大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

猫啼温泉 西田屋 放射能を含む激レア温泉に日帰り入浴

西田屋

日帰り入浴時間 9:00〜18:00
日帰り入浴料金 400円
露天風呂    なし
お風呂の数   内湯(男1・女1)

タオル     脱衣所にフェイスタオルあり

 

源泉    猫啼の湯

泉質    泉質名なし(2条鉱泉

温度                14.4度

成分総計  133mg      pH9.7

 


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猫啼温泉福島県中部の石川町にある温泉。読み方は「ねこなき」で猫好きにはたまらない温泉名です。温泉名の由来はまさに猫で、平安時代の女流歌人和泉式部がこの地を去って京へ上り、それを悲しんだ式部の飼い猫が鳴き続けたことから猫啼温泉と呼ばれるようになったそう。猫はその後病にかかりましたが、ここの湯で回復し温泉として使われるようになったとか。


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猫啼温泉と言えば圧倒的に有名なのは隣の井筒屋ですが、実はもう一件西田屋という旅館があります。外観に温泉旅館感はなく、近所の病院のようなたたずまい。


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玄関。


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人はいませんでしたが、呼ぶとすぐに出てきてくれました。

入浴料は400円。


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鉄筋コンクリート造に見えましたが、裏側は木造になっていて、突然このように趣がでてきます。館内の雰囲気や設備は昭和40年代で止まったかのよう。


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浴室入口。


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脱衣所のフェイスタオルは自由に使ってオッケイです。


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ドアも渋めです。


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浴室。内湯のみ。

五角形の浴槽は二人も入ればいっぱいのサイズ。

残念ながら加温加水の塩素消毒あり。

浴室内は塩素臭がします。


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温泉は微量の放射能が含まれていて、いわゆるラジウム泉に近い泉質。ラドンを30百億分の1キュリー以上含まないと放射能泉とは名乗れませんが、こちらは29.3百億分の1キュリーでギリギリ足りない惜しい数字。

 

ラドンは加温すると飛んでしまいますので、加温循環であればラドンはもっと少なくなっていると思われますが、東北地方で放射能を含む温泉は非常に珍しく、この猫啼温泉と同じ石川町の母畑温泉などしかありません。


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【温泉分析書のみかた】

泉温が25度以上か、溶存物質が1000mgを超えるか、特殊成分をいずれか含む場合は鉱泉分析指針上の温泉の定義に該当します。

 

こちらの源泉は他の成分も少なく、泉温も25度に満たないため、温泉法に基づく一般的な温泉名である〜泉という名前(療養泉)がつきません。

ただし、鉱泉分析法指針では特殊成分としてラドンを20百億分の1キュリー以上含むと温泉とされますので、温泉には該当するのです。このように療養泉としての名前がつかない温泉を2条鉱泉と呼びます。