伊勢屋旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 7:00〜 23:00
〇日帰り入浴料金 7:00〜12:00 600円
12:00〜18:00 800円
18:00〜23:00 1000円
〇露天風呂 あり
〇お風呂の数 伊勢屋内湯(男1・女1)
渓泉荘内湯露天(男1・女1)
〇タオル 200円(ロゴあり)
〇公式HP https://www.iseya-iizaka.co.jp/
〇混雑度 お風呂で会った人数 10人以上
〇個人的オススメ度 ★★☆☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 024-542-3131
3.泉質
【伊勢屋旅館】
源泉 伊勢屋源泉
泉質 単純温泉(芒硝系)
温度 64.5度 pH 8.4
成分総計 973mg
【渓泉荘】
源泉 伊勢屋源泉
泉質 単純温泉(芒硝系)
温度 69.5度 pH 8.38
成分総計 960mg
4.飯坂温泉の歴史
飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。
写真は昭和40年代頃の飯坂温泉
歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。
飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。
5.外観・館内・お風呂
伊勢屋旅館は飯坂温泉の中心街から北側に位置する旅館。
城郭風の佇まいが目立ちます。ほぼ城ですね。
2015年に一度廃業したものの、素泊まりと日帰りに特化した旅館として再スタートしています。
伊勢屋旅館は大人の温泉宿がコンセプトでお子様お断り。
日帰り休憩もやっています。これはもしや老舗旅館がラブホテルに変わったのかと嫌な予感。。
場違いだったらどうしようと心配しながらおそるおそる受付へ。入浴料は時間によって異なり、午前が600円、午後800円、夜間は1000円と徐々に高くなります。日帰り入浴可能時間もなんと朝7時から夜の23時までと圧倒的な長さ。玄関にはずらーっと靴が並びたくさんのお客さんがいました。
タオルは200円でロゴ入り。
ラブホテルかと心配しましたが、カップルらしき人は皆無で、家族連れや地元のおじいちゃんなどがほとんど。小さな子どもも結構いました。そいうえばお子様お断りでは??
ラブホテルでは全然ないようで安心。お風呂上がりの冷水
無料の休憩所の大広間。飲食持ち込みもオッケイ。そりゃ地元の方で繁盛しますね。
入浴可能な浴場は二箇所。ひとつは伊勢屋旅館の大浴場。もう一つはもともと隣にはあった渓泉荘という旅館のお風呂。渓泉荘も廃業した旅館でしたが、最近伊勢屋の日帰り入浴に組み込む形で再開させたよう。
伊勢屋旅館の大浴場は混んでいたので写真はありません。ドライヤーあり。シャワー、シャンプー、ボディソープありです。大浴場は広めでした。伊勢屋旅館は独自源泉を持っていて飯坂温泉の分湯槽からの引湯ではありませんが、単純温泉で無味無臭。分湯槽の源泉との違いはわからないくらい。お湯は適温。
続いて渓泉荘へ。伊勢屋旅館の旧館と思われる木造の建物を通ります。寺院建築で最高の格を表す折上格天井の廊下。これはすごい。
昔はかなりすごい旅館だったんでしょう。
旧館の玄関と思われる箇所からスリッパを履き替えて外へ出ます。
渓泉荘は門の向かいにある鉄筋の建物。
伊勢屋旅館の旧館と思われる建物。
一度に2つの旅館のお風呂に入れるとはお得。
渓泉荘の玄関。
浴場はそのまま奥に進んだ1階にあります。
脱衣所。ドライヤーあり。皆さん渓泉荘までは歩くのがだるいのか、比較的空いていました。
内湯。伊勢屋旅館の大浴場の半分くらいの大きさ。シャワー、シャンプー、ボディソープ類はあり。奥に小さいながら露天風呂もあり。
渓泉荘も独自源泉。無味無臭の単純温泉です。飯坂温泉の分湯槽とほんとんど違いはわかりません。
日帰り入浴と素泊まりに特化しているだけあり、休憩所もあり利用しやすい雰囲気。入浴可能時間も飯坂温泉で最も早く、最も遅くまでやっています。ラブホテルではありませんのでお気軽にご利用をどうぞ。
まだまだあります 飯坂温泉
【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは960mgのため、惜しくも単純温泉です。
またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.38のため、アルカリ性単純温泉にはなりません。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。960mgもあるため、ほぼ芒硝泉と言っても問題ない泉質だと思います。