木もれびの宿ゆのか
入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜15:00
○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○タオル サービス
○客室数 8室
○公式HP https://hpdsp.jp/yunoka/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
場所・電話番号
〇電話番号 0254-75-5777
もとは企業の保養所だった施設です
木もれびの宿ゆのかは2017年オープンの新しい旅館。
瀬波温泉のちょっと奥まったところにありますが、看板がたくさん出ているので迷うことはないかと思います。
使わなくなったテニスコートなど、見るからに企業の保養所のような建物ですが、調べてみるとやはりもともとは保養所だったよう。その後、夕幸の森としてオープンしますが、2013年頃に閉業していました。
外からはわかりませんでしたが、館内は確かに木もれびがたくさん入り込む感じになっています。
フロントは若いイケメンのお兄ちゃんが受付してくれました。
入浴料は700円。タオルはサービスしていただきました。
お風呂は一階の奥にあります。館内はジャズのようなオシャレな音楽が流れています。
廊下の柱にはサラリーマン川柳みたいな一句が2枚ずつはられており、なかなかシュールな感じになっています。
途中お風呂の入口みたいなものがありますが、これはフェイント。
突き当りを右に曲がったここがお風呂の入口。
このあたりはログハウス風。
ちょうどいいサイズの脱衣所。
ドライヤーとアメニティ関係。
鉄骨むき出しのシュールなお風呂
こちらがお風呂。独特な雰囲気に思わずびっくり。
敢えてそうしているのか、改修中なのかはわかりませんが、天井の鉄骨やウレタン材が丸見えです。これはこれで面白いので、個人的には好きですが。
源泉かけ流しにかなりこだわっています
企業の保養所みたいな外観から、お湯にはあまり期待していなかったのですが、見事に裏切られ、加水なしの源泉かけ流し。お風呂に入った瞬間に、強烈な瀬波温泉臭いが漂います。
瀬波温泉は海沿いの温泉らしく食塩泉ですが、ただの食塩泉ではありません。まるで病院みたいな消毒液のような臭いと昆布のようなヨード臭が混ざり合い、独特な芳香があります。
あえて言うなら、新潟県の松之山温泉に近い臭い。
食塩の量が多いため、浴後は海に入ったあとのようなベタつきがあります。味はそこまでしょっぱくはありません。
お風呂でひときわ目を引くのはこの謎の装置。
ここのお宿はお湯使いに並々ならぬこだわりを持ちます。
瀬波温泉は高温の源泉で、いかに適温にするか各旅館は腐心しています。多くの旅館は加水して温度調節していますが、それでは温泉が薄くなってしまいます。
そこで、こちらの宿では「湯雨竹」(ゆあめたけ)というこの装置を使います。
高温の源泉を上から流し、お湯がほうきのような竹をしたたり落ちる間に適温になっていく見事なもの。もともとは別府温泉発祥のマシンらしいですが、東日本ではほぼ見たことがありません。
装置の上部は75度の源泉のため、かなりの熱気を感じます。
不用意に触るとやけどしますので、注意しましょう。
浴室内はお湯が雨のようにしたたり落ちる音が響き、とてもいい感じです。熱めのお湯が多い瀬波温泉ですが、こちらは湯雨竹のおかげで適温の極みでした。
お湯にこだわりを持っているだけあって、源泉も販売していました。
外観からは想像できませんでしたが、決めつけてしまってすみません。瀬波温泉で一番といっていいくらいのお湯を楽しむことがでかなません。
温泉分析書 ヨウ素やアンモニアを含む食塩泉です