大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

瀬波温泉 木もれ日の宿ゆのか 謎の装置が生み出す極上のかけ流し温泉に日帰り入浴

木もれびの宿ゆのか

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度
 

 
○日帰り入浴時間 11:00〜15:00

○日帰り入浴料金 700円 
○露天風呂    なし
○お風呂の数     内湯(男1・女1)

○タオル     サービス

○客室数     8室

○公式HP     https://hpdsp.jp/yunoka/

○混雑度        ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号


 

 〇住所  新潟県村上市瀬波温泉2丁目4-17

〇電話番号   0254-75-5777

 

 

 

 

3.泉質


 
 
■源泉   混合泉(瀬波源泉、元湯2号)

■泉質   ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)

■温度             90.1度    pH8.7

■成分総計  4000mg

 

4.瀬波温泉について

 



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瀬波温泉は1904年開湯の新しい温泉。石油掘削中に突如150度の高温の源泉が噴出し、温泉として利用したのが始まりです。海水浴場が目の前にあることから、夏場は特に賑わいを見せ、海岸沿いに大型旅館が立ち並び、新潟県でも有数の賑やかな温泉街となっています。


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源泉はあちらこちらで湯気を上げていて、温泉街らしい景観となっています。主要な源泉である高台の源泉は地下252mに湯脈があり1951年頃までは自噴していましたが、現在は空気を送り込んでお湯を噴き上げさせているそう。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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木もれびの宿ゆのかは2017年オープンの新しい旅館。

瀬波温泉のちょっと奥まったところにありますが、看板がたくさん出ているので迷うことはないかと思います。


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使わなくなったテニスコートなど、見るからに企業の保養所のような建物ですが、調べてみるとやはりもともとは保養所だったよう。その後、夕幸の森としてオープンしますが、2013年頃に閉業していました。


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外からはわかりませんでしたが、館内は確かに木もれびがたくさん入り込む感じになっています。

フロントは若いイケメンのお兄ちゃんが受付してくれました。

入浴料は700円。タオルはサービスしていただきました。


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お風呂は一階の奥にあります。館内はジャズのようなオシャレな音楽が流れています。


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廊下の柱にはサラリーマン川柳みたいな一句が2枚ずつはられており、なかなかシュールな感じになっています。


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途中お風呂の入口みたいなものがありますが、これはフェイント。


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突き当りを右に曲がったここがお風呂の入口。


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このあたりはログハウス風。


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ちょうどいいサイズの脱衣所。



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ドライヤーとアメニティ関係。


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こちらがお風呂。独特な雰囲気に思わずびっくり。

敢えてそうしているのか、改修中なのかはわかりませんが、天井の鉄骨やウレタン材が丸見えです。これはこれで面白いので、個人的には好きですが。


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企業の保養所みたいな外観から、お湯にはあまり期待していなかったのですが、見事に裏切られ、加水なしの源泉かけ流し。お風呂に入った瞬間に、強烈な瀬波温泉臭いが漂います。


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瀬波温泉は海沿いの温泉らしく食塩泉ですが、ただの食塩泉ではありません。まるで病院みたいな消毒液のような臭いと昆布のようなヨード臭が混ざり合い、独特な芳香があります。

あえて言うなら、新潟県の松之山温泉に近い臭い。

食塩の量が多いため、浴後は海に入ったあとのようなベタつきがあります。味はそこまでしょっぱくはありません。


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お風呂でひときわ目を引くのはこの謎の装置。

ここのお宿はお湯使いに並々ならぬこだわりを持ちます。

瀬波温泉は高温の源泉で、いかに適温にするか各旅館は腐心しています。多くの旅館は加水して温度調節していますが、それでは温泉が薄くなってしまいます。


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そこで、こちらの宿では「湯雨竹」(ゆあめたけ)というこの装置を使います。


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高温の源泉を上から流し、お湯がほうきのような竹をしたたり落ちる間に適温になっていく見事なもの。もともとは別府温泉発祥のマシンらしいですが、東日本ではほぼ見たことがありません。


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装置の上部は75度の源泉のため、かなりの熱気を感じます。


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不用意に触るとやけどしますので、注意しましょう。


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浴室内はお湯が雨のようにしたたり落ちる音が響き、とてもいい感じです。熱めのお湯が多い瀬波温泉ですが、こちらは湯雨竹のおかげで適温の極みでした。


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お湯にこだわりを持っているだけあって、源泉も販売していました。

外観からは想像できませんでしたが、決めつけてしまってすみません。瀬波温泉で一番といっていいくらいのお湯を楽しむことがでかなません。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。つまり食塩泉。成分総計は4000mgで瀬波温泉でも有数の濃度です。

 

また臭素や、ヨウ素アンモニアなど、普通の温泉ではあまりお目にかからない臭いそうなイオンが含まれているのも特徴。

独特の臭いはこの辺にも由来するのかもしれません。

 

ちなみにフッ素は2mgで温泉ですが、こちらは5mgでおよそ倍量。

臭素は5mgで温泉ですが、こちらは7mg含まれ、その他ヨウ素も基準値を超えています。

 

また、保湿力が高く美肌成分と言われるメタケイ酸も166mgと基準値の3倍ほどの量を含みます。