大露天風呂の日記

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飯坂温泉 ホテル天竜閣 かまぼこ屋根と渡り廊下が特徴的な旅館で日帰り入浴

ホテル天竜

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 12:00〜 18:00
〇日帰り入浴料金 800円  
〇露天風呂    あり
〇お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

〇タオル     200円(ロゴなし) 

〇客室数     39室

〇公式HP      https://www.iizakatenryukaku.com/

〇混雑度     お風呂で会った人数 5人

〇個人的オススメ度 ★★☆☆☆

 

2.場所・電話番号

 

〇住所 福島県福島市飯坂町湯野舘下2

〇場所  024-542-2354

 

 

3.泉質

 

■源泉   小学校北分湯槽

     (飯坂小学校源泉・小学校南源泉・20号源泉)

■泉質   単純温泉

■温度             66.0度  pH 8.18

■成分総計  911mg 

 

4.飯坂温泉について



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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 昭和40年代の写真にも、十綱橋付近びっしりと旅館が立ち並び、東北の王座とも称されました。

 


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飯坂温泉は現在でも摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し、独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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ホテル天竜閣は摺上川の上流に立つ飯坂では中規模の旅館。摺上川の飯坂温泉駅付近は昭和レトロな外観の旅館が多い中で、上流は川沿いに近代的な旅館が立ち並んでいます。

かまぼこ型の屋根と渡り廊下が特徴的な旅館。


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ロビー。入浴料は800円。


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タオルは袋付きですがロゴなし。


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ロビーには高そうな陶磁器の数々。 


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スナックみたいな一角も。


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お風呂は一度2階に上がり、渡り廊下を通って別館へ。

別館5階から1階まで降りたところにあります。なかなか遠い。


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緑の階段で2階へ。


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ここを右へ曲がると渡り廊下。


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渡り廊下は赤色でここだけ妙にきれいです。


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渡り廊下は下から見るとこんな感じ。


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別館もなかなかレトロ。ここは5階なので、左側のエレベーターで1階へ。


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1階。休憩所も広くテレビもあり。さながら日帰り入浴施設のような雰囲気でお客さんも結構います。


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お風呂入り口。


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脱衣所も広め。ドライヤーあり。


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かわいいカエルの置物。


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お風呂は内湯と露天風呂。シャワー、シャンプー、ボディソープはもちろんあり。お湯は適温です。

泉質はアルカリ性単純温泉で無味無臭。


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露天風呂。対岸が旅館なので目隠しは高めですが、渓谷を望む露天風呂です。ここは熱めです。

 

飯坂温泉の北側エリアはほとんどが小学校北分湯槽。ちなみな駅周辺は若竹分湯槽で、鯖湖湯周辺の中心街は湯沢分湯槽からの引湯が多いです。小学校北源泉はアルカリ性が少し低いのが特徴。


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かまぼこ屋根の裏側が気になったので行ってみると、大きな卓球場でした。


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日帰り入浴も積極的に受け付けており、お客さんも多めです。

飯坂温泉で露天風呂が楽しめる貴重な旅館。

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 

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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは898mgのため、惜しくも単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.4のため、惜しくもアルカリ性単純温泉になりません。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。