大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

塩原温泉郷 古町温泉 上会津屋 古文書だらけな歴史ファン必見の旅館で日帰り入浴

会津

日帰り入浴時間 16:00〜20:00
日帰り入浴料金 700円(湯巡り手形で400円)
露天風呂    あり
お風呂の数   男1・女1
タオル     200円(ロゴなし)

客室数     18室

 

源泉    上会津屋源泉

泉質    ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉

      (含土類-食塩泉)

温度                65.1度

成分総計  1990mg     pH 6.44


f:id:zenigame1:20220127193814j:image

 

塩原温泉郷の開湯は806年と伝えられ、1200年以上の歴史ある温泉です。正確には塩原温泉と言う温泉はなく、塩原十一湯と呼ばれる温泉の集まりで、150もの源泉があるそうです。

 

塩原温泉郷も多くの廃墟が目立ちますが、それでも30軒以上の旅館を有する一大温泉地となっています。


f:id:zenigame1:20220131000112j:image

 

日帰り入浴も比較的に積極的に行っており、旅館共同組合の湯めぐり手形を購入すれば、なんと半額で各旅館の日帰り入浴が可能です。

塩原で日帰り入浴する際のマストアイテムですのでぜひ購入を。塩原もの語り館や各旅館で購入可能です。

 

古町温泉は塩原温泉郷の中でも中心に位置しており、箒川の川沿いに旅館が点在しています。塩化物泉又は炭酸水素塩泉で、美肌成分と言われるメタケイ酸を豊富に含むのが特徴です。

 

古町温泉や門前温泉の界隈は塩原名物とて焼き(どら焼きクレープ)のお店も集まっていますので、湯上がりにいかがでしょうか。


f:id:zenigame1:20220127201336j:image

こちらが古町温泉の通り沿いにある今井屋さんのとて焼き。皮はどら焼きみたいな感じでまんじゅうが刺さってますので、結構お腹いっぱいになります。

 

会津屋さんは古町温泉の中でも、江戸時代から続く老舗旅館です。



f:id:zenigame1:20220127195327j:image

外観はこんな感じ。国道沿いに面しており、塩原もの語り館の真横ですのでわかりやすいです。 和モダンな建物です。


f:id:zenigame1:20220127185919j:image 

ちなみに向かいにある会津屋さんはこちらの旅館とはまったくの無関係で、日帰り入浴もやってませんので要注意です。まぎらわしい。。

 


f:id:zenigame1:20220127195523j:image


入り口も老舗らしく重厚感があります。

左側の看板には「凌霜隊脇本陣」と書いてます。

こちらのお宿は戊辰戦争の際に現在の岐阜県郡上藩の凌霜隊(りょうそうたい)が宿泊したそうです。会津藩小山田隊の本陣にもなった由緒正しき旅館です。


f:id:zenigame1:20220127190633j:image

玄関の長いアプローチを進むとようやく玄関。


f:id:zenigame1:20220127195634j:image

 

湯めぐり手形持参なので入浴料は半額の400円を払います。

お座敷のようなフロント。



f:id:zenigame1:20220127195727j:image

タオルはロゴなしです。残念。。

 

f:id:zenigame1:20220127190820j:image

お風呂はフロントからすぐのこの暖簾をくぐります。


f:id:zenigame1:20220127191153j:image

廊下沿いには上会津屋の歴史を物語る資料の数々が展示されていました。


f:id:zenigame1:20220127190926j:image 

これは明治時代の上会津屋の写真。うーん趣ありますね。

こんな感じの建物に戊辰戦争に参戦した隊士の方が宿泊したんでしょうか。


f:id:zenigame1:20220127191131j:image

江戸時代の古文書もたくさん置かれていました。興味のある方は帳場までお申し込みくださいとありました。申込みしたら説明とかしてくれるのかもしれません。 


f:id:zenigame1:20220127191337j:image

驚いたのは貴重な古文書を直接手に取って読めること。

触っていいなんて驚きです。変死一件?なにかあったんでしょうか?


f:id:zenigame1:20220127191423j:image 

死体請証文之事

死体御検使相済御引渡され…  あとはよくわかりませんが気になる内容です。。

 

f:id:zenigame1:20220127193027j:image

こちら明治の地租改正の時の地券でしょうか。


f:id:zenigame1:20220127191816j:image

お風呂は一度また外に出ます。 

 

f:id:zenigame1:20220127191903j:image 

 

このドアの向こうがお風呂になります。 

 

f:id:zenigame1:20220127191941j:image

 

侘(わび)の湯と寂(さび)の湯の2つがあります。このときは右の寂の湯が女性で、侘の湯が男性でした。この旅館で有名なのは寂の湯のほうです。

なんとお風呂に茶室がついてるそうです。入りたかった。。

 

f:id:zenigame1:20220127193133j:image


f:id:zenigame1:20220127193101j:image

待ち合い室には暇つぶしセットも。難しそうな。

 

f:id:zenigame1:20220127192204j:image

ピンクの暖簾なので一瞬迷いましたがこちらが男湯。

 

f:id:zenigame1:20220127192253j:image

脱衣所はとても清潔感があります。ドライヤー等完備です。

 

f:id:zenigame1:20220127192328j:image

ロッカーには木の名前が書いてありました。わかりやすいようなわかりにくいような。


f:id:zenigame1:20220127192359j:image

 

内湯はこんな感じです。

お湯があんまり溜まってないように見えますが、本来の営業時間の16時ちょっと前に入れていただいたので文句は全然ありません。

シャワー、シャンプー、ボディソープ類完備。


f:id:zenigame1:20220127192538j:image

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。

ですが舐めてもあまりしょっぱくはなく、無味無臭に近いです。

湯口には温泉の白い析出物がびっしり。お湯は少し熱めです。

 

f:id:zenigame1:20220127192735j:image

お風呂も少し城郭風。

f:id:zenigame1:20220127192904j:image

 

露天風呂は小さめです。すぐ外側が駐車場のため眺望はありません。

木造の浴槽でした。お湯はまだ張りたてで少なめでしたので、寝湯のようにして楽しみました。

 

f:id:zenigame1:20220127193157j:image

塩原に多い塩化物泉ですが、あまりべとつき等はなくさらさらしたお湯の印象でした。

 

【温泉分析書のみかた】

成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉となります。旧泉質名では含土類-食塩泉。

 

ここまではまあまあよくある泉質ですが、特筆すべきはメタケイ酸の量!メタケイ酸は天然の保湿成分といわれ、きめの細かい美肌つくるとされています。これを50mg以上含有すると温泉の定義に該当しますが、ここの源泉はメタケイ酸をなんと232mgも含みます。これは塩原温泉郷でも満寿屋に次いで二番目の含有量。


f:id:zenigame1:20220127193336j:image

ちなみに玄関には飲泉所があります。たまご臭はせず、わずかに石膏のようなちょっと焦げた感じの臭いがしました。味は可もなく不可もなく。そんなにくせのあるお味ではないので抵抗なく飲めます。

 

日帰り入浴時間は16時からと比較的に遅めのスタートですが、誰にも合わずゆっくり歴史あるお湯を堪能できました。