旅館清水屋
日帰り入浴時間 10:30〜19:00
日帰り入浴料金 800円
露天風呂 あり
お風呂の数 1箇所
タオル 300円 ロゴあり 歯ブラシ付き
客室数 12室
源泉 鹿の湯 行人の湯混合泉
泉質 単純酸性硫黄泉(硫化水素型)
温度 53.7度
成分総計 1,064mg pH 2.36
1400年以上の歴史があり、共同浴場の鹿の湯を中心に温泉街を形成しています。
清水屋は江戸末期の安政年間創業で那須湯本きっての老舗旅館です。
中に入ると意外と広く立派な玄関です。
入浴料800円を支払い温泉へ。
タオルは300円です。清水屋の立派なロゴ入り。
歯ブラシつきです。
階段を降りて1階が温泉です。
1階には今どき珍しい卓球台がありました。
宿泊すれば温泉卓球ができるのかも。
お風呂は卓球台の目の前です。
お風呂に入ると大きな内湯が2つに仕切られています。
右側は結構熱め、左側は少しぬるくずっと入っていられる温度です。
竹の樋で引湯されてますがこれがまたなんともいい感じ。
途中宿の方が入ってきて「ぬるくないですか~?」と。
個人的にはぬるめの方が好きなのでちょうどよいですとお答えしました。
絶妙な温度なのでぬるめの方の湯船で寝ている方もいらっしゃいました。気持ちわかります。
ちなみなやぬるいときは竹の樋の先端で湯量をいじればいいのだそうです。
ここ清水屋さんはこのあたりでは珍しく露天風呂を持っています。
露天風呂は若干黄色がかった硫黄泉で、こころなしか内湯よりも濃い感じがします。なかなか熱めです。
椅子はありませんがシャワーがひとつだけあります。
シャンプー、ボディソープ完備。
なぜか内湯に観葉植物がありました。この強い硫黄の臭気の中で生きていけるんでしょうか。。枯れてないのがすごいです。
温泉は単純酸性硫黄泉です。
【温泉分析書の見方】
成分総計が1000mg以下の場合は単純温泉となりますが、硫黄や水素、鉄、二酸化炭素などの特殊成分を含む場合は単純温泉にはなりません。
総硫黄(温泉分析書では硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素と書かれているものの合計)が2mg以上で硫黄泉、水素イオンが1mg以上で酸性泉を名乗れます。
こちらの温泉は成分総計は1000mg以下ですが、総硫黄が88.5mgとかなり多く、水素イオンも4mg含んでいますので硫黄泉と酸性泉いずれも満たします。
よって単純酸性硫黄泉となります。硫黄泉でも硫化水素イオンが主流のものを硫黄型、遊離硫化水素が主流のものを遊離硫化水素型と呼びます。
なかなか日帰り入浴も人気があるようで、ひっきりなしにお客さんがやってきていました。
那須湯本でひなびた内湯と露天風呂に入りたいかたはこちらの旅館がオススメです。