大露天風呂の日記

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湯岐温泉 山形屋旅館 花崗岩からしみ出す極上のぬる湯に日帰り入浴

山形屋旅館

 

 

基本情報

 
○日帰り入浴時間 8:00〜15:00 

         女性専用時間9:00〜10:00及び14:00〜15:00

○日帰り入浴料金 500円 
○露天風呂    なし
○お風呂の数      内湯岩風呂(混浴1)

         内湯(貸切1)

○客室数     10室

○タオル     300円(ロゴあり)

○公式HP     https://yujimata-yamagataya.jp/

○混雑度        お風呂で会った人数 1人

○個人的オススメ度 ★★★★★

 

場所・電話番号

 

 〇住所 福島県東白川郡塙町湯岐31

〇電話番号   0247-43-1370

 

 

 

泉質

岩風呂

■源泉   湯岐28番地

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度            38.7度

■成分総計  175mg      pH9.63

 

貸切風呂

■源泉   湯岐33番地

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度            41.1度

■成分総計  175mg      pH9.63

 

 

湯岐(ゆじまた)温泉ってこんなところ

 


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湯岐(ゆじまた)温泉は福島県南部の茨城県に近い塙町にある秘湯。開湯は室町時代の1534年。鹿が花崗岩の割れ目から湧き出る湯に遣っているところを発見したのが始まりと言われています。花崗岩の割れ目から、2本に分かれてお湯が流れ出ていたことから、「ゆじまた」という名前になったそうです。かつては山形屋、和泉屋、井桁屋と3件の旅館がありましたが、現在は井桁屋を除く2件のみ。山の急斜面に沿って旅館が並ぶ静かな温泉地です。

 

湯治客も多く訪れる人気旅館

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山形屋旅館は湯岐温泉の一番上に位置する旅館。

山間にひっそりと佇み、まさに秘湯といった雰囲気です。

湯治色の強い旅館で、基本的に部屋食。

湯治客用のプランもあり、1人で訪れている方も多いです。

アクセスは割と最悪な湯岐温泉。ですが、ここのお湯を求めて連日多くの湯治客が訪れます。


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入浴料は500円。山形屋旅館の名物はなんと行っても自噴の岩風呂。

基本的には混浴ですが、受付開始後と終了前の一時間は女性専用タイムになります。

 

山形屋は岩風呂の他、貸切の小さな内湯があります。

こちらも日帰り入浴可能ですが、別料金で1000円。せっかく来たのなら岩風呂に入りたいところです。


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タオルは300円で、巾着袋付き。ロゴありです。

個人的には理想形。

 

岩から染み出す極上の自噴岩風呂


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岩風呂は旅館とは別棟で、玄関前にあるこちらの建物。

共同浴場のような雰囲気ですが、これが山形屋のお風呂。

地元の方は共同浴場のように入浴できるよう。うらやましい。

なんともいい雰囲気ですね。


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脱衣所。一応奥に仕切りがあるので、手前が男性、奥が女性用の脱衣所になっています。

が、これは女性の方にはハードル高いと思います。

なので、こちらには何度か来ていますが、今まで女性の方に会ったことはありません。

女性の方は、女性専用時間を狙って訪れた方がいいと思います。

 

渋すぎる洗面台。ドライヤーも1台だけあります。

 

お尻以外も洗いましょう。


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こちらが名物の岩風呂。岩の上にそのまま建物を立てたような感じです。

湯船の半分以上を天然の大岩が占拠。

大岩からお湯が湧き出しており、岩に合わせて壁が作られています。

すばらしいお風呂です。

 

岩風呂の横にあるこちらの湯船。

ここから岩風呂へドバドバと源泉が注がれています。

かけ湯専用かと思ってましたが、こちらも入っていいそうです。

ただし、ここはかけ湯に使われるので、超時間浸かるのはご法度。

 

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泉質はアルカリ性単純温泉

透明度が非常に高く、美しいまでに澄み切ったお湯が湯船にたたたえられています。

本当に清流のような感じ。ここまで透明度が高い温泉はそうありません。

 

周りのタイルもいい感じの雰囲気です。

pH9.6という強アルカリ性のお湯は、かなりトロミがあります。

成分表を見ると硫黄は含んでいないのですが、ほのかに硫黄の香りを感じます。


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成分総計は175mg。一見すると非常の薄い温泉なのですが、ここの温泉は侮れません。

ぬる湯だからと言って、長時間入るとガツンと疲れます。

湯岐温泉は不思議としっかりとした浴感があり、強い温泉に入った後のような疲れを感じるすごいお湯です。

さすがは湯治客が多く訪れてきた名湯。


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よく見ると岩に切れ込みが入っています。

てっきり、ここからお湯が湧き出してるものだと思っていましたが、実はそうではありません。

こらは江戸時代に殿様用の湯小屋を作る際に、木材の基礎を設置するために入れられた切り込みだそう。

 

お湯はこの切れ込みの左右から湧き出しています。

岩から染み出すお湯の量はほんのわずか。定期的にポコポコと気泡が浮いてきます。

このあたりに浸かっていると、ちょっとくすぐったい。


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湧き出すお湯は39度と絶妙なぬるさ。

湧き出した瞬間のお湯を、かけ流しで楽しめる贅沢この上ない温泉なのです。


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めちゃめちゃぬるいというわけではなく、「あーずっと入っていられるなあ」くらいの温度。じわじわあたたまります。

お風呂からあがりたくなくなるくらいの、気持ちの良いお湯。

 

源泉かけ流しのため、お湯は絶えずオーバーフロー。

超新鮮な温泉を楽しめます。


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カランは貧弱です。ひとつだけで鏡などはありません。

シャワーも温泉です。そのため、体を洗っていると、石鹸でヌルヌルするのか、温泉でヌルヌルするのか分からなくなります。

石鹸がちゃんと落ちているか不安になりました。

 

鏡はなんと手鏡を使います。お風呂に手鏡があるのは初めて見ました。

 

貸切の内湯もあります

 

続いて別料金の貸切風呂へ。

ここは至って普通の内風呂という感じ。

家のお風呂そのままという雰囲気。

これはこれで好きなのですが、2人入ればいっぱいくらいですね。

 

湯船に突っ込まれたホースから温泉が注がれています。

こちらも源泉かけ流しでぬる湯。

岩風呂とは微妙に源泉が異なります。湧出量は岩風呂の4分の1ほど。

成分はほぼ一緒で違いを感じるほどではありませんでした。

 

食事も美味しい旅館です

 

ちなみに山形屋旅館、飯もうまい。

しかも宿泊料金も安い。

 

春先にいただける裏山で採れたタケノコは絶品。

その他にも、山菜やコンニャクの刺身など、地のものを中心とした素朴な手作り料理が並びます。

これは山奥でも人気なわけだ。

 

これは福島牛。久しぶりにうまい肉を食いました。

 

もう一つおすすめなのが、帳場で売っている酪王アイス。

真っ白なアイスでミルクの濃厚さが際立ちます。

それでいてくどすぎないさっぱりとしたアイス。

お風呂上りにぜひ。

 

山形屋旅館はお風呂良し、飯良し、温泉良しの三拍子そろった旅館。

日帰り入浴も人気で、オープンと同時にライダー二人組のお客さんも訪れていました。

泊まってゆっくり楽しむのもオススメです。

 

温泉分析書 硫黄は入っていないらしいけど


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは173mgのため、単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.63のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

硫黄の香りは明らかにするのですが、成分表上はなぜかゼロ。不思議です。