あだたらふれあいセンター
日帰り入浴時間 13:00〜16:00
日帰り入浴料金 500円
露天風呂 なし
お風呂の数 内湯(男1・女1)
客室数 24室
タオル 50円(ロゴなし)
源泉 元湯1の2、1の3、2の2、3の2、3の3号源泉
泉質 単純酸性泉
温度 54.5度
成分総計 745mg pH2.5
その歴史は古く、室町時代の1496年に狩人によって発見されたと言われています。岳温泉は度重なる災難に遭っては何度も復興してきた
温泉。
もともとは安達太良山頂に近い現在のくろがね温泉小屋付近にあり、陽日(ゆい)温泉と称して江戸時代には大いに賑わいますが、1825年に大規模な土砂崩れにより多数の死傷者を出して全滅。
その後、現在の岳温泉より少し北側まで引湯し、十文字岳温泉として再興しますが、これも戊辰戦争により焼き払われます。その後は現在よりも南の位置に深堀温泉として小規模に再興しますが、1903年大火により全焼します。ようやく1906年に現在の位置に岳温泉が再興され、現在に至りますが、東日本大震災で建物や風評被害を受け多くの旅館が倒産してしまいました。
現在は11件の旅館があり、ほんどの旅館で日帰り入浴可能。
あだたらふれあいセンターは岳温泉の旅館街から少し離れたところにあります。
名前からは日帰り入浴施設なのかホテルなのかわかりませんが、葉たばこ財団が運営する研修保養施設で、一般の方もリーズナブルな宿泊料金で泊まれます。
館内はTHE昭和といった内装と調度品。
テレビのニュースがロビーで流れています。
入浴料は500円で岳温泉では岳の湯に次いでお安い金額。
一般財団法人葉たばこ財団の施設なのでこんなコレクションも。
浴室入口。
共同浴場のような雰囲気。
13時のオープンと同時に地元の方おじいちゃんと思われる方が続々と入ってこられました。
レトロな青羽根の扇風機。
浴室は内湯のみのシンプルなつくり。
泉質は単純酸性泉で少し熱めでした。
岳温泉は標高1500mのくろがね温泉小屋付近に7箇所の源泉が点在しており、それらを集めて、そこから実に8kmにもなる日本一の長さを木管で引湯しているため、お湯が揉まれてまろやかになると言われています。効能は強い殺菌効果から湿疹や皮膚炎、肌の角質を溶かすため美肌の湯としても有名です。
カラン。
【温泉分析書のみかた】
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
特殊成分として水素イオンを1mg以上含みますので、単純酸性泉となります。
岳温泉はどの旅館も源泉が同じなため、基本的にはどこも同じ成分です。