郷を偲んで熱海とつけたのだそう。本家の熱海温泉と区別するために磐梯熱海温泉と呼ばれています。

また、室町時代には万里小路藤房(までのこうじふじふさ)の娘萩姫が不治の病にかかったところ、霊夢により都から500番目の川に霊泉が湧くとのお告げを受け、湯治したところ、病が全快したとの伝説も伝わります。

そんなことから、磐梯熱海温泉には「萩姫」という名前をあちらこちらで見かけます。

 

郡山の奥座敷として栄え、華の湯を筆頭に大型旅館が林立する賑やかな温泉街となっています。

高級旅館を除き多くの旅館で日帰り入浴を受け付けてくれます。

 

 

5.外観・館内・お風呂


 
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紅葉館きらくやは磐梯熱海駅にほど近い場所にある大型旅館。


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磐梯熱海駅からは徒歩5分もかからない場所にあります。


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車で行くにはちょっとややこしく、磐梯熱海駅の脇から、ちょっと戸惑う細い道を行くしか道がありません。初めて訪れた際は私も分からず、隣の栄楽館と紅葉館の周囲をぐるぐる周った記憶があります。


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紅葉館きらくやはなぜか日帰り入浴大人気。

とにかく混み会います!

以前2回訪れましたが、いづれも超満員御礼。 

2回目は平日でしたが、しっかりと混雑。

次から次へと日帰り入浴客が訪れていました

 

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フロント。

今回は満を持して3回目の挑戦。オープン時刻10時30分の10分前からスタンバイです。

時間には厳しく、10時30ピッタリにならないと受付はしてもらえません。


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入浴料は600円。日曜日と祝日だけ200円値上がりして800円になります。料金を支払うとこのような番号カードがもらえます。


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フェイスタオルは150円で買えます。


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紅葉館のシンボルであるキツネが書かれた

かわいらしいタオルです。

 

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この旅館、日帰り入浴客でも使用できる読書室やレストラン、リラクゼーションルームなんかもあり、3時間も滞在できるため、館内でゆっくり何度も入浴しながら、くつろぐことも可能です。

というのは、帰宅後に分かりました。。

ラクゼーションルームや読書室利用すればよかった。。

 

日帰り入浴が大人気なのは、駅前という立地もさることながら、この辺にも理由があるのかも。


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温泉むすめもいらっしゃいました。

名前はしっかり「萩ちゃん」 萩姫にちなんでいます。

熱心に写真を撮っている若い男性もおりました。

 

日帰り入浴時間は10時半~16時までと、ここまでは普通なのですが、

日帰り入浴夜の部があって、なんと18半〜22時までも受け入れてくれます。22時までと日帰り入浴できるはここだけで、磐梯熱海温泉で一番遅くまで入浴可能です。


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一番目に受付を済ませ、さっそくお風呂へ。

お風呂はフロントのすぐそばにあります。


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脱衣所。そんなに大きくはありません。


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こちらが大浴場。案外小さめ。


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きらくやは浴槽によって、源泉や湯使いを使い分けています。


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この一番大きな湯船は、磐梯熱海温泉の市営源泉で熱めの源泉。

こちらは循環ろ過ありで、かけ流しではありません。


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泉質はアルカリ性単純温泉

循環していますが、ドバーッと滝のようにお湯が吹き出しています。


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お次は露天風呂。東屋のかかる趣ある露天風呂です。

こちらも市営源泉を使用していますが、循環はしておらず、

加温のみとのこと。お湯はちょっぴり熱め。


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露天風呂からは庭園が望めます。

駅が近いので、時折、磐越西線の電車のガタゴト音も聞こえました。


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最後はサウナの前にあるこれ。

これどう見てもサウナの水風呂なんですが、水風呂ではありません!

これこそ、磐梯熱海温泉で入浴できる旅館が限られる、保護組合源泉という源泉。泉質はアルカリ性単純温泉で同じですが、

江戸時代に湯治に使われた、36度のぬるめの源泉です。

この源泉に入れる旅館は、栄楽館とここくらいしかありません。

このお風呂は一番最初に入るのがオススメ。

一度普通の温度のお湯に浸かってしまうと、冷たくて入れませんが、所見で入れば、すんなりと気持ち良く入れます。


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多くの人はただの水風呂として入っていると思います。

お湯の投入量は少な目で、貴重な源泉です。

私も過去2回訪れた際、水風呂としか認識していませんでした。

36度とぬるいので、サウナーの方にとっては整わないかもしれません。


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カラン。

お風呂を独占できたのはわすが10分ほど。

10時40分頃から続々とお客さんが入り始め、あっという間に5~6人で混み合いました。浴室や脱衣所自体はそんなに大きくないため、5人位でも混んでいるように感じます。

その後はお客さんがひっきりなしに訪れていました。

ぬるゆ源泉にゆっくり浸かりたいなら、オープン同時がオススメ。

 

 

まだまだあります 磐梯熱海温泉

 

【磐梯熱海温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ9選) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 

【市営源泉】


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは388mgのため、単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.1のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-硫酸塩泉になる温泉。旧泉質名では芒硝泉となる温泉です。

 

 

【保護組合源泉】


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは300mgのため、単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.1のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-硫酸塩泉になる温泉。旧泉質名では芒硝泉となる温泉です。