大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

東山温泉 新滝 大正ロマンあふれる旅館に日帰り入浴

新滝

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度
 

○日帰り入浴時間 14:00〜20:30(受付20:00まで)

○日帰り入浴料金 1000円 
○露天風呂    あり
○お風呂の数      わたり湯 内湯露天(男1・女1)

         猿の湯 内湯露天(男1・女1)

         千年の湯 内湯露天1 内湯1

○客室数     81室

○タオル     200円(ロゴなし)

○公式HP     http://www.shintaki.kutsurogijuku.jp/

○混雑度        ほとんど誰にも会わない(平日)

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号
 

 〇住所 福島県会津若松市東山町大字湯本川向222

〇電話番号   0242-26-0001

 

 

3.泉質
 

■源泉   不動滝庭園1号泉・管理組合2号泉・伏見ヶ滝泉

      組合1号泉・組合4号泉

■泉質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 

      (含塩化土類芒硝泉)

■温度                52.8度

■成分総計  1775mg      pH7.92

 

 

4.東山温泉について

 


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東山温泉は今から約1300年前の奈良時代天平年間に行基によって発見されたと言われる温泉。行基といえば東大寺の大仏造営に携わった高僧です。三本脚のカラスに導かれて発見したと伝えられています。


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江戸時代には会津藩の保養所が置かれるなど、湯治場として栄えました。この上級武士の保養所は現在でも向瀧という旅館として残っています。訪れる人を圧倒する威風堂々たる向瀧の建物は、国の登録有形文化財に指定され、東山温泉のシンボルとなっています。

当然ながら向瀧は日帰り入浴完全NG。

 

そんな東山温泉は数々の著名人をも魅了した名湯。幕末には新撰組土方歳三が入湯し、美人画で知られる竹久夢二歌人与謝野晶子も東山温泉に度々訪れています。

現在では芦ノ牧温泉と並ぶ会津奥座敷として、大小様々な規模の旅館が立ち並びます。

東山温泉の旅館は旅館名に「滝」がつくのも特徴。

向瀧、新滝、原瀧、瀧の湯、千代滝などなど老舗の旅館には見事に滝の字が入ります。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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新滝は東山温泉の中心部に位置する旅館。規模的には御宿東鳳に次いで東山温泉で二番目です。湯川沿い旅館の建物が立ち並び、この新滝橋の先が正面玄関になります。 

東山温泉にある千代滝という旅館も新滝の傘下の姉妹館ですので、東山温泉ではかなりの勢力を誇ります。ちなみに千代滝は日帰り入浴不可。

昔は新滝夢千年という名前でしたが、いつの間にか「くつろぎ宿新滝」に変わっていました。


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すばらしくオシャレな大正時代の新滝旅館。

今でこそこそ近代的な大型旅館ですが、竹久夢二与謝野晶子も数多く宿泊し、文人墨客に愛されてきた東山温泉を代表する歴史ある旅館の一つです。

 


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新滝の対岸にはかつて高橋館というボロボロの廃虚があり、倒壊の危険性や景観の問題が指摘されていましたが、新滝が自腹を切って解体する男気を見せ、現在はきれいな更地になっています。


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ロビー。入浴料は1000円です。

ちなみに新滝の駐車場は日帰り入浴客は使用できません。 

徒歩で来館のお客様のみオッケイとなっていますので、新滝に日帰り入浴する場合は他の場所に駐車する必要があります。

私は向瀧の対岸にある、観光案内所横の駐車場を利用しました。

ここからだと徒歩10分くらいです。


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フェイスタオルは200円です。ロゴなし。


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歴史ある旅館らしく、竹久夢二などの資料コーナもあります。


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お風呂はわたり湯、猿の湯、千年の湯と3箇所もありますが、日帰り入浴ではいれるのはわたり湯と猿の湯の2箇所。

 

新滝のメインは自噴岩風呂がある千年の湯ですが、こちらは日帰り入浴では入れません。自噴岩風呂は新滝の独自源泉で、かつて会津藩の殿様や多くの文人墨客も浸かった名湯です。こちらにどうしても入りたい場合は宿泊して楽しみましょう。

 

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お風呂は1階の廊下沿いにあり、ロビーから近い順に千年の湯、わたり湯、一番奥が猿の湯と続きます。


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まずはわたり湯から。脱衣所。

湯治場をイメージした雰囲気になっていて、大型旅館のお風呂ながら風情を感じる造りになっています。


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内湯。日帰り入浴開始の15時ぴったりに来ましたので誰もいませんでした。檜のお風呂です。


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カラン。壁もひのきを用いています。


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続いて露天風呂へ。露天風呂は平成30年に新設されたまだ新しいお風呂です。露天風呂への通路は足湯のようになっていて、一瞬びっくりしました。


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木造のこれまた趣のある通路と階段を降りた先が露天風呂。


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こちらが露天風呂。目の前は湯川で、豪快な川の音が聞こえます。


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泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。

無味無臭でお湯に特に特徴はありませんが、逆にその分適温の湯加減。


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つづいて猿の湯へ。わたり湯から長い廊下を進みます。

 


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外から見るとこんな感じ。明らかに建物が違いますが、昔は不動滝という別の旅館でした。いつのまにやら隣の新滝に吸収され、不動滝の建物は現在は新滝になっています。おそらく猿の湯も昔は不動滝のお風呂だったのだと思います。

 

建物に土方歳三の絵が書いてある部分がありますが、この近くに土方歳三が入ったとされる猿の湯という小さなお風呂があり、これに因んで猿の湯になっています。


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猿の湯入り口。


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内湯。右側がぬるめで、左側が熱めのお風呂。

ここも15時ちょうどに来たため、誰もいませんでした。


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カラン。


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露天風呂。山側なので眺望はあまりありません。

猿の湯とわたり湯は東山温泉の5源泉の混合泉です。といっても成分的には新滝の独自源泉とほとんど変わりません。

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは、硫酸イオン、塩化物イオンなので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉となります。

旧泉質名では含塩化土類芒硝泉。