大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

亀山温泉 湖水亭嵯峨和 コーヒー色のぬるスベ美肌温泉に日帰り入浴

湖水亭嵯峨和

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

○日帰り入浴時間 11:00〜16:00

○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂    なし
○お風呂の数   露天風呂・岩風呂交代(男1・女1)

○客室数     6室

○公式HP     https://www.sagawa-kameyama.com/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号
 

 〇住所 千葉県君津市笹614

〇電話番号   0439-39-3222

 

 

 

 

3.泉質
 

 
■源泉    亀山温泉

■泉質    ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

       (含重曹食塩泉)

■温度                不明

■成分総計  2126mg

 

 

4.亀山温泉について

 


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亀山温泉は房総半島のど真ん中にある温泉。知名度は今一つで知っている人はほとんどいないと思います。温泉街はなく湖水亭嵯峨和と亀山温泉ホテルの2件が湖畔に佇みます。ちなみに亀山温泉のすぐ近くには、最近一躍有名になった濃溝の滝もあり、滝へのアクセス拠点としても重宝する温泉です。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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湖水亭嵯峨和(こすいていさがわ)は客室数わすが6室の小さな旅館。ちなみに近くの養老渓谷温泉にも嵯峨和本館という旅館がありますが、この2つは姉妹館です。


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玄関の三角屋根が特徴的です。


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ちょっとオシャレな温泉マーク


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入浴料は700円。外観はちょっとくたびれているように見えましたが、館内は至ってきれいです。


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こちらの旅館はカフェにも力を入れているようで、

チョコ生ミントアイスという気になるメニューが。

何が生なんでしょう。また食べに来ます。


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ジビエにも力を入れているよう。

養老渓谷温泉など、このあたりの温泉は猪鍋が名物です。


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旅館は小さいのでお風呂まではあっという間。


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一階の廊下をまっすぐです。

お風呂は露天風呂と内湯の岩風呂の2箇所があり、男女交代制。

このときは露天風呂が男湯でした。


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お風呂のれんをくぐると、こんな感じの狭い通路があります。

奥の扉を開けると露天風呂です。


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ちょっとブレてますが、奥が露天風呂。手前が脱衣所で、露天風呂とつながっています。


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脱衣所は小さめ。写真は撮りませんでしたが、ドライヤーもあり。


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こちらがお風呂。露天風呂の空間に比べてお風呂は小さめ。

三人サイズくらいです。お湯は濃いコーヒー色。


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房総半島の温泉によくあるこの色は、モール泉と呼ばれる部類の温泉で、太古の植物が分解されてできた「腐植質」によるもの。少し甘い臭いがします。

泉質名はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

「モール泉」は正式な温泉名ではないため、泉質名にはなりません。

 

重曹と食塩を含む温泉ですが、しょっぱさはあまり感じません。

鉱泉を沸かしているため、温度は少しぬるめでちょうどいいくらい。この温泉がすごいのはぬるスベ感。石鹸が残っているんじゃないかってくらいのぬるスベです。

重曹泉のクレンジング作用と相まってお肌はツルツルになります。


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ちなみに露天風呂からは亀山湖の見事な眺望が広がります。


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霧がかかっていて、千葉県とは思えない深山幽谷の世界。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。

こちらは2120mgで千葉県にしてはかなり濃い目の温泉です。

陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉・炭酸水素塩泉となります。