貝掛温泉
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 11:00〜14:00
〇日帰り入浴料金 平日1000円 土日祝日1200円
〇露天風呂 あり
〇お風呂の数 男1・女1
〇タオル 200円(ロゴあり)
〇客室数 21室
〇公式HP https://kaikake.jp/
〇混雑度 お風呂で会った人数 7人
〇個人的オススメ度 ★★★★★
2.場所・電話番号
〇電話番号 025-788-9911
3.源泉
■源泉 貝掛温泉
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
■温度 36.2度
■成分総計 1994mg pH 7.5
4.貝掛温泉について
開湯は鎌倉時代。古くから眼病に特効があるとされ、江戸時代から目の温泉として人気を集めてきました。
一軒宿で日本秘湯を守る会にも加盟している人気旅館です。
ここの旅館は夕食も美味しく、泊まろうとするとなかなか予約がとれません。(宿泊はまぁまぁお値段します)
貝掛温泉名物の薬膳玄米粥
5.外観・館内・お風呂
貝掛温泉は苗場スキー場の近くにあります。国道から分岐する細い道の先に旅館があります。豪雪地帯だけあって雪の壁がすごいことに。
途中すごい急坂を降ります。冬季は四駆じゃないと少し不安です。
一番急な部分は綺麗に除雪されていました。下から見た急坂はこんな感じ。
坂を降りきると次は極狭の橋を渡ります。大きな車だと橋の欄干にすりそうなくらい狭いです。。すれ違いはもちろん無理。
橋を渡るとやどへ到着。秘湯の旅館とは思えないほどきれいな建物です。
のれんをくぐり館内へ。
日帰り入浴料は1200円!!。ちょっと高いような気もしますが、お湯の良さを考えれば納得できるお値段です。
ロビーにはこんな感じで新潟らしく米俵や民具が置いてありました。
唐箕と脱穀機でしょうか?
目の温泉であることが一発でわかります笑
お風呂はロビーからまっすぐ廊下をすすみます。 廊下の途中にあこがれのアラジンのガスストーブが。ハイセンスな秘湯です。
廊下も趣があります。
お風呂は2つで男女別にわかれています。夜の19時に入れ代わりますが、日帰り入浴時間は左側が男湯、右側が女湯になります。
お風呂は左のほうがメインになります。内湯の大きさはさほど変わりませんが、露天風呂の大きさが全然違います。貝掛温泉と言えばこれっていうお風呂は左です。
脱衣所は天井が高く開放的な造り。
内湯ですが、手前が加温浴槽、奥が源泉の浴槽になります。
貝掛温泉の源泉は36度で体温とほぼ同じ。ぬるくも熱くも感じない不感温度の温泉です。イメージでいうと布団にくるまれているような感覚。なのでお風呂の中で爆睡できます。
シャワー、シャンプー、ボディソープ類も完備。
浴室も天井が高く開放的です。
目に特効がある温泉なのでご丁寧に目の洗い方が書いてありました。温泉で目を洗うなんて珍しい。白内障や眼底出血、ドライアイなどに効果があるそうです。他の温泉では聞いたこともないすごい効能。
この源泉湯口で目をぱちくりして洗います。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉とそんなに珍しい泉質ではないですが、この食塩の成分が絶妙で目にいれても全然しみたりはしません。生理食塩水に近い濃度なんでしょうか。
なんとかつては目薬として実際に販売されていたとのこと。
貝掛温泉の源泉は温泉の泉質名には出てこないメタホウ酸とメタケイ酸を多く含みます。メタホウ酸は殺菌作用があるんだかとか。
次は露天風呂。圧巻の広さの露天風呂に貝掛温泉の源泉が贅沢に加温なしでかけ流しです。右奥にも一つ小さい露天風呂があり、こちらはあがり湯用に加温されています。ちょうちんがなんともいい雰囲気。
お湯は当然ぬるめなので冬季はあがり湯がないと少しつらいかもです。
ちなみに夜の露天風呂はこんな感じになります。ぜひ宿泊して夜の露天風呂も入ってみてください
日帰り入浴の時間帯は女性用となっているのがこちらのお風呂です。
宿泊すると19時から翌朝までこちらのお風呂が男性用となります。
内湯の大きさや造りはほぼ一緒です。
手前が加温浴槽です。
奥側が源泉浴槽でぬるめ。
露天風呂はもう片方とだいぶ大きさが異なり小さめです。
露天風呂は加温されているのでぬるめの源泉は堪能できません。。
宿のHPにも日帰り入浴歓迎と書いてありますが、受付時間が14時までと短いので要注意です。かぐらスキー場のすぐ近くですが、
スノボ帰りに寄るにはちょっと難しいかもしれません。長湯になりますので、時間に余裕をもって来られると良いと思います。
珍しい目の温泉。日帰りで楽しめるのでぜひオススメです。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1993mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。旧泉質名では含塩化土類食塩泉。