日光きぬ川ホテル三日月の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・超大型ホテルで入浴したい
・たくさんの種類のお風呂に入りたい
・純銀のお風呂に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
12:00〜19:00(受付18:00まで)
▶日帰り入浴料
平日1100 土日1650円
▶タオル
フェイスタオル・バスタオル付き(レンタル)
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶住所
▶電話番号
0288-77-2611
日光きぬ川ホテル三日月の外観と館内
きぬ川ホテル三日月は客室数240室の超巨大ホテル。鬼怒川温泉ではあさやホテルに次ぐ規模を誇ります。ホテル三日月といえば、木更津や房総半島各地の大型ホテルも持つチェーンですが、栃木にもあります。鬼怒という字面を嫌ったのか、あえてひらがなで「きぬ川」になっています。
もとはホテルニュー岡部という鬼怒川では超有名なホテルで、1978年の開業。駅前という好立地にあり、鬼怒川温泉の入り口部分にどっしり構える黒色のホテルは存在感あります。
岡部グループはホテルニュー岡部以外に、鬼怒川観光ホテル東館、西館、別館を経営し、鬼怒川温泉で一大勢力を誇っていました。
ホテルニュー岡部はその旗艦ホテルとしてオープン。バブル期に写真右側のクイーンタワーをオープンさせ、鬼怒川温泉を牽引していましたが、団体旅行客の減少とともに経営が悪化、2003年の足利銀行の破綻が引き金となり、岡部グループは衰退。ホテル三日月グループに売却され現在に至ります。ちなみに岡部グループは2011年に倒産しています。
玄関前の噴水。まだお昼の12時ということもあり、時々ちょろちょろと水が出るやる気のない感じ。15時以降はちゃんと出ていました。
ホテルの玄関前に車で横付けすると、外国人のスタッフがお出迎え。駐車場の案内を受けます。駐車場はホテルのすぐ横にある別棟。
ホテルのためだけにこんなガチな駐車場があるなんてすごい。
駐車場は日帰り入浴なら3時間無料になります。
まあそんなに長時間もいないので十分です。
駐車券をフロントに出せないと無料になりませんので、駐車券は忘れずに。
広大なロビー。日帰り入浴専門の窓口があり、そこで受付を行います。平日は1100円、土日は1650円と高くなります。フェイスタオルとバスタオルは浴場にたくさんありますので、自由に借りれます。
このホテルは温泉の通常の日帰り入浴だけはなく、温泉を水着着用でプールのように楽しむ「おぷーろ」や室内ガーデンスパなど3箇所の温浴施設があります。さすがの巨大ホテルです。ちなみに料金は別々。
ロビーは3階にあります。日帰り入浴のお風呂は1階。
日光きぬ川ホテル三日月の温泉
1階につくとすごい空間。
お風呂の入り口だけでもすごいことになっていますが、
温泉大回廊な名付けられた廊下。
高級旅館の料亭街のような雰囲気。
この奥が女湯、手前が男湯ですが、あまりの大きさに度肝を抜かれました。
男湯入り口。日帰り入浴時間帯はきぬの湯が男湯、渓谷の湯が女湯なります。きぬの湯はどちらかという内湯のお風呂に凝っていて、渓谷の湯は露天風呂に凝った造りになっています。
のれんをくぐるとこんな感じ。正面がお風呂。右が脱衣所で、左がパウダールームという桁外れのサイズ感。
脱衣所。
アメニティ関係。
タオルはここから自由にとって使います。
それではお風呂のご紹介。広大な浴室には10箇所の浴槽とサウナがあります。こちらは一番端にある薬師の湯。特徴はあまりありません。
薬師の湯の前にはなんとあかすりコーナーです。
こちらは楕円形の湯船が3つ並んでいます。右からジェットバス、シルクバス、ジャグジー。
ジェットバスとジャグジーは何が違うのかと思った方もいるかと思いますが、ジェットバスの一点集中で強めに水流が出ていました。
次は三日月名物の銀の湯船。本家木更津のホテル三日月には純金風呂もありますが、こちらは銀のお風呂のみ。
庶民にはステンレスとの違いはわかりませんでしたが、ここが一番しっくりくる温度で気持ち良かったです。
こちらがメインの大浴場で、岩組優雅の湯というお風呂です。
このバブリーな感じのお風呂は、おそらくホテルニュー岡部時代そのままのものだと思います。巨大な岩組から3箇所に分かれて滝のようにお湯が注がれるスケールのでかいお風呂。
サウナとおそらく水風呂。
大浴場の前にあるこちらのお風呂はバイブラバスという名前。
ジャグジーと何が違うのかもはやわかりません。
ここだけプールみたいな温度でした。
カランのアメニティ。
シャンプーバーまでありました。
続いて露天風呂エリアへ。露天風呂は2つあります。
こちらは湯の宮露天という名前の東屋のお風呂。
奥にあるのは庭園露天という名前。
眺望はありません。
お風呂が多すぎて、温泉の説明を忘れていましたが、泉質はアルカリ性単純温泉です。循環ろ過のためあまり温泉感はなく無味無臭。
ですが、それでも鬼怒川温泉の特徴であるお湯の柔らかさは感じられました。
以上、日光きぬ川ホテル三日月の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
鬼怒川温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
日光きぬ川ホテル三日月の泉質と効能