こんな人におすすめ
・ちょっと面白いお風呂に入りたい
・湯上りにゆっくり休憩したい
・老舗ホテルで日帰り入浴したい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
14:00〜17:00 金土日不可
▶日帰り入浴料
1100円
▶タオル
フェイスタオル・バスタオル付き
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶住所
▶電話番号
0288-77-0300
鬼怒川温泉ホテルの外観と館内
鬼怒川温泉ホテルは客室数140室の鬼怒川温泉らしい大型ホテル。鬼怒川温泉は、渓谷沿いに鬼怒川○○ホテルという似たような名前で、多くのホテルが立ち並びます。鬼怒川温泉ホテルもそんなよくある大型ホテルの一つかと思っていましたが、違うのです。
鬼怒川温泉ホテルは鬼怒川ではかなり老舗の1931年の開業。なんと日光金谷ホテルの支店とオープンしました。日光金谷ホテルといえば日本初のクラシックホテルとして東照宮真横に鎮座する超一流ホテル。
鬼怒川温泉ホテルの創業当時の写真。今では鉄筋コンクリートの無機質な大型ホテルといった外観ですが、こんなおしゃれなホテルが鬼怒川温泉にあったのです。この建物が残っていたら間違いなく鬼怒川温泉を代表するホテルになっていたことでしょう。
そんな鬼怒川温泉ホテルも、2003年の足利銀行の破綻を受けて、経営が悪化しましたが、あさやホテル、鬼怒川プラザホテル、鬼怒川金谷ホテル、鬼怒川グランドホテルとともに産業再生機構による支援ホテルに選ばれ、復活をとげています。逆に産業再生機構に選ばれなかった大型ホテルは、大江戸温泉グループや伊藤園ホテルグループに売却されるか倒産しています。まさにこの支援の有無が鬼怒川温泉のホテルの命運を左右したと言っても過言ではありません。
鬼怒川温泉ホテルは名前からは全くわかりませんが、今でも金谷ホテルグループの一員です。ちなみに鬼怒川温泉には鬼怒川金谷ホテルという同グループのホテルもありますが、こちらは日帰り入浴不可です。
ホテル入口。川沿いから見るとなんの特徴もない大型ホテルですが、玄関周りはきれいに改装されていて、ロゴもちょっと老舗を感じさせる雰囲気になっています。それもそのはず。このロゴは金谷ホテルのものです。
金谷ホテルから続く老舗ホテルというプライドからか、日帰り入浴は金土日は受け付けてくれません。
エントランスには常に何人ものホテルマンが立っていて、車を停めるとすぐに寄ってきて、車のキーもホテルマンに預けます。日帰り入浴なのにちょっと恐縮しちゃいます。このあたりは金谷ホテルらしいおもてなし。
館内もたくさんのスタッフがあちらこちらに立っていて、なんとなく写真を撮りにくかったので、フロントの写真はありません。
こちらはフロントから少し進んだところにあるロビー。
入浴料は1100円。
無地のバスタオルとフェイスタオルが料金に含まれています。
フロントは2階に位置しており、お風呂は1階の木造り大浴場と地下一階の石造り大浴場の2つ。男女入れ替えですが、深夜に入れ替えになるため、日帰り入浴時間帯は石造り大浴場が男湯、木造り大浴場が女湯になります。
日帰り入浴客なのにスタッフの方がわざわざエレベーターまで案内してくれます。
一階フロア。男湯は奥の階段を更におります。
鬼怒川温泉ホテルの温泉
石造り大浴場の入口です。お風呂は新築のようにピカピカ。
鬼怒川温泉は一昔前に比べて廃れたイメージがあるかもしれませんが、各旅館は生き残りをかけて、お風呂の改装に力を注いでおり、ほとんどのホテルはこのようなピカピカのお風呂。昭和やバブル感じさせる古き良き大浴場は意外なことにあまりないのです。
脱衣所。全てのロッカーに鍵がかかります。鬼怒川温泉クラスの大規模ホテルだと盗難も少し気になるところなので、こういうのは地味に嬉しいです。市松模様のフローリングがロッカーもおしゃれ。
洗面台。
フリーアメニティはひげそりとクシ。
こちらが石造りの湯。浴槽は全部で4つ。
一見普通の大浴場かなと思いましたが。
おや?湯口になにやら奇妙なのものが。
なんとパワーストーン。4つの湯船にはそれぞれ名前がつけられていて、湯口には様々な鉱物が陳列されています。
こんなお風呂は他では見たことがありません。
一番手前の浴槽は癒やし風呂という名前。少し温めです。
左がマラカイトで右がスモーキークォーツという鉱石。
精神安定効果があるとか。
癒やし風呂にはこの2つの鉱石が染み出した温泉が投入され、なんだかとても効果がありそう。
次の浴槽は美容風呂。デトックスによりダイエット効果があるらしいです。こちらは熱めのお湯。
アイオライトとブルーアパタイトという鉱石。
いろいろ石が置いてあってどれがどれだか素人にはわかりませんでした。パワーストーンはもちろん取れないように埋め込まれています。
続いて入り口から3番目の浴槽。こちらは結旅風呂とありました。
ターコイズとムーンストーン。出会いやチャンスが訪れるそうです。
ここもどれがどの石かはわかりませんでした。
こちらはちょっとぬるめのお湯。
最後のお風呂は健康風呂。こちらはHPにはトルマリンとありましたが、どう見ても普通の石のような。。
石の名前もここだけ書いていなかったので今は違う石なのかもしれません。
こちらは熱めの湯です。
数々の鉱石パワーを浴びたあと、最後にようやく着くのが露天風呂。
残念ながら景色はあまりありませんが、紅茶のような香りとともに渓流の風が入り込む気持ちの良いお風呂でした。
泉質は単純温泉。こちらの源泉は鬼怒川温泉でも成分が少し薄めです。アルカリ性単純温泉が多い鬼怒川温泉ですが、こちらはアルカリ分は弱く単純温泉です。無味無臭のやわらかいお湯です。
源泉温度も25度のため加温しています。循環ろ過ですが、大型ホテルなのでやむなしです。
お風呂上がりに日帰り入浴客でもフリードリンクがいただけます。
山ぶどうジュースやメロンソーダなど豊富なラインナップ。
今回はメロンソーダをいただきました。
こういうちょっとサービスは嬉しくなりますね。
以上、鬼怒川温泉ホテルの日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
鬼怒川温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
鬼怒川温泉ホテルの泉質と効能