大露天風呂の日記

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新胎内温泉 ロイヤル胎内パークホテル 古城のような超豪華ホテルで重曹泉に日帰り入浴

ロイヤル胎内パークホテル
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

 
○日帰り入浴時間 11:00〜13:30(入浴は14時30まで)

○日帰り入浴料金 800円 
○露天風呂    あり
○お風呂の数     内湯露天(男1・女1)

○タオル     200円(ロゴあり)

○客室数     43室

○公式HP     https://royal-tainai.jp/

○混雑度        お風呂で会った人数 5人

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

 

 〇住所  新潟県胎内市夏井1181-3

〇電話番号   0254-48-2211

 

 

 

3.泉質
 

 
■源泉   新胎内温泉

■泉質   ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(含芒硝重曹泉)

■温度             51.1度    pH8.4

■成分総計  1748mg

 

4.新胎内温泉について

 


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新胎内温泉は旧黒川村(現在は胎内市)によって開発された公営の温泉。もとは胎内地区のリゾート開発に積極的であった黒川村が、1980年に温泉開発を目的として胎内温泉を掘削。国民宿舎を誘致し、胎内パークホテルとその隣に村営のニュー胎内パークホテルをオープンさせました。その後、胎内温泉は胎内リゾートの中核となりましたが、施設の老朽化などから、旧黒川村は2001年に新たなホテルをオープンさせました。それが現在のロイヤル胎内パークホテル。この時、温泉も掘り直し、新胎内温泉としてスタート。村が作ったとは思えないヨーロッパの古城を思わせる超豪華ホテルです。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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ホテルの外観。失礼ながら胎内市の山奥にあるとは思えないくらいのすごいホテル。外装は御影石で館内は大理石という豪華なもの。


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反対側なら見るとよりデカさと豪華さがわかります。


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左に見えるのが胎内パークホテルとニュー胎内パークホテル。

こちらは2009年に閉業し、胎内アウレッツ館と名前を変えて、合宿所として利用されていましたが、現在は閉鎖されています。


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ロビー。中に入ってもその豪華さに圧倒されます。

こんな高級そうなホテルですが、そこは公営なので、玄関では地元のおばちゃん達が野菜を売っていたりとツッコミどころ満載です。


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天井はステンドグラスです。


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ホテル内のカフェにはこれまたオシャレなデザートがいただけます。お値段も意外とリーズナブル。


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意外にも日帰り入浴には寛容です。

事前に電話すると、ものすごく丁寧に日帰り入浴時間を案内していただきました。「わざわざお電話ありがとうございます。」と神対応でした。


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大理石のロビー。入浴料1000円超えかと思いましたが、800円と思いの外やすいです。胎内市民は600円と更に安くなります。

そりゃ胎内市民の税金で作ったんだから当然です。

バスタオルとフェイスタオルセットは1000円です。


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フェイスタオルだけなら無料で貸してくれます。

ロゴ入りです。


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それにしても豪華。結婚式場も顔負けです。


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お風呂はエレベーターで二階。

このエレベーターも外の景色が見えるシースルーエレベーターで豪華なもの。


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二階です。すごい鏡がお迎え。


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温泉入口。このあたりから急に旅館な雰囲気を出してきます。

このホテル、いかにもヨーロッパですが、部屋は和室が主流で、

いい感じに旅館とホテルが混ざり合っています。


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受付時にもらった入浴券をここに入れます。


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手前が男湯で奥が女湯。


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広くてきれいな脱衣所。


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お風呂は結構大きいです。内湯と奥に露天風呂。

お湯は熱すぎずぬるすぎず。

若干黄色がかった透明なお湯。

地元の方に人気のよう、お風呂セットを持った方が続々と入館していましたが、なぜか、皆さんお風呂には目もくれずサウナへ。

お風呂はスカスカでした。


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こちらが露天風呂。柱だけは洋風。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。旧泉質名では含芒硝重曹泉。外観から温泉の泉質には大して期待してませんでしたが、なんと珍しい重曹泉。重曹泉は皮膚の角質を軟化させ、お肌をすべすべにする効果があります。


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露天風呂はまだあります。この通路の先には「宙の箱舟」と名付けられた空中露天風呂があります。


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通路を進むと光が見えてきます。なんだかわくわく。


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こちらが空中露天風呂。二階ですが高台にあるホテルのため、かなりの絶景です。


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眼下には胎内川が見えます。 時間によっては噴水が見れることも。


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お風呂は手前のみで、奥はお湯をはってるだけの飾り。

 

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お湯に浸かるとこんな感じの目線。インフィニティ風呂にするための仕掛けです。


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pHは8.4。強アルカリ性とまでは言えず、通常これくらいではお湯にぬるぬる感はないのですが、ここの温泉は重曹のせいか、メチャクチャぬるぬるします。循環ろ過で消毒ありですが、このぬるぬる感。

お風呂の縁で足を滑らせないように注意しないといけないほどです。

これはいい温泉の証拠です。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは、炭酸水素イオン、硫酸イオンなので、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉となります。

旧泉質名では含芒硝重曹泉。

成分総計は2000mg近く、見た目とは裏腹に比較的濃い温泉です。

 

その他、面白いのは微量のラドンを含むこと。

ラドンを30百億分の一キュリー以上含むと放射能泉となりますが、こちらは3百億分の一キュリーで放射能泉とまでは言えません。

ただ、微量でもラドンを含む温泉は非常に珍しいもの。

ラドンは細胞を刺激し、自然治癒力や免疫力を高めると言われています。