大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

上山温泉 ふぢ金旅館 鄙び系旅館の激熱風呂に日帰り入浴

ふぢ金旅館

日帰り入浴時間 10:00〜20:00
日帰り入浴料金 400円
露天風呂    なし
お風呂の数   内湯(大1・小1)

タオル     なし

 

源泉  上山地区1号・2号・3号源泉

泉質  ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

    (含石膏食塩泉)

温度          64.3度

成分総計 2529mg      pH7.9


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上山(かみのやま)温泉は室町時代の1458年の開湯。長崎の高僧月秀上人が沼地で足の傷を癒やしている鶴を見つけ、湧き出る霊泉を囲い湯治場を作ったのが始まり。その由来から、かつては鶴脛(つるはぎ)温泉と言われていました。

 

上山温泉は場所の違いから、正確には湯町、新湯、十日町、葉山、河崎、高松の6つの温泉の総称ですが、各温泉毎に泉質が異なるわけではなく一般的にはあまり区別されていません。源泉は上山温泉と葉山温泉の2系統がありますが成分はほとんど同じ


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ふぢ金旅館は上山温泉では湯町温泉エリアに位置する旅館。

新湯地区の少し先に旅館が固まっているエリアですが、多くの旅館が廃業し、残っている旅館は3件です。湯町共同浴場もなくなってしまい元気があまりないエリア。


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湯町で最も人気の旅館の月の池。館内や調度品はすこぶる華やかで女性に大人気。日帰り入浴不可。

独特の和モダンな意匠の玄関が、ただものではない旅館のオーラを感じさせます。


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湯町温泉は上山温泉で最も歴史が古く、上山温泉発祥の地である鶴の休み石があります。


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飲泉もできます。食塩泉なのでほんのちょっぴり出汁感。硫黄分は含まれないためゆでたまご味もなく飲みやすいお味。


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ひなびた旅館の入り口に見えますがここは裏口。正面玄関はぐるっと回った反対側にあります。ここから入っても受付はしてくれますが、宿の人にはなかなか出会えません。


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正面から見るとそんなにひなびてはいません。木造3階建て。


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看板もちゃんとあり。


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湯町温泉のメインストリート沿いにある裏口のほうが、実はお風呂が近いのです。なので私はいつもこちら側から利用。

廊下を歩いていた宿のおじいちゃんを捕まえて入浴料400円をおさめます。


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建物はかなり古く上山温泉でも有数のひなび系旅館。

お風呂は大きい浴場と小さい家族風呂の2つ。男女の区別はないので貸切での利用になります。

まずは大浴場から。入り口のガラス戸もなんともレトロ。


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廊下や床はギシギシときしみます。脱衣所にドライヤー等はありません。


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古そうな上山温泉の由緒書き。鶴があしらわれているところに昔の人のセンスを感じます。


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浴室は内湯のみ。カランもありません。


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老舗旅館にはあまり似つかわしくないかわいらしいお風呂グッズ。


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シャワーはないのでここからお湯を汲んで使うのだと思われます。


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泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名は含石膏食塩泉。もちろん源泉かけ流し。

お湯はかなり熱め。何度も足湯して慣らさないと入れません。

つるはぎの湯と謳っているだけあり、ここの旅館は源泉が近いせいか、上山温泉でも成分の含有量が最も多いのが特徴。浴槽の淵にはびっしりと析出物がこびりついています。


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続いて小さい家族風呂。裏口の真横にあります。


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脱衣所もかなり小さめ。


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こちらが家族風呂。大浴場よりも一層のひなび具合にテンションあがります。一人か二人入ればいっぱいくらいのサイズ。


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析出物の付き方もこちらの方がすごいです。浴槽が小さいこともあり、お湯は激熱そのもの。残念ながら足湯だけにしておきました。

 

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浴室には生バラが花瓶に生けてありました。


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バラとレトロ湯船の組み合わせで独特な雰囲気を放っています。


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【温泉分析書のみかた】

成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物と硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となります。食塩と石膏の温泉です。