つたや旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 13時〜20時
〇日帰り入浴料金 500円
〇露天風呂 なし
〇お風呂の数 内湯(男1・女1)
〇タオル 100円(ロゴあり)
〇客室数 15室
〇公式HP なし
〇混雑度 ほとんど誰にも会わない
〇個人的オススメ度
2.場所・電話番号
〇電話番号 024-542-3164
3.泉質
■源泉 若竹分湯槽
(大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・新19号源泉
24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源泉)
■温度 60.2度 pH 8.53
■成分総計 789mg
4.飯坂温泉の歴史
飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。
写真は昭和40年代頃の飯坂温泉
歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 東北の王座とも称され、昭和40年代の写真にも、十綱橋付近びっしりと旅館が立ち並んでいます。
飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し、独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。
5.外観・館内・お風呂
つたや旅館は飯坂温泉駅駅の目の前にある立地抜群の旅館。
多くの人で賑わっています。
日帰り入浴も大歓迎の看板。
ロビー。受付でも快く歓迎いただきました。入浴料は飯坂温泉の相場の500円と駅前ながら良心的。
タオルは100円でロゴ入り。
ロビーにはカフェも併設されていて、牛乳やドリングが気軽に飲めるようになっているのも嬉しいポイント。
お風呂は階段の踊り場の途中の中二階のようなところにあります。
お風呂入り口。
脱衣所。ロビーはきれいに改装されていましたが、お風呂は昭和レトロ感が残っていていい感じです。
今どき珍しい青い扇風機。
お風呂は内湯のみですが、丸い湯船がなんとも美しいお風呂です。
浴室は浴槽の大きさに比べてかなり大きい空間。
お湯が青いわけではなく、内側に青いタイルが貼られています。
駅前だし日帰り入浴歓迎だったので、もしや混んでいるかなと思いましたが誰もいなく貸切状態。
大理石の円形の湯口からお湯が注がれます。泉質はアルカリ性単純温泉で無味無臭。激熱風呂の共同浴場が多い飯坂温泉ですがこちらはちょうどいい温度。
途中日光が差し込み、なんとも神々しい雰囲気に。
シャワー、シャンプー、ボディソープ完備。
お湯は若竹分湯槽。なんと8本もの源泉(大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・新19号源泉・24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源泉)が混ざっています。飯坂温泉の湯量のすごさがわかります。
飯坂温泉駅から徒歩1分ですが、皆さん近くの共同浴場の波来湯(はこゆ)に行くのか比較的空いていました。波来湯建物は趣ありますが中は近代的な銭湯みたいな感じです。駅付近ならつたや旅館がオススメ。
まだまだあります 飯坂温泉
【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは789mgのため、惜しくも単純温泉です。
またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.7のため、アルカリ性単純温泉になります。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。