大露天風呂の日記

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飯坂温泉  福住旅館 名物おかめ風呂に日帰り入浴

福住旅館

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 10時〜20時
〇日帰り入浴料金 500円  
〇露天風呂    なし
〇お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

〇タオル     200円(ロゴなし)

〇客室数     24室

〇公式HP     http://fukuzumiryokan.com/

〇混雑度     お風呂で会った人数 2人

〇個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 

〇住所  福島県福島市飯坂町若葉町27

〇電話番号  024-542-4211

 

3.泉質

 

■源泉   若竹分湯槽

     (大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・第19号源泉

      24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源)

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度             60.2度  pH 8.53

■成分総計  789mg

 

4.飯坂温泉の歴史

 


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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

 

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 昭和40年代の写真にも、十綱橋付近びっしりと旅館が立ち並び、東北の王座とも称されました。

 


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飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し、独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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福住旅館も川沿いにへばりつく旅館のひとつ。


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玄関から見ると小さく見えますが、反対側の川沿いから見ると7階建ての大きな旅館であることがわかります。

 

ちなみに福住旅館の隣の川沿いには、かつて若喜旅館という大きな旅館がありましたが、1994年に死者を出す火災を起こして以降、そのまま廃業し、現在はあとかたもありません。若喜旅館の別館の建物は少し離れた所に残っていてますが、こちらは廃墟になっています。

 


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飯坂温泉の旅館は狭い地域に密集しているため、駐車場がわかりにくいです。こちらの旅館も玄関前のスペースに停めるのはNG。道沿いにちょっと進んだ先にある共同浴場波来湯(はこゆ)の駐車場に停めます。


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ロビー。入浴料は500円。


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タオルはロゴ無しで200円。


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川沿いに建っているのでフロントは5階に位置します。お風呂はエレベーターで1階へ。


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お風呂前の休憩スペース。福住旅館の名物はひょっとことおかめの形をしたお風呂。右が女性用のひょっとこ風呂。左が男性用のおかめ風呂です。


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男湯おかめ風呂入り口。


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ドライヤー等あり。


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アメニティ類。


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脱衣所。


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浴室は内湯と露天風呂。飯坂温泉の旅館で露天風呂がある旅館は少ないのです。シャワー、ボディソープ、シャンプー類あり。


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これが名物おかめ風呂。おかめの形の浴槽で底にはおかめの顔が描かれています。表情がなんとも絶妙。内湯は塩素臭あり。


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小さいながら露天風呂。川に面していますが、対岸も隙間なく旅館が並んでいますので目隠し高めです。


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露天風呂が見た対岸の様子。正面は花乃湯という旅館と切湯という共同浴場です。


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目の前の迫力ある建物は昔は旅館だったと思いますが、今は高齢者向けの住宅になっているようです。


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泉質はアルカリ性単純温泉。無味無臭です。お湯の温度は適温。

 


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エレベーターにもおかめとひょっとこ。


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エレベーターに貼ってあったポスター。ファートンが売りみたいですが、なんなんでしょう。羽毛布団のことでしょうか。

福住旅館はおかめとひょっとこ風呂と羽毛布団がイチオシ。


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玄関には8時から20時となっていましたが、電話確認では10時からでした。日によって多少異なるのかもしれませんが、比較的長時間日帰り入浴を受け付けてくれます。

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記

 

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは789mgのため、惜しくも単純温泉です。

 


またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.53のため、アルカリ性単純温泉になります。

 


単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。