大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

飯坂温泉 一柳閣 温泉街唯一のぬる湯に日帰り入浴

一柳閣

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

○日帰り入浴時間 14時以降(要確認)
○日帰り入浴料金 300円  
○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

○タオル     100円(ロゴなし)

○客室数     12室

○公式HP     なし

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 

○住所  福島県福島市飯坂町中原2

○電話番号  024-542-4266

 

3.泉質

 

■源泉   万人風呂源泉

■泉質   単純温泉

■温度             57.7度  pH 8.2

■成分総計  899mg

 

4.飯坂温泉の歴史

 


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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

 

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 東北の王座とも称され、昭和40年代の写真にも、十綱橋付近びっしりと旅館が立ち並んでいます。

 


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飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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一柳閣は飯坂温泉の中心街から少し離れたところにある旅館。

隣には廃墟となったプラザホテル吾妻という大きな旅館があります。

外観はかなりくたびれていますが日帰り入浴歓迎の張り紙があります。


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ところが。。入り口には鍵がかかりカーテンも閉まっていました。

これはだめかと思いましたが、諦めきれないのでピンポンを押してみる。

するの中から女将さんが。

日帰り入浴をお願いすると、お風呂まで確認しに行ってくださり、ぬるくてもよければどうぞとのこと。飯坂温泉は熱いお湯ばかりなので、ちょうどぬる湯を求めていたのでぬるくて大歓迎です。


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入浴料300円。300円は飯坂温泉の日帰り入浴で最安です。


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タオルは100円で無地。歯ブラシつき。


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明るく撮っていますが館内は全体的に少し暗めです。

お風呂は突き当りを奥をすぐ。


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ぬるいと言っていたのは、お湯を抜きたてで、入れたばかりだったからみたいでした。無理に入れてもらってすみません。


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脱衣所。小さいながらドライヤーあり。

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お風呂は内湯のみです。意外と大きい浴槽です。

ぬるめと言っていましたが全然ぬるくはなくむしろ適温でした。

窓を開けてみると隣のお宅のブロック塀。

眺望はありませんので開けないほうがいいです。


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飯坂温泉ケロリン率が高い。


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シャワー、シャンプー、ボディソープあり。


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泉質は単純温泉。無味無臭です。確かに飯坂温泉の中ではぬるめかもしれませんが、これがとても気持ちよく寝てしまう温度でした。

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは899mgのため、惜しくも単純温泉です。

 


またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.2のため、アルカリ性単純温泉になりません。

 


単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。