旅館ニューおおたか
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜17:00
○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 8室
○公式HP http://okunasunoyado.com/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0287-76-2457
3.泉質
■源泉 相の湯
■泉質 単純温泉(石膏系)
■温度 73.7度 pH6.4
■成分総計 986mg
4.那須温泉について
ニューおおたかは、那須湯本温泉よりもさらに奥の那須ロープウェイの手前にある温泉。このあたりにはいくつか温泉旅館やホテルがありますが、正確に何温泉というのかは難しい地区。那須地区では硫黄泉の那須湯本温泉のみ泉質が明らかに違いますが、他は大丸温泉や北温泉の源泉となる湯量豊富な相の湯からお湯を引いています。麓の那須高原地区にある大型ホテルも相の湯からの引湯が多く、これらのホテルは新那須温泉と表記されることもあります。ニューおおたかは位置的には大丸温泉の隣りにありますが、那須温泉や那須眺望温泉と名乗っています。
5.外観・館内・お風呂
ニューおおたかはバックに茶臼岳が控え高所にある温泉旅館。
川ごと露天風呂で有名な大丸温泉旅館のすぐ側にあります。
このあたりは他にも何件か温泉施設があったようですが、ことごとく潰れて、現在は廃虚になっています。
勝手にちょっと鄙びた建物をイメージしていましたが、真っ白な暖簾のかかる清潔感のある旅館です。
ロビー。机の上には那須の観光施設のパンフレットがずらりと並べられています。
10時半くらいに伺ったので女将さんは館内の掃除中でしたが、
すぐ出てきてくれました。入浴料は700円。
事前に電話してドライヤーの有無を確認していたのですが、すかさずロビーでドライヤーを渡してくれました。
こちらの旅館はドライヤーはお風呂に備え付けはなく、フロントから借りるシステムです。
お風呂は男女別で、フロントからすぐの1階にあります。
こちらが内湯。石造りの湯船に青白いお湯がたたえられています。
ですが、内湯のお湯はかなり熱め。そのため、浴室内は熱気がこもり、半分サウナ用な感じになっていました。
カランは2つのみ。
内湯から続く露天風呂。緑の中に溶け込むような大きな露天風呂です。こちらも青白いお湯が特徴的。
露天風呂はちょうどいい温度でした。露天風呂のちょっと先には道路があるようで、車の音もちょくちょく聞こえます。
木がいい感じに目隠しになっているため、道路は見えません。
この日はあいにくの天気でしたが、晴れていれば茶臼岳も見えると思います。
ちゃんと色がついているお湯ですが、泉質は意外にも単純温泉。
単純温泉ですが、こちらの温泉は天然の保湿成分と言われるメタケイがめちゃめちゃ豊富です。
温泉と認めれる基準値のおよそ5倍の含有量があります。
これはメタケイ酸を多く含有する塩原温泉よりも多い値。
栃木県下では最も多いかもしれません。
メタケイ酸は泉質名には表れませんが、美肌の湯として知られる温
泉。
メタケイ酸の含有量が多いことで知られる鳴子温泉のすがわら旅館は「すがわらブルー」と呼ばれる青いお湯で、こちらはそこまで青くはないですが、メタケイ酸の影響でこのような色になっているのではないかと思います。
鉄分をわずかに含むため、赤茶色の析出があります。
味も少し鉄の味がします。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは986mgのため、惜しくも単純温泉です。
単純温泉といっても何も入っていないわけではなく、成分的には硫酸カルシウム(石膏)が主成分です。
また、メタケイ酸が50mg以上で温泉と認められますが、こちらは260mgとかなり多めの含有量です。
その他、鉄とマンガンをわずかに含みます。
7.大丸温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト
日帰り入浴時間は変更になる場合がありますので、事前の電話連絡をおすすめします。
全ての旅館で日帰り入浴可能ですが、大丸温泉旅館と休暇村以外は冬季休業しています。大丸温泉旅館の名物露天風呂も冬季は閉鎖されています。
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
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大丸温泉旅館 |
11:30~15:00 |
1000円 |
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休暇村那須 | 11:30~14:00 | 880円 |
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旅館ニューおおたか | 10:00~17:00 | 700円 |
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那須マウントホテル | 12:00~16:00 | 650円 |
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