はぎのや
入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 12時〜14時30(要確認)
〇日帰り入浴料金 1000円
〇露天風呂 あり
〇お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
〇タオル バスタオル・フェイスタオル付(ロゴなし)
〇客室数 46室
〇公式HP https://www.senamionsen.com/
〇混雑度 お風呂で会った人数 4人
〇個人的オススメ度 ★★★★☆
場所・電話番号
〇電話番号 0254-53-1212
泉質
■源泉 混合泉(瀬波源泉、噴湯元湯、元湯2号)
■泉質 ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)
■温度 87.7度
■成分総計 4040mg pH8.54
瀬波温泉の歴史
瀬波温泉は1904年開湯の新しい温泉。
石油掘削中に突如150度の高温の源泉が噴出し、温泉として利用したのが始まりです。
開湯当初から豊富な湯量を誇り、多くの旅館が立ち並びました。写真には当時瀬波温泉を代表する旅館であった萩野屋(現在のはぎのや)と三島屋旅館が写っています。
源泉があるやぐらの場所は現在も変わっていません。三島屋旅館は残念ながら廃業し、現在はわずかに土台部分を残すのみです。昭和になると、海岸線沿いに大型旅館が建設され、大きな温泉街に発展しました。
戦前の写真とほぼ同じアングルで撮った写真。
奥に見える大きな旅館は、現在のはぎのやです。
源泉はあちらこちらで湯気を上げていて、温泉街らしい景観となっています。
海水浴場が目の前にあることから、夏場は特に賑わいを見せ、新潟県でも有数の賑やかな温泉街となっています。
瀬波温泉を見下ろす高台にある源泉。温泉は地下252mに湯脈があり1951年頃までは自噴していましたが、現在は空気を送り込んでお湯を噴き上げさせているそう。
この源泉で自由に温泉たまごが作れます。
物凄い勢いで蒸気が噴出しています。
日帰り入浴施設の龍泉のやぐら。あちこちで蒸気が上がり、温泉街らしい景観となっています。
瀬波温泉有数の老舗旅館です
はぎのやは瀬波温泉開湯時から創業している老舗旅館。
右が本館で左が東館。
鉄筋8階建て客室数は46室ですが、堂々たる佇まいでそれ以上の大きさに見えます。瀬波温泉では汐見荘、大観荘に次ぐ3番目の規模を誇ります。
ロビーもさすが立派なもの。
入浴料は1000円。この規模の旅館なら1000円でも納得。
バスタオルとフェイスタオル付きです。
大浴場は最上階の8階にある眺(ながめ)と7階にある熱の湯。
熱の湯は2012年に新規オープンした展望ヒノキ風呂ではぎのやのメイン風呂。日帰り入浴時間帯は眺が男湯、熱の湯が女湯になるようです。
8階は黒を基調とした空間になっていてびっくり。
瀬波温泉の古写真。はぎのやあたりを写した写真だと思われます。
浴室入口。このあたりの高級感もさすがはぎのや。
脱衣所も中央に大胆に花が活けられた見事な空間。
組木天井のオシャレな大浴場
浴室。一見普通の内湯には見えますが。
天井が組木になっていておしゃれに工夫されています。
カランの数は申し分なく、シャンプー類も完備。
泉質はナトリウム-塩化物泉。うっすらと緑色のお湯。
味は少ししょっぱいくらい。
お湯は適温です。
大型旅館のため、かけ流しではなく循環消毒です。
なので瀬波温泉独特のクレゾールのような薬品臭は控えめ。
クレゾールは消毒液で病院のあの臭いです。
海からは離れていますが景色が良いです
続いて露天風呂。サウナもありました。
8階にあるだけあって瀬波温泉が一望できる露天風呂。
石油の掘り損ないの温泉だけあって、よく見るとうっすら油膜のようなものが確認できました。
大観荘や汐見荘のような海が見える露天風呂ではありませんが、この景色もなかなか良いもの。
温泉分析書 ヨウ素や臭素を含む食塩泉です
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。つまり食塩泉。
また臭素や、ヨウ素、アンモニアなど、普通の温泉ではあまりお目にかからない臭いそうなイオンが含まれているのも特徴。独特の臭いはこの辺にも由来するのかもしれません。
その他、保湿力が高く美肌成分と言われるメタケイ酸も豊富。
瀬波温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト
日帰り入浴時間は変更になる場合がありますので、事前の電話連絡をおすすめします。
日帰り入浴はほとんどの旅館で可能ですが、16時前後までの受付時間が多いため、遅い時間の日帰り入浴には向きません。